超重量級のPCゲームを快適に遊びたい!しかもノートで!
と思ったらパソコン工房のGSNシリーズ「15GSX8050-i7-YFB」はいかがでしょう?
ただいまお盆休みセール(8/18まで!)でさらにおトク(10,000円OFF!)になっている15GSX8050-i7-YFB。お借りできたのでさっそくレビュー!
一言で言うと、GeForce GTX 870の強烈パワーは、満足すぎる!
スペック
今回お借りした15GSX8050-i7-YFB。
まずはスペックを見てみましょう。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 8.1 Update |
ディスプレイ | 15.6インチ フルHD(1920×1080ドット)対応非光沢カラー液晶 ※タッチパネル仕様ではありません。 |
CPU | Intel Core i7-4710MQ (Haswell) |
チップセット | インテル(R) HM87 Express チップセット |
メモリ | DDR3L SO-DIMMスロット×4 ※2スロット分はお客様による変更ができません。お近くの販売店までご相談ください。 |
SSD/HDDスロット | 2.5インチ(7/9.5mm)HDD/SSDスロット×1、mSATA(Full)×2 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 870M 6GB GDDR5 |
カードリーダー | SD(HC/XC)/MMC/MEMORYSTICK対応カードリーダ |
サウンド機能 | High Definition Audio subsystem (内蔵ステレオスピーカー) |
有線LAN | 1000BASE-T LANポート |
無線LAN | IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN + Bluetooth 4.0 LE [本体内蔵] |
内蔵PCカメラ | 200万画素 |
外部端子 | ヘッドフォン/スピーカ出力×1、マイク入力×1、ライン入力×1、S/PDIFアウト(ミニプラグ型)×1、USB 3.0ポート×2、USB 3.0/eSATA兼用ポート×1、USB 2.0×1、miniIEEE1394a×1、ディスプレイ出力(HDMI×1/DisplayPort 1.2×1/miniDisplayPort 1.2×1) |
外形寸法 | 約幅376mm×奥行256mm×高さ35~43mm(※最大突起物を含まず) |
バッテリー | 約3時間22分(※JEITA Ver.2.0測定法準拠) |
重量 | 約3.1kg(※バッテリー含む) |
CPUはi7-4710MQ、グラフィックはGeForce GTX 870MとノートPCとしては最強クラスのパーツをおしみなく搭載しています。
特にグラフィックスメモリに関しては要注目。
上位クラスのゲーミングノートでも、グラフィックメモリはたいてい2〜3GBメモリですが、15GSX8050-i7-YFBはなんと6GBという異例とも言える大容量。
重量級ゲームが必要とする大量のテクスチャでも、グラフィックメモリだけで全部格納できるんじゃないか!?と思えるほどな広大なキャパシティを誇ります。
ベンチマーク
では気になるベンチマークをさっそく公開です!
ベンチマークソフト | スコア |
---|---|
3DMark(2013) Fire Strike | 4243 |
3D Mark 11 | P7013 |
FF14 エオルゼア FULL HD | 7384(非常に快適) |
FF14 エオルゼア 高品質(ノートPC) | 15527(非常に快適) |
ウイニングポスト8 | フレームレート 常に30fps以上 |
ドラゴンクエストX FULL HD | 15039 |
どれもこれも確実に満足できるスコアです。
まずは3DMark(2013)のFire Strike。
光、透明、ブラーなどGPUの限界を試すこのテスト。この記事を読むゲーマーなら当然ご存知だとは思いますが、GT840MなどのミドルクラスのGPUでもコマ送りと化してしまうほどの重量級ベンチマークです。
Fire Strikeのスコアは3000を超えれば上出来という中で、なんと4243!
