年間10台以上のパソコンを分解修理している太田アベルです。こんにちは。
パソコンの修理時に気になるのは以下のような問題。
- 修理中のキズ
- ドライバーなどの道具が転がっていく
- 細かなネジを落とす
マグネット付きの皿などでネジの問題は対処しているものの、ドライバーが転がっていく問題には対処できません。
また修理中のキズも、下にプチプチを敷いて対処はしていますが、チカチカして見づらいですし、ガサガサと動くのでジャマになります。
そこで!
全体がシリコンでできた、大判の電子工作マット「TE-618 特厚作業マット 460mm x 310mm x 5mm 特大特厚」を買ってみました!
14インチクラスのノートPCを乗せても余裕がある幅46cmの大判。マグネットのネジ受け、同じくマグネット付きのツール置きまで装備。さらには、ハンダごてにも耐える耐熱500℃!
それでいてわずか1,800円の価格がうれしい!(Amazon。筆者購入時)
さっそくレビュー!
外観
一般的な電子工作マットは横幅30cmほどのものが多いですが、ノートPCを乗せるとギリギリです。15インチノートでは確実にはみ出します。
TE-618 特厚作業マットは幅46cm、高さ31cmの大きさがあり、A3用紙を2枚つなげたほどの広さ。
上部には多機能な区切りがたくさん付いています。機能については後述。
これだけの大きさでも非常に柔軟。丸められるほどやわらかいです。
14インチクラスのノートPCがラクに入る。写真はLenovo Chromebook Flex 550i。310 x 212 mm。
MacBookなど、天板がきれいなノートはキズも気になります。マットの表面はさらっとしていてやわらかいので、机からのキズを気にせず扱えます。
厚さは5mm。
フチはテーパー(ナナメ加工)が当てられ、カドになっていないので作業しやすい。
ご覧のように内側部分も1mmほど段差が付けられ、盤面にネジを置いてもバラバラと落ちることはありませんでした。
カッターでも容易には貫けないしっかりとした厚さです。もちろんハンダごての熱もすぐに下に伝わらず、安全度は高い。
機能
機能をチェックしていきましょう!
まずは上部のいくつかの区画から。
一番左はドライバー置き。ドライバーが置きやすい溝が切ってあります。
弱いマグネットが仕込まれており、実際に置いてみると軽くくっつきます。弱いので持ち上げるときに吸いついてくることはありません。机が揺れてもゴロゴロしないので、目障り度が激減!
なかなか絶妙な磁力。
ドライバー置きの上には小さな穴が多数空いています。これは精密ドライバーやピンバイスを差し込めます。
精密ドライバーは細くて、置くと持ち上げにくいうえに、見失いやすいですよね!立ててあれば確実に持ち上げられますし、太さもわかりやすい。穴の大きさもいろいろあります。
右側にはパーツ置きとネジ置き。
パーツ置きは3区画あり、種類ごとに放り込めます。
深さは4mmほどあり、小さなネジもしっかり保持できます。
右側にはマグネット式のネジ置き。
中央には強力な磁石が入っていて、ネジをしっかり捉えます。手を離すとパチッとくっつくほど強力。
マグネットがジャマになるときはカンタンに外せます。
一番手前には目盛りも入っていて、急に何かを測りたいときに便利。モノサシを出してくる手間が省けます。
フル装備状態にするとこんな感じ。
いままで転がってったパーツや精密ドライバーが、全部てもとに収まっていて、作業効率大幅アップ!
本当によく考えられています。
ネジをよく落とす人に本気でオススメ!
このマットを使ってみたら分かりましたが、いままでネジを落として探したり、ドライバーが落ちてイライラしたりとか、細かなムダ時間がすごく多かった!
ヘタすれば作業時間の1/3は、ネジを探したり、置き場所を探したりしていた感じします。
僕が度を超えた不器用だという点にも問題はありますが、こんなマット1枚で全部解決するとは思ってもいませんでした。
WTS的まとめ
やたらと道具を落とす人(自分)に、かなり有効です!
パソコンや電子工作だけではなく、プラモデルや木彫なんかにもいいかもしれませんね!
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