USBメモリ大好きな太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
シビれる超高速で個人的大ヒットの「Sandisk SDCZ80-032G」。以前にベンチマーク記事を紹介していますが、Mac上で最大読み込み速度194.3Mbps、最大書き込み速度116.0Mbpsという、もはやSSDレベルの速度をたたき出しています。
以前の記事:とにかく速いUSBメモリが欲しくて SanDisk Extremeのスピードに驚愕する
容量で速度が違う?
そんななか、「16G、32G、64GBでは速度が違う気がする」というなんとも気になる情報を小耳に挟みましたので、全部買ってきました!(アホか)
さて3機種をベンチマークしてみます。気になる結果は!?
ベンチマーク機材
実はUSBの転送速度は、パソコンとOSの性能に大きく左右されます。
前回はMacBook Air(Mid 2012 i7)を使用しましたが、USB3.0の理想速度には少し足りないのが現状。Sandisk SDCZ80も全開速度ではない可能性が残っているのです。
そこで今回はシムシティのプレイで大活躍中の過激ゲームマシンGALLERIA QF8970HGが登場です!AMD A10-5750M、8GBメモリと十分過ぎるハイスペックです。(QF8970HGのレビュー記事はこちら)
また、Windows8(8.1)はSSDなどのフラッシュメモリアクセスをOSレベルで改善しているようで、SSDを変更しなくてもWindows7からWindows8へアップグレードするだけで早くなるとの話もあります。
項目 | スペック |
---|---|
CPU | AMD A10-5750M(4C/4T 2.5〜3.5GHz) |
メモリ | 8GB |
HDD | SSD 128GB + HDD 1TB |
GPU | Radeon HD8970M 2GB |
モニタ | 17.3インチ FullHD |
OS | Windows 8 |
SDCZ80-016G
まずは16GB版「SDCZ80-016G」を試してみましょう。フォーマットはexFATを採用し、初期化しました。
ちなみにAmazonなどでは型番の末尾に「X46」や「G46」などの記号が付いています。これは出荷国を表しているため、特に気にする必要はありません。GよりXが新しい、ということもありません。
ではベンチマーク!
読み込みは相変わらず速い!16GB版でもすばらしい速度です。読み込み速度は前回計測した32GBとそんなに変わらず187.0Mbpsを示します。前回の32GBの194.3Mbpsよりは低いですが、ブレがありますので誤差の範囲内だと考えます。
ただ最大書き込み速度は、61.63Mbpsと32GB版の116.0Mbpsよりだいぶ低い数値が出ました。
SDCZ80-032G
お次は32GB版「SDCZ80-032G」。
前回計測したメモリと全く同一のものです。データが入っていると差が出るおそれがあるので念のため初期化しました。フォーマットはexFATを採用しました。
強力スペックのGALLERIA QF8970HGとWindows8でどれだけ速度が変化するのか、その違いも確認します。
ではベンチマーク!
・・・・( ゚д゚ ) ポカーン
えええええええええええええええええええええ!!!!!????
なんとなんと、248.4Mbpsというとんでもない数値が!ウソだろ!?
しかし3回計測しても速度は変わらず!おいおい、パッケージには「Up to 190Mbps」と書いてあったじゃないか!すごいぞ!自販機からジュースが5本ぐらい出てきたほどの感動です!
パソコン次第でUSB3.0はかなりの変化を示すことも実証されました。これは嬉しい誤算!SDCZ80-032Gはすごい実力を隠していたようです。
SDCZ80-064G
最後は64GBの「SDCZ80-064G」。フォーマットはもちろんexFAT。
32GBがとてつもない速度を叩きだしたあとです。これ以上早くなることがあるのでしょうか?
すっごい興奮してきました!
ではベンチマーク!
・・・・( ゚д゚ ) スゴ
な〜んだ、読み込み速度は32GBと同じじゃないか・・・と思ったあなた!
注目するのは隣ですよと・な・り!
最大書き込み速度がなんと200Mbpsオーバー!
最大214.7Mbpsです!まさにSSDとも言える速度を達成!
もちろん3回計測して速度に大きな変化なし!こ、こ、これはすごい!
小さく軽いSSDが光臨じゃ!ありがたや! (c 源平討魔伝)
WTS的まとめ
久しぶりにトリハダもんのベンチマークでした。
いやー、いい買い物したわ〜。
表にまとめてみます。
項目 | 16GB(SDCZ80-016G) | 32GB(SDCZ80-032G) | 64GB(SDCZ80-064G) |
---|---|---|---|
シーケンシャル読込 | 187.9 | 248.4 | 248.6 |
シーケンシャル書込 | 61.63 | 113.5 | 214.7 |
512K書込 | 153.6 | 186.0 | 189.4 |
512K読込 | 17.73 | 13.56 | 49.19 |
4K読込 | 9.660 | 8.669 | 8.099 |
4K書込 | 4.112 | 9.074 | 10.14 |
4K QD32読込 | 9.107 | 8.734 | 9.005 |
4K QD32書込 | 2.372 | 2.788 | 4.694 |
(特に早い部分を赤くしてみました)
全体に見ていただけると分かりますが64GBは比較的小さな書き込みにも高い数値を示します。メモリチップ、コントローラーが16GB、32GBと全く違うものなのでしょうか。
頼もしい速度です。
お次にどの容量を選べばよいか?の判断基準を考えてみました。
容量 | 選択 |
---|---|
16GB (SDCZ80-016G) | ある程度の容量で、お安く速いUSBメモリを手に入れたい場合は16GB!2,400円前後の価格で手軽ですし、コピー時間も大幅に短縮できます。 |
32GB (SDCZ80-032G) | 比較的大きなファイルを持ち運ぶことが多く、転送速度に悩んでいるなら32GB。3,800円前後と性能からすればバーゲン価格のようなコストパフォーマンスです。 |
64GB (SDCZ80-064G) | GB単位の巨大ファイルを運ぶことが多ければ迷わず64GBです。細かなファイルの転送にも高い性能を維持する頼もしさ。というか絶対スピードが欲しければ64GB一択です。 |
64GB
32GB
16GB
以上、超高速USBメモリSandisk SDCZ80 16GB、32GB、64GBのベンチマークでした!
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(※ この記事は筆者の特定環境のみのテスト結果です。お手持ちの機種で同等の性能が出るとは限りませんのでご注意ください。)