Roccat Kone Pure Ultra実機レビュー | 中身あるの?わずか66gという超軽量マウスで手首の負担軽減!

どうも、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

マウスは軽ければ軽いほど動かしやすくなります。

と言ってもその重量には「相場」というものがありまして、ワイヤレスタイプなら100~140g、有線マウスなら90~110gというあたり。多機能になればなるほどボタンが多くなり、重くなる傾向があります。

重くなれば比例して筋肉の使用量もあがることから、腕の疲れ、さらには手首の痛みにも直結します。僕も普段から運動不足気味で、腕の力などが20代の時よりも落ちているなぁと感じ、「とても軽いマウス」というものへ興味がわきました。

 

そこで見つけたのが、今回のRoccat Kone Pure Ultraです。

Kone Pure Ultraはゲーミングクラスの高精度な16,000dpiものセンサーを備えながら、なんと66gというとんでもない軽さを実現!(質量はケーブルを含まない。公式サイト発表)

また僕は普段から通常版であるKorn Pureを使っているということもあり、使い勝手が同じというのはありがたい。すぐに購入してみました!

いかなる使い勝手なのか、レビューしていきますよ!

”普通”のKone Pureと比較!

さて到着しましたKone Pure Ultra

箱はシンプルにKone Pure Ultraがほぼ実寸大で印刷されたもの。奇をてらわないデザインがドイツを感じさせます。

 

ハニカムに肉抜きされた内部構造を表現する裏面。

そうなのです。Kone Pure Ultraはいま密かな盛り上がり(?)を見せている「肉抜き系 超軽量マウス」の一派。あ、ちなみに僕がいま勝手に作った名称なので一般的ではありません。(笑)

流行を作り出したGlorious PC Gaming Raceの「Model O(モデルオー)」は、その肉抜きされた姿をそのまま発売したもの。まるで蜂の巣のような異様な姿67gという猛烈な軽さで、軽量マウスを求めていたガチFPS勢の心をわしずかみにしました。

Model O

ただ、Model Oをさわってみると、やはり手のひらにザラザラと当たる穴の感触が人を選びます。軽さには感動したものの、僕はこの感触がイマイチで、購入に至りませんでした。

さらに言わせてもらえば、ちょっと見た目が気持ち悪い。(笑)

 

Kone Pure Ultraは内部は同様の形状だと思われますが、極薄の表面パネルをかぶせ、まるで普通のマウスにしか見えない見た目に仕上げられているのも特徴です。

手持ちの”Normal” Kone Pureと比べていきましょう。ほぼ違いがわかりません。

左Ultra、右 通常型

 

ちなみに“Normal” Kone Pureのレビューはこちらに。フィット感、センサの正確さ、手頃な価格で誰にでもオススメできる一台。

シンプルで派手さはないが使いやすいゲーミングマウス Roccat Kone Pure レビュー
どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。 現時点でメインマウスはLogicoolのG900を使用していますが、最近どうにもスイッチの具合が悪い...

 

カタチは”Normal” Kone Pureそっくりそのまま。指と手のひらへの感触はまったく変わりません。切り替えても違和感がありません。

ただし、1cmでも動かすとその「初動」に驚きます。

それもそのはず。”Normal” Kone Pureが実測88gという重さに対して、Kone Pure Ultraはたったの69g!(ともにケーブルを一部含む)

持ってみるとUltraはまるでカラッポのような軽さなのです。

手首にグッと力を入れて動かそう、と思ったときには”すでに動いている”、というまるでJOJOの奇妙な冒険に出てきそうなセリフを思わずここに記してしまうほどの抵抗のなさ!

“Normal” Kone Pureも十分に軽く、かなり動かしやすかったのですが、Ultraをそれをはるかに超えます。まるで抵抗がない。指を添えただけでフッと動き出します。

マウスをがっちりとホールドする必要すらないのです。

この大きさでつまみ持ちでもいける!

しっかりと持つ必要がないということは、キーボードとマウスを往復して使う人に多い「つまみ持ち(指3本ほどで持つタイプ)」にも対応できると言うこと。

つまみ持ちの例(写真のマウスはRealforceマウス

 

Kone Pure Ultraは大きさとしては中の上。通常は手のひらで包むように持つ「かぶせ持ち」の人が好む大きさです。

 

つまみ持ちは指先だけで持つので、大きなマウスでは動かす抵抗が大きく、通常は使いにくくなります。しかしKone Pure Ultraはつまみ持ちでもラクラク動く!それこそ薬指と親指の2本だけで持ったとしても、抵抗なく動いてしまいます。

この大きさなのに、かぶせ、つまみの両方に対応していると言ってもいいでしょう。つまり、気分やソフトごとで持ち方を変える人にもハイブリッドに対応できるということです。

機能の詳細

軽さの解説ばかり長々と書いてしまいましたが、機能の説明もしておきます。

心臓部となるセンサーはPixArt 3389センサーをベースに改良を加えた「ROCCAT Owl-Eyeセンサー」を搭載。

左Ultra、右 通常版

 

MAX 16,000dpiという非常に高い解像度を持ち、4Kの高精細空間でエイムを行う際も、0.001mmをデザインするCADでも、正確無比に操作可能。微細なカーソルの動きにもしっかりと追従します。

 

サイドボタンは2つ。初期状態では進む、戻るに割り当てられています。

 

上面はホイール、解像度(DPI)の切り替えのスイッチがあります。

 

どれも必要なときにすぐに届く位置にあり、使いやすい。スイッチは軽くもなく、重くもない、ちょうどよい感触。

 

背面のRoccatロゴはドライバーソフト「SWARM SOFTWARE」にて、好みの色に光らせることが可能。もちろん消灯も可能。

SWARMではボタンの機能も自由に入れ替えることができます。

 

実は僕はLEDがずっと手に当たっていると軽いヤケドのような症状が出ることがあり(肌が過敏)、通常は消灯で使用しています。

光るゲーミングマウスを使っていて、もし手のひらにかゆみや小さな水ぶくれのような症状が出ていたら、LEDを消灯してみてください。もしかしたら治るかもしれません。

公式サイトのプロモーション動画。内部構造がよくわかります。

カラバリ

カラーバリエーションはホワイトブラックコーラルブルームの3色。

今回はホワイト。ミルキーで明るいホワイトで、青っぽくはありません。

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フルサイズマウスなのに66gという軽さは、タッチパッドを使いたくないモバイルワーク派にもベストセレクトと言えるでしょう。

WTS的まとめ

この驚くべき軽さはぜひさわってみてほしいところ。

マウスの動かしすぎで手首が痛かったり、腕の重さを感じたりしている人も、Kone Pure Ultraを使うとよい結果が出るかもしれません。

また、この軽さながらカタチも表面もごく普通に仕上がっている点も注目。普段使いも違和感がありません。

最近はメインマウスに据えています。

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