先日まで行われていた、ソリダイムSSDのeギフトキャッシュバックキャンペーン。
かなりの売れ行きだったようで、対象店舗ではソリダイムのSSDがことごとく売り切れとなっていました。このキャンペーンで「ソリダイム」の名前を知った、という人も多いのではないでしょうか。キャンペーンは大成功といえそうです。
さて、私もこのキャンペーンに参加しようと、最大容量のスタンダードタイプ「P41 Plus 2TB」を購入しました。(しかし確認ミスでキャンペーン対象店舗ではなかったため、キャッシュバックはもらえず・・・ショックですが自業自得)
今回は、PCに組み込み、性能レビューを書いていきたいと思います!
購入モデルスペック
購入モデルはソリダイムのスタンダードタイプ「P41 Plus (SSDPFKNU020TZX1)」。
機能 | スペック |
---|---|
容量 | 2TB |
コネクタ、サイズ | M.2 (Type2280) |
接続 | NVMe(PCI-Express Gen4) |
最大読込速度 | 4125 MB/s |
書込速度 | 3325 MB/s |
MTBF | 160万時間 |
TBW | 800 TBW |
内容物
パッケージはすっきりしたデザイン。
SSDはプラスチックケースに入っています。簡単な組み込みマニュアルが付いています。各国語で書かれていました。
外形
M.2 Type2280規格通りのサイズ。
上面にはブランドシールが貼られています。これは金属製で、放熱も兼ねています。
ベンチマーク
さっそく性能を見ていきます。
テストPCのスペックです。
機能 | スペック |
---|---|
CPU | Core i5-12600K |
メモリ | 64GB(DDR4) |
マザーボード | PRIME Z690M-PLUS D4 |
M.2スロット | PCI-Express Gen 4 x 4 (接続はCPU直結側) |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの1GiBと4GiBにてベンチマーク。フォーマットはNTFS。
シーケンシャルリード、ライトともに公称値にほぼ近い値が出ています。
RND4K Q32T1のIOPSはリード16万、ライト12万に達しており、この価格帯のSSDとしては高速です。ランダムアクセスに強いので、細かなファイルの出し入れが多いOS用ドライブとしても、速さを実感できるはずです。
書き込み容量の違いで、速度に大きな変化は見られません。安定した速度です。
AS SSD Benchmark
AS SSD Benchmarkにてテスト。
わずかにシーケンシャルが低く出ていますが、ほぼ同じ傾向です。
9割埋まった状態でのベンチマーク
次に9割程度埋まった状態(1700GBを書き込み)で、計測します。SSDは内部データが多くなると極端に速度が落ちる機種があります。P41 Plusはどうでしょうか。
まずリードは、シーケンシャル/ランダムともにまったく速度が落ちていません。
シーケンシャルライトは1/10程度でまで落ち込んでしまったものの、250MB/s付近なので、なかなか良い速度です。
さらにランダムライトはほとんど落ちていないので、細かなデータのやりとりにはまだ余裕が見られます。容量ギリギリ付近の書き込み耐性は強そうです。
ただしテストは2TBモデルのため、容量の少ないモデルではもう少し遅くなるかもしれません。
低いドライブ温度がうれしい
今回のテストで気づいたのは、これだけの速度を実現しながら、けっこう低い温度で収まっている部分です。
下記はベンチマークを通したあとの温度記録ですが、アイドル時27℃、最大41℃と出ています。最高速のSSDは70~80℃にも迫るほどですので、その半分の温度で動くのはうれしいポイント。(計測時:室温20℃)
同じ筐体でシステム起動ドライブに使っているADATA XPG SX8100(ASX8100NP-512GT-C)は、PCI-Express Gen3接続で読込速度:3500MB/s 書込速度:2400MB/sと非常に性能が近い。
しかし、こちらは38~55℃を常に示しています。しかもヒートシンクを付けてあって、この温度です。ヒートシンクを外せば3~5℃ほどは上がるかもしれません。
P41 Plusは素子の素性が良いのか、コントローラーがよくできているのか、温度に関してはかなり好感触です!
Intel NUCなど、極小のマシンに組み込むためとしても、オススメできそうです。
WTS的まとめ
キャッシュバックキャンペーンで一気に名前が広がったであろう、ソリダイムのSSD。
単なる安売りSSDではなく、素子やコントローラーの素性もよく、価格で選んだとしても性能に満足できるだろうと感じます。
とくに温度が低めなので、小さなマシンに組み込みたい人は積極的に選んでもよいのではないでしょうか。
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