僕は自分のパソコンも他人のパソコンも、中古パソコンをよく使います。(多い時で1年10台ぐらい)
中古パソコンはたいてい中古でも保証が長いPC-WRAP、ThinkPadの扱いが多いBe-Stock、幅広いジャンルを揃えるジャンクワールドあたりで調達するのですが、特に相手の指定がない限り、機種はThinkPadを選びます。
今日は僕がなぜThinkPadを選ぶのか、5つのポイントを挙げてみます。
1. 丈夫
ThinkPadはとにかく丈夫です。
もともと業務用途を意識しているので、ちょっと落としたりぶつけたりしても、そうそう壊れないような作りです。(傷はつきますが、再起不能になることが少ない)
最近はThinkPad X1 Carbonのような超薄型ウルトラブックも出していますが、それでも丈夫さを最重視する姿勢は変わっていません。
無事データを取り出し、新PCに乗り換えることはできたのです!
これは幸運な例だとは思いますが、ThinkPadでなければどうなっていたのか、と考える1日になりました。
ただしその分、オシャレ感があまりありません。ゴツくて、どちらかといえば男性が好んで持ちそうなデザイン。
別シリーズのIdeaPadは、比較的おしゃれで、家庭内使用や女性を意識したデザインですが、設計コンセプトや頑強度においてはThinkPadシリーズとは別モノとなりますので、注意したいところ。
2. 価格がこなれている
次に価格です。
ThinkPadは大企業でいっぺんに何十台と導入することも多く、玉数が豊富です。
企業向けリースですとたいてい5年でリース満了となるため、大手の会社でリース期間が終わったものが大量にオークションに出てきたりします。
すると同じスペックのマシンが中古市場で豊富になり価格が下がってくるため、他メーカーの同等スペックのマシンより1割〜2割程度安く手に入ることもあります。お得です。
特に3月、9月、12月の決算月前後が狙い目。
3. キーボードがヘタレない
ThinkPadはキーボードの設計も非常に良いです。
僕はパソコンのキーボードにはかなりこだわっており、デスクトップでは2万円近くするRealForceという高級キーボードを使っています。指に軽く力を入れるとクッと下がり、トンッと硬めの底づき感があり、適度な反発で上がってくる。
わずかなタッチ感で、使いやすさや疲れぐあいがまったく変わります。
ノートPCはキーボードが交換ができないので、より慎重に選ぶ必要があります。キーボードが良いと思えるノートPCはThinkPadとパナソニックのLet’s noteのみ。(最近は富士通、HPも良くなってきています。)
特に硬めの底づき感は、ボディのフレームがしっかりしていないと出せません。プラスチックのヤワヤワボディでは実現できない感触なのです。
丈夫なフレーム設計はお金がかかる割に、ほとんどのユーザーは気づかないので、けっこうおろそかにされてしまう部分です。使い比べるとわかるのですが・・・
ThinkPadはハードな使用を前提としていますので、5年落ちでもヘタリが少ないことも良い部分です。
4. 説明書とドライバが充実している
普通はあまり気にしない部分ですが、ひそかに重要なのがマニュアルとドライバソフト。
ここもまた業務用途が多いThinkPadならではの充実度。10年以上前の機種でもフツーにダウンロード可能です。(Lenovo サポートページ)
しかも、同じ機種でOSのみを載せ替えることも考えられており、もともとはWindows 7の機種だけどWindows 10にしようかな、という時でもWindows 10用のドライバが手に入ったりもします。(※提供のない機種もあります。)
これ、ものっすごいありがたいです。
古いOS用のドライバしかないと、買ってきてもすぐ使えなくなってしまう場合があります。
例えばサポートが終了したXP用のドライバしか存在しなければ、Windows 10を入れても全機能は動かず、まともに使うことはできません。
(Linuxなどを入れる手もありますが、別モノになってしまいますね)
ThinkPadはけっこう長い期間にわたってドライバを用意してくれます。
マニュアルも素晴らしい。
操作方法やスペック表がついているのは当然ですが、なんと部品レベルでの分解図が必ず載っています。
CPU、さらにマザーボードの取り外しまで解説してあるマニュアルなんて、ThinkPadぐらいのもんです。(ちなみに個人による分解は保証が無効になりますから、説明書があるからとむやみにバラしてはいけませんよ!)
中古品は保証が切れている場合がほとんど。修理も自分でやることが多くなりますが、マニュアルがあればかなり深い整備でも安全、確実に行えます。
しかも5年前の機種でもマニュアルがそろっています。ありがたい。
5. 部品が手に入りやすい
玉数が多いということはここにも影響があります。部品です。
ヤフオクをみるとわかりますが、ノートのモニタ部分だけ、電源のフタだけ、マザーボードだけなんていうパーツが、かなりたくさん販売されています。しかも格安で。
他のどのパソコンと比べてもThinkPadの部品が多い気がします。
ちょっとした部品なら(いや、ちょっとしない部品でも)たいていヤフオクで調達できてしまいます。
- ぶつけて液晶が割れた!>ヤフオクで画面のみ調達
- マザーボード不良の警告が出た!>ヤフオクでマザーボードのみ調達
- HDDが壊れた!>新品や同等中古を調達
と、もうやりたい放題です(笑)。ヤフオクさまさま。
以前友人に格安で調達したThinkPadは、HDD、光学ドライブ、マザーボードまで交換して使い続け、合計(製造年から)8年も使っていました。
初期投資(購入)から部品代まで合わせても、金額は6万円も使っていないはずです。1年に1万円以下で使えていたんですね。(もちろん僕の作業費は「飯をおごるから」で済まされましたが・・・)
WTS的まとめ
僕がなぜ中古を買う時はThinkPadを選ぶのか、大きな5つの理由を挙げてみました。最近のメインモバイルパソコンはThinkPad X1 Carbon。あ、これは新品で買いました。(笑)
1.14kgという軽さで、14インチ 2K解像度を持ち運ぶことができます。多数の使用レビューも書いているので、ぜひぜひご参考に。
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