今日はLenovoのノートPC ThinkPadシリーズでディスプレイオプションとして選ぶことのできる「プライバシーフィルター」を詳しく紹介しましょう。
プライバシーフィルターはその名の通り、ディスプレイの秘密を守る機能。
いったいどうやって守るかというと、プライバシーフィルターをONにすると、ディスプレイの横から見ようとすると真っ暗に見えるのです!
どのくらい見にくくなるのか、通常使用には影響しないのか、確認してみました。
プライバシーフィルターはかなり重要
500nitとかHDR10とか、ディスプレイの発色の美しさを競う昨今。逆にディスプレイを見づらくするプライバシーフィルターなんて、なんの意味があるのでしょうか?
ビジネス用途が主なThinkPadシリーズは、必然的に機密情報を多く取り扱うことになります。
例えばアマゾンの売上を一夜にして追い抜くようなスーパービッグアイデアを練っていたとします。
そのプレゼンを電車内で編集しているとき、もしかしたら隣のオッサンが盗み見て速攻でパクられ、あなたは貧乏なままで隣りに座った見知らぬオッサンがジェフ・ベゾスと肩を組んでいるかもしれません。
または社員のメールアドレスやパスワードを管理していたとします。
飛行機内で編集していたら、隣りに座ったスパムメール業者のオッサンに盗み見られ、社員に毎秒10通のスパムメールが届くようになるかもしれません!
いや、なんでオッサンばかりなんだよ。という疑問はさておき、ビジネスデータというのは表示しているその時点で危険にさらされているのです。
そこで役立つのが冒頭のLenovoのディスプレイ プライバシーフィルター。
横からの視線をカットしてくれるオプションです。ではどの程度見えるのか、見えにくくなるのか、写真比較していきましょう。
まずONとOFFの状態の「正面から」の写真です。
正面からはあまり見え方は変わりません。
ONにするとフチに行くに従ってあきらかに暗さがあります。ただ、OFFの状態でも、プライバシーフィルター非搭載のマシンと比べると少し暗いです。
次に横から見てみましょう。
これは完璧に差が出ました。
OFFでもフチから10cmほどは少し暗く見えます。
ONにすると少し斜めにしただけで画面の半分以上が暗く見え、上記のように隣の席から覗くような角度にすると、もう真っ暗で写真すら判別がつきません。
お断りしておきますが、左右は全く同じ画面を表示しています。派手な赤の写真なのですが、何色なのかも分かりづらいほど暗いですね。
この状態で小さい文字を読み取るなんて、不可能に近いでしょう。
ちなみに下写真はプライバシーフィルターなしの、通常機種。すみずみまで明るく見えます。違いがおわかりになるでしょうか。
上記に描いたとおり、正面からは多少暗さはあるものの、ONでも十分に作業可能。
便利さをスポイルせずに、機密情報を守ってくれる、非常に効果の高いオプションと言えるでしょう。
WTS的まとめ
いくらプライバシーフィルターを付けていても、パソコンにログインしたまま放置してトイレに行ったりしたら、全ては無意味ですのでご注意ください。(笑)
高機密情報を扱うことが多い医師、経営幹部などは、ぜひ検討に入れたいオプションです。
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