VMware Fusion 7発売!新旧比較ベンチマーク!

最近ちょっとパソコンのテスト案件が溜まってしまい、VMware Fusionのレビューがだいぶ遅くなりました。

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2014年9月3日に発売となったMacの仮想化PCソフト、VMware Fusion(ヴイエムウェア フュージョン)7。ようやっとレビューです。

まず価格は以下のとおり

  • 新規インストール版 10,593円
  • バージョンアップ版 7,574円

今回もパッケージ版は販売せず、すべてVMware公式サイトからのダウンロード販売となっています。バージョンアップ版はVer.5、Ver.6ユーザーが利用できます。(要シリアルキー。シリアルキーがわからなくなった場合はVMwareサイトにログインすれば表示できます)

今回はまず新旧テスト。前作VMware Fusion 6と今回のVMware Fusion 7を比較テストしてみます。

記事中の商品/サービス

内容

VMware Fusion 7は画面周り、処理速度のアップを果たしたと宣伝されています。

先立って発売されたライバルのParallels 10は、前バージョンと比べさらに描画速度がアップ!「ゲームに強い」というウリ文句通りの描画速度を見せました。

さて、VMware Fusionのバージョンアップの成果とは?

必要スペック

今回からOS X 10.8以降が必須となります。10.7までの人はアップグレードが必要になりますので注意してください。

また仮想化して使うOSによってはこれ以上のスペックが必要になります。以下はあくまでVMware Fusion本体をインストールするための条件になります。

項目 必要スペック
CPU Core 2 Duo以上
RAM 2 GB 以上
OS X OS X 10.7.6 (Lion) 以降
HDD パラレルス Desktop 10 自体のインストールに 850 MB + 仮想マシン用の容量

ベンチマーク機種

MacBook Pro Retina ‘13(Late 2013)

項目 スペック
CPU Core i5-4288U 2.6GHz
メモリ 8GB
SSD 512GB
グラフィックス Intel Iris Graphics 5100

仮想マシンへの割り当て

仮想マシンはWindows 8 Enterprise 評価版にて構築。割り当てリソースは下記のようにしました。

解像度ですがRetinaで非常に高いDPI(HiDPI)となってしまうため、あえて一般的なノートパソコンの解像度である1400×900に絞っています。

項目 スペック
CPU 2コア
メモリ 4GB
SSD 60GB
解像度 1400×900

ベンチマークソフト

3DMark 06

VMware FusionはDirectX 9.0までの対応となります。10以降のソフトをは動かすことができません。もし最新のゲームをプレイしたい場合はゲームで使用されるDirectXバージョンを事前に調べましょう。

VMware Fusion 6

まずは旧バージョンVMware Fusion 6のテストです。

テストは問題なく終了し、3Dmarkは4713

多数のオブジェクトが入り乱れる場面や光が多かったりする場面では処理の重さを感じるものの、全体的にそつなく動いている、という感触です。

軽いゲームならプレイできそうな数値に落ち着きました。

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VMware Fusion 7

次は新バージョンのVMware Fusion 7のテストです。

まずバージョンアップで心配になるのはVMware Fusion 6からの仮想マシンの移行ですが、全く問題ありません。

VMware Fusion 6からの移行は非常にカンタン。というか特別な操作は不要です。インストールするだけですぐに前バージョンの仮想マシンが表示され、ダブルクリックで起動可能に。

 

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起動すれば内部のVMware Toolsを更新するように促されます。処理速度の向上、新機能への対応ができなくなりますのでなるべく早めにインストールしたいところ。

 

設定画面は大きくは変化していません。もともと分かりやすい設計でしたからそのまま踏襲しています。よく見るとアイコンの雰囲気がちょっと明るくなり、Yosemiteのカラーリングとマッチするようになっています。

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さて、ベンチマークを取ってみましょう。

動作中はVMware Fusion 6とそんなに大差無いような感触です。重くなる場面、FPSの変化もほとんど同じと感じます。

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さて、気になる結果は、4949!

わずかながらのアップです。高速だった前回から着実に数字を伸ばしてきました。

WTS的まとめ

今回は基本的なベンチマークを取ってみました。

OS X Yosemiteにもしっかり対応しており、速度も着実にアップ。VMware Fusionの特長である安定感のある速さも健在です。

ちなみに前作のVMware Fusion 6はOS X Yosemiteでは「互換性のないアプリケーション」となり起動不可能になります。Yosemiteを使用する場合は必ずバージョンアップが必要です。

次回はより細かな機能を見て行きたいと思います。

 

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