仕事(というか雑用)がたくさんあってなんだか効率がよくない太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
1歳の子育て中ということもあって、会社もプライベートも細かな仕事がいっぱいです。
- あっ!あの予定忘れてた!
- あっ!持ち物忘れた!
- あっ!この書類の締め切りまさか今日!?(絶望)
てな感じでいろいろな予定が混乱の極み。これではイカン!マジでイカン!他人様にめーわくをかけてしまう!(というかすでにかけている)
そんなわけで会社もプライベートもひっくるめたタスク管理をすることにしました。
試したのは
- Googleカレンダー
- Jooto(ジョートー)
- Wunderlist(ワンダーリスト)
- Todoist(トゥドゥイスト)
の4つ。
Googleカレンダー
まずは開始初期から使っているGoogle カレンダー。
料金
- 無料
良い点
- カレンダー形式で俯瞰に良い
- リマインドメールが細かく設定できる
悪い点
- 全体のタスクを見渡せない(先の仕事はカレンダーを送る必要がある)
- 過ぎた予定が完了しているのかわからない
仕事をGoogleカレンダーに登録、リマインドメールを設定しメールが到着したら仕事を開始するようにしていました。これはこれでうまく機能していたんですが、タスクリストとしてはイマイチです。
特に過ぎた予定の処理が問題でした。
終わった予定は削除すればよいのですが、削除してしまうと「あれ?あの仕事やったっけ?」みたいにムダに思い出してしまいます。逆にそのままにしておくと、今度は「あ!この仕事やってない!あれ?やったっけ?」となりこれまたムダな冷や汗をかきます。
つまりタスクリストとはビミョーに違うのですね。
まあもともとカレンダーですし。
右側にタスクリストも表示できますが、これは情報量が少なすぎで使えません。
Jooto(ジョートー)
Jootoは1つのプロジェクトボードというグループに、「ToDoリスト」「進行中」「完了」など、進行度に応じて細分化できるのが特長。
またそれをドラッグ・アンド・ドロップで手でポスト・イットを貼り付けるように動かせるのも分かりやすい。
現実の作業をそのままデジタルに変えた感覚で使えます。
料金
- 基本無料
- ベーシック(フル機能):980円/月
良い点
- 着手前、進行中など進み具合も把握できる
- ポスト・イットのデジタル版
- チームでの仕事は分かりやすい
悪い点
- 自分一人で使うと「進行中」などの振り分けはあまり意味がない
- サブタスクが見にくい
- すこし遅い
- リマインダが日付単位
まずは「ToDo」に登録し、始まったら「進行中」へ、終わったら「完了」へとパネルをドロップしていきます。
僕はここに「連絡待ち」というリストを作って他人からの連絡待ちや指示待ちのものを入れていました。
これで進行度を憶えておかなくても、どの仕事が進められるのかをビジュアルに把握できます。チームで並行作業をするときはかなりの威力を発揮しました。
ただ、1人で使うと進行度はだいたい把握できますので、パネルの移動は逆に小さな手間になってしまいました。
あと機能的な面ではリマインダが問題。日付単位でのお知らせしかできません。時間単位でお知らせがほしい時は困ります。(調べてもわからなかったんですが、もしかしたらあるのかな?あったらすみません)
動作としてはこの後のWunderlistやTodoistに比べると多機能でビジュアルな分、少し遅く感じました。
Wunderlist(ワンダーリスト)
非常にシンプルで人気の高いタスクリストWunderlistです。
金額
- 基本無料
- プロ:450円/月 (4300円/年)
良い点
- とにかく単純。登録→完了 の繰り返しがメイン
- 単純ながらビジュアルが美しい
- 日付指定やリマインダもしっかり
悪い点
- サブタスクがすぐに見えない(タスクを開かないといけない)
- リマインダの設定もタスクを「開く」必要がある
非常に単純ながら、背景に美しい写真があったりアイコンがかわいかったりと、ビジュアルが楽しいタスクリスト。
こういう見た目の楽しさも人気の理由なんでしょうね。
機能は非常にしっかりしていて、リマインダ、サブタスク、メモ、添付ファイルと必要十分です。
ただこういった細かな設定は必ずタスクを「開く」必要があり、PCではタスクをダブルクリックするというひと手間が必要になります。開きっぱなしにもできますがサインアウトすると元に戻ってしまいます。
ここが唯一気になるところでした。
単純なタスクをだーっと並べて次々消していくような使い方が向いているのかもしれません。
Todoist(トゥドゥイスト)
僕が現在課金して使っているタスクリストTodoistです。
金額
- 基本無料
- プレミアム:3,399円/年
良い点
- とにかく速い
- あらゆる操作がキーボードでできる
- まとめ方が自由自在
- 先送りなどが使いやすい
悪い点
- 年払いしかない
- ほかと比べて初期画面がそっけない
悪い点にも書きましたがほかのサービスと比べて、画面がかなりそっけないです。これを見て「なんかつまらない」と感じる人もいるでしょうね。ツカミに弱いというか。まあ僕のことなんですけど。
ただ、一度使い出して慣れ始めるとヤバイです。
圧倒的な速さと使いやすさにグイグイ引きこまれます。ムダなものを全て省いた、そっけない画面にこそ意味があるということに気づいてくるはずです。
追加を押すとぱっと入力モードになり、サッと書いて一瞬で追加可能。
詳細な設定も、何かを開いたりダブルクリックしたりという操作はほぼありません。タスクの横にすでにリマインダ用のワクがあり、重要度なども設定可能。一回の操作でだいたい完結できます。
下に追加の仕方を録画しました。
注目して欲しいのはリマインダの設定。
他のサービスではリマインダを設定するときは
- 「期日」をクリック
- カレンダーから日を選択
- 時間を選択
みたいな操作になります。
Todoistは日本語で書くだけ。
例えば期限が明日の10:00なら「明日10:00」と書きます。
3日後の9:00なら「3日後9:00」!
今日が4月1日なら、「明日10:00」は4月2日 10:00に設定されます。
なんだこれすっげーわかりやすい!
来週の月曜日に設定しようとして、見間違いで再来週に設定してしまうこと、ありませんか? Todoistなら「次の月曜日」と入力すればOK!間違いも減らせます。
まとめ方も単なるタスクリストを超えています。
簡易的なカレンダーのように1週間を表示できるモード、ラベルを付けることでプロジェクトをまたいで項目を集めたり、優先度でフィルターしたりとiTunesのような使い方ができます。
そしてこれらの操作がほとんどキーボードだけでできるという点も大きい。タスクの追加なら
- aを押す
- 記入
- Enter
で終了。マウス不要です。
タスクリストはあくまでタスクリスト。主人公はあなたとあなたのタスクであって、登録や並べ替えに時間を使うものではないというしっかりとしたコンセプトが感じられます。
そっけないとばかり書きましたが、その日のタスクを全て完了にするとこんな画面も出ます。毎日この画面にするためにがんばってしまいます!
WTS的まとめ
Todoistは画面がつまらなったので(笑)最後に試したタスクリストだったのですが、いまとなってはなんて回り道をしたんだろうと感じています。それほどイイ!タスクリストとはあくまで脇役。管理や整理に手間取っていては仕事は逆に遅くなってしまいます。その点をTodoistはしっかりと意識していると感じます。
もちろん他のサービスもそれぞれのコンセプトがあり、使いどころによってはTodoistよりも便利に使えます。全部無料で始められますからまずは使ってみるのがいいですね。
タスク管理を考えている人の参考になれば幸い!