どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
ようやっと入手できました!マイクロソフト製の超高機能・高級ゲームコントローラ「XBox Elite ワイヤレスコントローラ シリーズ2」です!
一つ前のXBox Elite ワイヤレスコントローラで、1万5千円超えという常識を超えた高級路線を開き、しかも発売と同時に全世界から在庫が蒸発するほどの大ヒットを記録。
マイクロソフトのゲームに対する本気度を示してくれました。
かくいう僕も、XBox Elite ワイヤレスコントローラ (シリーズ1)は使いやすくて、もう手放せないものとなっています。精密なスティックの感触に慣れると、他のコントローラが使いにくく感じるほど。
XBox Elite ワイヤレスコントローラ (シリーズ1)のくわしいレビューはこちら。
そしてついに発売された第二世代コントローラ「XBox Elite ワイヤレスコントローラ シリーズ2」。税込み19,778円と高額なのは変わりませんが、これまたヒットを記録中です。
一体何が変わったのか、比較レビューをしていきますよ!
またしても在庫が”蒸発”
まず購入前の騒ぎについても少し触れます。
シリーズ2発売は去年10月頃でしたが、またしても発売と同時に在庫が”蒸発”。発売日を毎日チェックしていた僕も、入手を逃しました。(そのあとすぐヤフオクとかアマゾンに高額で並んだので、購入者には転売ヤーがかなり含まれていたはず。)
しかし、今回は買い逃したことが逆にラッキーなことに!
なんと全世界で初期不良が多発!
特に多いのがAボタン、Bボタンの問題。買ってすぐなのに「反応しない」「押したまま戻ってこない」などの症状が出たと、Amazonや海外レビューサイトで怒りの声がつぎつぎに上がったのです。
ある人は3回も交換になったのにすべてダメで、「次のロットを待ってくれ」と言われ、かれこれ2ヶ月も待っている、などという結果に。
出荷時のテストが甘かったのか(というか、買ってすぐにボタンがきかないなんてチェックの内容すらあやしい)、XBox Eliteの「高級、高品質」というイメージにかなりキズがつきました。
そういう問題も無関係ではないと思いますが、次の入荷は、発売から4ヶ月もたった2020年1月になってしまったのです。この記事を書いている2020年2月1日では、公式サイトなら普通に買える程度の在庫になっています。
高級路線はそのまま
さて届きました!
いつもながら高級感ある箱。コントローラー1個なのに、何が入っているのかと思うほどズシリと重い。
中を開けるとシリーズ1とそっくりな、まるっこいハードケースに入って登場。ちなみにシリーズ1は、出してから1回もケースにしまったことがない。(笑)
ハードケースいらないので安くしてくれ。
ハードケース内の構成もだいたい同じ。取替用の形や長さの違うスティック、十字キーと円形キーです。今回は真ん中にスティックの角度を調整するツールが付いたのが新しい。
ケース内側の色がグレーからブラックに変わっていますね。
もう一つ大きい違いは充電器が付属すること。
シリーズ2の本体をどかすと、下に布をかぶった四角い部品があります。これが充電器。
充電器本体。この上に置くだけでコントローラが充電できるので便利!端子はUSB Type-C。
置いたところ。
充電器に完全にかぶさって、普通に置いてあるように見えますね。
旧シリーズ1は電池式で、オプションのバッテリーパックを買うと充電できるようになります。
シリーズ2では完全充電式になり、電池は交換不可能です。そのため裏のフタはありません。シリーズ2は中央付近に充電端子が付いていますね。
コントローラをじっくり眺める
コントローラの細部を比較していきます!
見た目で大きく違うのはコントローラ上部のパーツ類。
まずXBoxボタン周りの金属の加飾がなくなり、スッキリしました。またXBoxボタンも濃いグレーになっています。
そしてLT、RT、LB、RBもダークグレーに統一。
シリーズ1は明るいシルバーでいかにも「金属だぞ!」という存在感がありましたが、シリーズ2はコントローラ全体として1つのカタマリという感じを出しています。
重厚感が増し、強力な「武器」という雰囲気があります。
ちなみに中央はUSB端子。シリーズ2は最新のUSB Type-Cに変わっています。(シリーズ1はUSB Micro-B)
Type-Cは裏表がないので、充電切れのときにサッと挿せるのもうれしい。
もちろんキーやスティックはすべて金属製。感触は大きく変わらず、金属特有の「コッ」という静かな音と、精密機械のようなブレのない押し下げ感がすばらしい!
スティックも同様、まったく引っかかりのないなめらかで精密な操作が可能。
LT、RTは押し下げ深さが変わりました。
シリーズ1は「浅い」「深い」の2種類でしたが、シリーズ2は「ごく浅い」「浅い」「深い」の3段階に。
この「ごく浅い」設定がとてもイイ!
というのも、LT RTはFPSなどで銃のトリガーとして扱われることの多いボタンですが、ストロークが深いと、何十回も引いていると指がつってきます。(歳っていうな!)
ごく浅い設定にすれば少し引くだけでOKなので、指の疲れがぜんぜん違う!これだけでも買う価値ある。ほんとに。
ちなみに一番深い設定は、レースゲームで微妙なアクセルワークが可能になります。スイッチひとつですぐに切り替えられるのもいいですね。
裏のパドルもかなり良くなりました。
けっこう長くて幅広だったシリーズ1は、ちょっと指を動かしただけでパドルにあたってしまい、暴発がよく起こりました。なので一番長いパドルは常に外していました。
シリーズ2は長さは少し短く、幅もスリムになっています。
また角度が本体にピッタリと沿うようになり、操作感は非常に良くなっています。下写真のように、単純に握っただけでは当たらないようになりました。
またクリック感も、シリーズ1に比べ「カチッ」とクリック感のある、明確なものに変化しています。(音はしません)
比べてみました。
シリーズ2はパドルの先端が少し小さくなっていて、グリップ側にピッタリと寄っているのがわかるでしょうか。
このおかげで暴発はだいぶ減りました。
それでも完全に慣れるまではときどき指が当たることがあります。気になる場合は外してしまえるのもEliteコントローラの特長。
豊富なカスタマイズ
シリーズ1同様、ボタンとスティックのカスタマイズも豊富。
まず十字キーと円形キーの取替。格闘ゲームなどは円形キー、アイテムセレクトなどは十字キーのほうがやりやすい。
スティックも色々。
平頭、丸頭、シャフトが長いもの、短いものがあります。
左右どちらでも好きな組み合わせが可能!
ドライブゲームは長いスティックを使うと、微妙なハンドリングが可能になります。丸頭なら格闘ゲームで操作しやすい。平頭は中央がへこんでいるので、スティックの押し込みがやりやすい。
好みで組み合わせできるのがGOOD!
外部コネクタは同形状
本体下部の外部コネクタは同形状です。ヘッドホン端子もあります。
ただ、本体自体の形が変わっているので、既存のElite用オプションは取り付けできないものもあるでしょう。
ワイヤレスユニットはそのまま使える
コントローラをパソコンにワイヤレスでつなげる、「Xbox ワイヤレス アダプター for Windows 10」は、シリーズ2でもそのまま使えました。
既存のものを買い換える必要はありません。
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