どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
2月も中盤。もうそろそろ新入生、新社会人の準備シーズンになってきますね!
ということで、新生活にはやはり新しいパソコンが欲しくなるところ。使いやすいパソコンを持てば、新しい学校や会社でも成果を上げやすくなるはず!
今日はマイクロソフトから発売されているタブレット+ノートの2つの姿を持つ、高性能なパソコン「Surface Book 2」をレビューしていきます!
デザイン
非常にシンプルな形です。余分なものが全くないほどそぎ落とされたデザインは、Surfaceシリーズ独特の美学で構成されていて、世界の評価もかなり高いのです。
落ち着いたマットなグレーで統一されています。主張を抑え、性別、環境問わず自然になじみます。カラーは選択できず、この1色のみとなります。
特に変わっている点はこの本体後ろの折り曲げ部分。他のノートパソコンのようなヒンジではなく、「マッスルワイヤ」と呼ばれる独自の機構が採用され、動かしやすいのにどんな角度でもピタリと止まります。
工作精度も非常に高い。エッジがあるのになめらかなという絶妙な手触り。
もちろんタブレットとして分離可能
まるでノートパソコンとしか思えないような一体感をもつSurface Book 2ですが、実はタブレットとして分離も可能です。
キーボード上にある分離ボタン、もしくはWindowsのタスクトレイにある分離アイコンをクリックすると、「カシャッ」という小さな音とともにディスプレイが少し傾きます。そのあとは手で引き抜くことができます。
このスイッチでカシャッと動くのがおもしろくて、ついつい何度もやってしまいますね。(汗)
完全なタブレットして分離したSurface Book 2。非常に軽くなり、大画面のタブレットとなります。13.5インチで解像度が高いので、手に持って近くで見るとは迫力がすごい!
戻すときはコネクタ部分に軽く重ね合わせるだけ。強力な磁力でガチッと引き寄せられ、自動でロックされます。使い方もカンタンですね!
ディスプレイ
ディスプレイは13.5インチで高精細な3000×2000ドット(267ppi)。10点マルチタッチに対応。
IPS液晶なのでどの角度から見てもほぼ色化けや白っぽくなることもなく、非常に鮮明です。
それだけではなくPixelSense™という独自技術に対応していて、色味が非常に深い!写真を見るとまるで印画した写真を画面に貼り付けたかのように見えます。
光沢液晶なので鮮明ですが、半面、屋外や蛍光灯の真下では多少の映り込みを感じます。細かな文字を読む作業が多い場合は、映り込みで読みにくさを感じることもあります。
スペック
今回の機種はCore i7、1TB ストレージを搭載する最高クラスのモデル。
薄型軽量でありながら、PhotoShopなどの高度な画像処理ソフトや、動画編集、写真編集にも非常に高い性能を発揮します。
また、最新の第8世代Core i7を採用しているのもポイント。4コア / 8スレッドという多数のコアを持ち、複数の作業を高速でこなすことが可能です。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64-bit |
CPU | Intel Core i7-8650U |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
メモリ | 16 GB |
メモリスロット (空きスロット) | – (-) |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050 2047MB |
ストレージ | SSD 1TB |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.5インチ PixelSense™ ディスプレイ |
解像度 | 3000 x 2000 |
ポート類 | USB 3.1 Type-A x2、USB Type-C x1、Surface Connect ポート x 2、フルサイズ SDカード リーダー |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/a/b/g/n |
有線LAN | なし |
サイズ | 312 mm x 232 mm x 13 mm-23 mm |
重量 | 1.64kg(Core i7モデル) |
キーボード
キーボードはオーソドックスな配列。変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。
全体が金属でできているのでたわみや歪みもまったくなく、しっかりとした硬質なタッチ感です。
バックライトももちろん装備。多少暗い場所でも正確に入力可能。
ちなみにSurface Book 2のキーボードは単なるキーボードではなく、様々機能を備えます。
- ポートの追加
- バッテリの追加
- ディスクリートグラフィックス(nVidia GeForce 1050 *オプション)
です。
大きな点はバッテリでしょう。下図はキーボードに取り付けた状態と、切り離した状態です。バッテリの持続時間が大きく変わっています。
またディスクリートグラフィックス(CPU内蔵ではないグラフィックスチップ)を選ぶことができますが、これはキーボード側に搭載されます。つまりキーボードを接続してないと利用できません。
ハイパワーな作業をするときは、常にノート型にする必要があります。
タッチパッド
タッチパッドは1プレート+2ボタンタイプ。サラッとしていて、指のすべりは上々。反応も問題ありません。
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。
ポート類
USB 3.1 Type-A x2、USB Type-C x1、Surface Connect ポート x 2、フルサイズ SDカード リーダーを装備。
薄型ながらUSBは3ポートもありますので、大抵の場面で不足を感じることはないはず。フルサイズのSDカードリーダーもうれしいですね。デジカメの写真をすぐさま取り込むことができます。
静粛性
ハイパワーながら本気で静かです。通常時は、ファンの音を聞こうと耳をくっつけるようにしても聞き取ることができませんでした。もしかしたらファンは完全停止しているかもしれません。
排気は本体側面のこのわずかなスキマから行われます。それなのに温度があまり上がらないというのはすごいことです。
ベンチマークをかけて高音になってくると、「シュー」というわずかなファンの音が聞こえてきますが、かなり静かな方です。音に敏感な人も安心して購入できます。
WTS的まとめ
薄型ななのに、非常に高い能力を持ったノートパソコンです。さらにタブレットに変形するという規格外のギミックも備えます。学校、会社の様々な場面で活躍できる最強クラスの1台だと言えるでしょう。