どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はマイクロソフトから新発売となったSurface Pro 6(ブラック)をレビューしていきます!
前回は本体全体の使い心地をレビューしました。
今日はイラスト向け、ペンタブの代わりとして使えるのかをチェックしていくぞ!
- 指一本で無段階に倒せるすばらしいスタンド
- 書きやすく高精度なSurface Pen
- 鮮やかなディスプレイはちょっと派手か?
色鮮やかなディスプレイ
前回のレビューでも解説しましたが、ディスプレイは、現在販売されているタブレットマシンとして最高峰です。発色、黒の深さはすごい。
ダイレクトボンディングによりガラスとディスプレイの距離がほぼゼロなので、まるで画面にプリントした写真を貼ってあるかのようにフラット。電子的な画面とは思えない。
とはいえ、AppleのTrue Toneと比べると、ちょっと派手ぎみかなと感じます。ここらは好みですので、気になる人はガンマ値の調節が必要かと。基本的にWindowsのガンマ値は派手めです。
無段階調節のスタンドが秀逸
背面のキックスタンドは無段階調節が可能。しかも最低高4cmほどまで傾きます。さらにその操作は指一本で可能という、魔法のような設計。
この形まで来るとかなり書きやすい。
ペンの使い勝手は上々
ペンは別売りのSurface ペン。
ペン先はちょっと抵抗のある硬質ゴムっぽい素材。すべりまくるApple Pencilと比べるとキュッと止まる感じがあり、書きやすく感じます。
ディスプレイにあたるとちょっとカチッと沈む(ほんの0.1mmぐらい)感触があり、紙に押し当てた感触を表現してあるのかな?と思う。
サイドには多目的スイッチもあり、さらにお尻部分も機能割り当て可能。お尻側は通常消しゴムになっています。
ペンの追従は非常に高精度。四隅まで画面とのズレ(視差)はまったくありません。
僕はデザイン学校卒のくせにまったくイラストが描けないので(汗)、「てすと」と描くテストしかできませんが、ちょっと書いただけでも「なめらかだな~」と独り言をいってしまうほどなめらか。
筆圧、ペンの角度もしっかり検知していて、Photoshopやクリスタでの筆圧にも対応。
液晶タブレット(液タブ)のデファクトスタンダードといえばワコムのCintiqですが、書き味ではかなり迫っているのでは?と感じます。
あとはサイズが12.3インチなので、Cintiqの24インチのようにガシガシと仕上げまで行くのはむずかしいと思います。単純に物理的大きさの制限です。
縦にすればB5ぐらいの大きさですが、縦方向ではキックスタンドは使えないので、ベタッとおいて使うか、手に持って書き込むしかなくなります。
もしデスクトップでもいい、というのなら、Surface Studioという巨大Surfaceも存在します。
28インチもの巨大ディスプレイを、片手でスイッと傾けられるという驚愕の機構で、もちろんペンにも対応。価格はお手頃な415,584円(税込)から。僕のこづかい2年分ぐらいですな。
スペック
今回のレビュー機はCore i5-8250U、8GBメモリ、256GBストレージを備えたミドルグレード。8GBのメモリがあれば、重いオフィスソフトでもスイスイと使用できます。
ちなみにSurface ProにはフルセットのMicrosoft Officeが付属するのも見どころ。オフィスでも、学校行事でもほぼ「必須」と言える23,000円のソフトが付属するのは、かなりうれしいポイント。
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WTS的まとめ
本職のイラストレータでないどころか、まともにイラストが描けない人間が無茶なレビューをしていますが、どうだったでしょうか。ラフから色指定ぐらいまで行けそうな雰囲気。
とにかくCPUパワーが強力で軽いので、出先でのアイデア、大ラフならおまかせな感じですよ。
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