どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
僕は現在Sonyのデジカメ(WX350、RX100mV)をメインに使っています。
子供の動画などをたくさん撮ってあるのですが、おもしろい動画はスマホやタブレットに入れて持ち歩きたいな~と考えていました。とはいえ、動画の変換は結構めんどうで時間がかかるのが難点。
そこで!今日はSourcenextから販売されている、「Power Converter (パワーコンバーター)」を試すことにしました。
手順は非常にカンタンで、グラフィックボードを積んでいるパソコンなら、驚くべき速度で変換してくれるナイスなソフト!
画面はわかりやすい
起動するとすぐにファイルを投入できる画面に。わかりやすいことこの上ない。この画面でできることは、動画を投入するか設定ぐらいしかありません。
ちなみにこの画面でお気づきかもしませんが、この「Power Converter」は、中身は「MediaShow Espresso」というソフトです。MediaShowはかなり歴史の長い変換ソフトで、速さと対応の広さに定評があります。
SourceNextなら、本家よりも少し安く買えるのがポイント。(ただしバージョンは少し前の5.5です。変換機能は十分。)
動画をドラッグ&ドロップすると、中身が一覧できる状態で並びます。どれを変換するかわかりやすく選べます。
変換先もデバイスごとで選べる
次は変換先のデバイス。
これが他のソフトになると、「縦は何ピクセル、横は何ピクセル、ビットレートは?ファイル名は?圧縮方式は?」・・・と、とてもではないですが初心者では設定できないような項目が並びます。
しかしPower Converterならデバイス名(iPhone、iPad)など、よく知られているブランド名で選択できます。
ウォークマンやゲーム機(PS3、XBOX 360など)なんかにも対応しています。
またYouTubeに変換してそのままアップロードできる機能もあります。YouTube投稿が好きな人は、かなり作業の短縮になりそうですね。
変換してみる!
デバイスを選んだら詳細を設定。これも必要な項目だけがまとめられていて、初めてでも設定はできそう。基本的にそのままで十分です。
設定が終わったらあとは変換ボタンをスイッチオン!
かなり速い速度で変換しています。
これはパソコンの性能にかなり左右されるので参考程度に見てほしいのですが、僕のマシン(Core i7-6700 / 16GB メモリ)では、31秒の動画をたった12秒で変換!(FULL HD Sony mts から iPhone H264 スマートフィット)
グラフィックボードがあればさらに高速化!
そしてPower Converter のもう一つの機能「ハードウェア変換支援」です。
これはパソコンにグラフィックボード(AMDやnVidiaなどのビデオカード)が搭載されていると、その計算力を使って変換を超高速化する機能です!
対応機能がある場合、設定画面で「ハードウェアデコードを有効にする」というチェックマークが付いています。
これだけで準備OK!
さて、先程の動画を変換してみると・・・右下にnVidia CUDAのロゴが現れました。現在のマシンには最新のnVidia GTX 1070が搭載されています。
ものすごい勢いでバーが上がっていきます!
なんと!先ほどは12秒かかった変換が、わずか4秒に!300%も高速化しました!恐ろしいほどのパワー。GTX 1070のパワーを十分使い切っていますね。
Power Converterは同時に複数のファイルを変換できます。これもハードウェアデコードならザクザクと変換できます。次々と終わっていく作業がキモチいい!
WTS的まとめ
安価ながら必要な機能がそろっていて、しかも画面はカンタン。初めて動画変換する人でもほとんど迷わず使えそう。そしてハードウェアデコードはすごい!対応機器があれば本気で速くなります。変換したいものが多い場合は、ハードウェアを先に揃えるといいかもしれませんね。時間が短縮できます。