ひとケタ上の、ノートとは思えない数字を叩き出します。
さらに途中で挿入される物理演算のベンチマーク。主にCPU能力が問われ、普通のノートパソコンではこれまたコマ送り状態になります。
しかし本機に搭載のi7-4710MQはなめらかに再生してくれました。これを見てしまうと「ゲーム用CPUとしてはi7-4700以上は外せないな〜」という気分になります。
FF14についてはFULL HDで最高品質オプションをONにしても7000超えとなり、非常に快適の評価。デスクトップ機にも匹敵します。
設定に遠慮はいりません。
また3DMark11でもP7013と高い能力を示しています。
ドラクエXもFF14同様、あらゆるオプションをONにしても平気で描画します。スコアは15039と笑えるほどの数値です。
シムシティ
そしてそして、やっぱり試したいのはシムシティ!
「あんたまだシムシティやってるのか!」とツッコまれそうですが、あと2、3年はやってますのでお気になさらないでください。
では、FULL HD(1920×1080)に設定し、オプションというオプションを全部オンにして・・・
ぐわーーーーー!
ぐりんぐりん動く!
処理落ち?まったく感じません
ヤバイぞこれは・・・
以前にGTX 780Mで試したこともありましたが、マウスでおもいっきり動かすとわずかにブラー※1が発生することがありました。しかし15GSX8050-i7-YFBはどんな状況でもマウスに追従してくれます。
(※1 ブラーとは動きに合わせたぼかし処理のこと。シムシティでは処理落ちをごまかすために使用されている)
こいつはすごい・・・
シムシティはシムシティ シティーズ オブ トゥモローという拡張パックがあります。
これを追加すると非常に未来チックな街を建造できますが、エフェクトがすごくてけっこう重いです。しかし本機なら、未来都市全開で作っても処理落ちをまったく感じさせないほどの速度。
美麗なビジュアルをフルスピードで描ききってくれます。
たまりません。
非常に打ちやすいキーボード
そして今回、僕的に非常に気に入ったのがキーボード。
適度な反発力があり、バックパネルがしっかりしているので中央部分のたわみもほとんどありません。
僕はノートパソコンではLenovoのキーボードが好きですが、本機のキーボードもなかなかのもの。
あえて指摘するなら押し下げの力をあと5g程度減らしてほしい。もう少し軽く打ちたいと感じました。
とはいえ剛性感は非常によく、この原稿を書いているのはこの機種のキーボードですが、長文も気持ちよく打てています。
キーボードとコスト
ゲーミングパソコンではCPUやGPUにコストをかけたいもの。
キーボードは真っ先にコストを削られてしまう部分です。
しかし15GSX8050-i7-YFBはしっかりとしたキーボードを搭載しています。
こういう見えにくい部分にコストをかけている機種は、僕は好きですね。
ゲーム性能はもちろん、普段の書類作りでも満足したい!という場合にも安心してお勧めできます。
i5とi7
ちなみに15GSX8050-i7-YFBのスペックと価格ですが、i5-4210M+GTX 870Mを搭載したものが119,980円から、i7-4710MQを搭載したモデルが132,980円からと、差はそんなに大きくありません。(2014/8/14現在)
もちろんこの価格差は迷うところですが、「永く使っていこう」と考えているのならi7-4710MQを選んだほうが、満足度が長続きするでしょう。
特にゲーミングマシンは自分のプレイスタイルと一体化して、体の一部のようになっていくものです。慣れた一台をできるだけ永く使いたいはず。
そう考えるとi7は最低限選ぶべきではないかと感じました。
WTS的まとめ
まずは気になるベンチマークをレビューしてみました。
結論から言えば2014年時点で、本当に満足できる1台です。
本機ではあらゆるオプションをとりあえず全部ONにして、「ちょっと重いかな〜?」と思ったら少しずつ下げていく、そんな設定方法になるでしょう。
「最初はギリギリまでオプションを絞って、耐えられるならONにしていく」という従来のノートPCとは真逆です。15GSX8050-i7-YFBはそれほどまでに高い能力を秘めているのです。
次回は本体の設計や、キーボード、拡張ポートなどを詳しく見ていきます。
パソコン工房 15GSX8050-i7-YFB
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