VAIO S11が届きましたよ~!さっそくいろいろ試してます。どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
ファーストインプレッションということで、まずは基本的な触り心地や本体の様子などを見ていきたいと思います。MacBookとの比較やベンチマークはまた後日となりますので少々お待ちを。
では見ていきましょう!
シンプルだが存在感のある箱
箱のなかに小さな箱が。
箱はダンボールに黒い印刷でVAIOと書いてあるだけですが、なかなかの存在感。
ついに登場!VAIO S11です。
天板
今回のカラーはシルバー。その他にブラック、ホワイトがあります。
落ち着いた感じのシルバーで、白っぽくはありません。硬質な色合いに仕上がっています。ここはぼくの予想通りでうれしいところ。
天板は金属ではないと思いますが、手ざわりは金属っぽいひんやり感。金属なのかな?いや塗装かな?いや金属かな?金属に塗装かな?(うるさい)
がっしりしたボディ
ボディは(MacBookと比べると)厚みがあります。プラスチックが多用されていますが強度は十分でがっしりした感じ。
筋肉質という言葉がピッタリきますね。
ディスプレイオープン
ディスプレイを開けてみましょう。
ここで1点驚くのはVAIO S11は指1本でディスプレイのオープンが可能な点!
なかなかこれを実現するのは大変で、しかも評価する人も少ないので通常はコストをかけない部分。ほとんどのノートが両手でグイグイと広げないと開かないと思います。
さらにVAIO S11は非常に軽量(920g)ですから、かなり計算しないと指1本オープンはむずかしい。よく作ったな~と関心します。気持ちよさが全然違いますね。(ちなみにぼくがいまメインにしているi5700も指1本オープンができます)
ただ、最後まで開ききるにはディスプレイ下部についている高さを出すためのツメが抵抗になり、指1本ではむずかしいときがあります。すべすべの机なら開きますが、木の机ではムリでした。(本体ごと移動してしまう)
あとザラッとした木の机で開こうとすると、ツメがゴリゴリッと言うのがちょっと気になる。
ディスプレイは半光沢。
ノングレアよりは反射が多いが、グレアよりは反射が少ないという光沢感。IPS液晶で、色合いは深みがあり明るさも十分。見やすい液晶だと思います。
しかし表面コーテイングの影響か、ナナメから見たりするとギラツブ感がわずかにあります。(98%の人は気づかないと思いますが) ディスプレイに異様にこだわる人は実機を見て判断してください。ぼくはま~ったく気になりません。
キーボード
キーボードは11インチでコンパクト。
キーピッチはおよそ17mm。普段使っているキーボードRealForceは19mmなのでそれと比べるとわずかに狭いですが、11インチの大きさということを考えれば十分といえます。少し使っている間にすぐに慣れます。
配列は基本に忠実。
海外メーカーですと隅に行くほどボタンが縦長になったり、シフトキーが短くなったりする、いわゆる「変則キー」が増えてきますが、そこは日本メーカーのVAIO。デスクトップキーボードと同じような比率を保っています。
エンターキーは適度に大きく、シフトキーは長く、TAB、Caps Lockも中程度の長さ。もちろんTABの方が少し短い。カーソルキーもしっかり離れて凸型に配置され、末尾のキーに混入していません。
気を配って作っているのがよくわかる、優等生的キーボード。
打鍵感はは非常に良い。丈夫なバックプレートに支えられ、たわみやユルさは全く感じません。ガシガシ打つぞ!という気にさせます。
打鍵音は確かに宣伝通り静か。 トトト トトトという、低く響かない音です。大きなエンターキーやスペースキーにおいても、パシャパシャといった高い音は発生しません。エンターを勢い良くたたくと「タンッ」という控えめな音。
キーが小さいためか、エッジの部分に指の腹が触れる感触となり、なんとなく真ん中がふくらんだ丸い感じのボタンに思えてきます。キーの表面は意外にすべすべした感じ。もう少しザラッとしていてもいいかな。
汚れは確かに付きにくい。Macは最初にさわった時にはもう指紋が脂っぽく残りますが、VAIO S11はしばらく打ったあとでもこの通り。
豊富なポート!
そしてそして、一番うれしいのはこの豊富なポート類!
- USB3.0 2個
- USB3.1 Type-C 1個
- SDカードリーダー
- 有線LANポート
- VGA
とまあこの大きさに可能な限り詰め込んであります。通常使用する中で足りないポートはほぼないでしょう。これでUSBハブから開放される!
USBはType-Aも最新のType-Cも付いていますから、従来のUSBメモリもこれから増えていくType-Cデバイスも問題なく使えます。これは便利すぎる。
ちなみにType-CはUSBプロトコル 3.1に対応していますから、ディスプレイの出力にも対応しています。すでにHDMIに変換するケーブルなども出ていますので、複数ディスプレイも実現できますね。(本音をいうとHDMI端子は欲しかった)
WTS的まとめ
とりあえず本体外観をざっと見てきました。とにかく「仕事用」を意識した軽さ、丈夫さ、豊富なポート、打ちやすいキーボードが揃っています。厚ぼったい、ポートのデザインが○○、デザインがイマイチ、という意見もインターネットでいくつか見つけました。
Macのような見た目の美麗さではなく、使えるものを使いやすく提供するというのも、ぼくはまたデザインだと思うのです。