最近は無線LANがさまざまな場所に設置されています。
マンションやアパートになればほぼ全室電波が飛んでいる状態でしょう。
そこで問題になるのは「混線」。
無線LANにはチャネルといって通信信号の区画があります。しかしチャネル数は多くはなく、2.4GHzで14チャネル、5GHz帯で20チャネルほどしかありません。
今日はMacでWiFi Explorerを使い、混線具合を確かめて調節したいと思います。
なぜ過密状態になっているのか?
冒頭で解説したとおり、無線LANのチャネルはけっこう少ないです。
一般的なスマホや無線LAN対応機器は2.4GHzのみを使用しています。つまり14チャネルのなかに何台ものルーターやパソコン、スマホがひしめき合っている状態になります。
さらに多くの人はメーカー設定そのままで使っているため、特定のチャネルだけが過密状態になっているのです。
逆に言うと特定のチャネルは誰も使っていない、という事もありえます。今回はこのスキマのチャネルを有効活用する方法です。
開けばすぐにわかる
まず使うツールはWiFi Explorer。
開けばすぐに検索を始めます。
グラフが何本も重なっている場合は同じ帯域を使っているルーターが多い状態です。3本以上重なっていると混線で遅くなるときがあります。
下の画面では左側1〜8チャンネルが非常に混んでることが分かります。
ただし複数アンテナを搭載しているルーターや、11n/b/g/aなどを同時に使用できるルーターは1台で複数表示されます。
同じSSIDの場合は1台ですから過密ではありません。
過密なチャネルは調整する
3本以上重なっている場合は開いているチャネルに調整しましょう。
ルーターの管理画面でWi-Fiの設定画面に入り、チャネルの設定部分があると思います。ここで空いている番号に設定します。
自動設定になっている場合、ほとんどの場合は空いているチャネルを自動で選択しますが、タイミングによっては過密なチャネルが選択されてしまう場合があります。WiFi Explorerで常に空いているチャネルにしたほうが良い場合もあります。
調整はお使いのルーターの説明書を参照してください。
WTS的まとめ
WiFi Explorerを使うことでより緻密にルーターを調整することができます。
非常に便利なツールですね!