ThinkPad押しの太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
先日紹介した、タブレットもしくはノート型に完全変形するノートPC「ThinkPad Helix」のレビュー第二弾。今日は日常的な使い心地の感想を書いてみます。
重さは意外に感じる
携帯するデバイスで気になるのはまずは重さ。
ThinkPad Helixは本体(タブレット部)が約785g、キーボード部(ドック)が825gとなります(ともに最小構成の場合)。
合体したウルトラブック状態では1.61kg。
11インチの小型ノートなので油断しがち(?)ですが、意外にぐっと重みを感じます。1.6kgということはMacBook Pro Retina 13インチとほぼ同じ重さになります。
タブレットとして切り離せば約785gで書籍2冊分程度の重量。
Intel Core i7(1) +フル機能のWindows 8を搭載していると考えれば、驚異的な軽さです。
(1 i7は上位オプション)
開き方は特殊
キーボードに挿したウルトラブック状態。
ヒンジ部は特殊な設計になっていて、開き方が独特です。
キーボード部を押さえながらぐいっと持ち上げるような開き方です。開き始めは意外に固くて、無理に開いて大丈夫かな?と思ってしまう感触。(これで正常です)
このフタはなんなんだろうな~と思ってよく見たら、中に小さな冷却ファンが備えてありました。タブレット下部にも冷却穴がありますので、ここから空気を吸いだすんですね。よく考えたものです。
ただこの機構のため、ThinkPadノートではおなじみの180度オープンは使えません。
でもHelixなら切り離してタブレット状態にすれば何の問題にもなりませんね。
ちなみ画面は後ろ向き(相手向き)に挿すことも可能。プレゼンに便利そうです。
タッチパッドがちょっと敏感すぎるかも
キーボードは、この薄さではびっくりするぐらいよく出来ています。押し込み感、打鍵感ともにグッド!タタタタッとすばやく追従してきます。
気になったのはタッチパッド。
面積が狭いのでタッチバッドに親指が当たりがちなのですが、カーソルが動いてしまったり、いきなり変なところがクリックされてしまったりする時がありました。
もう少し鈍感でもいいのか、いや鈍感では今度はクリックがしにくい・・・ギリギリのバランスでしょうか。ちょっと敏感すぎる感じはしました。
タッチパッドの設定はどうするか
タッチパッドは細かな設定が可能です。
Helixのパッドにはボタンがなくパッド自体を押しこむことでクリックできます。
またタップ(トンっとパッドを軽く叩く)操作でもクリック可能。
上記の予想外のクリックはタップ動作が敏感すぎるのではないかと思い、「切」にしてみたらだいぶ良くなりました。
でも今度はタップできないので、クリック操作はいちいちタッチバッドを押し込まなければならなくなります。軽い力で仕事をしたいときにはやっぱりタップが必要です。
ああジレンマ!
ここは改善して欲しい点です。
でもおもしろい
細かな点を見ればいろいろありますが、ThinkPad Helixはとてもおもしろい機種です。
ノートとタブレットの良さを兼ね備え、しかも完全に切り替えられます。
趣味から仕事までさまざまな場所で活躍できる1台です。