ノートパソコンとは思えないほどの圧倒的グラフィックパワー!GTX 1080を搭載するゲーミングノート NEXTGEAR-NOTE i7900レビュー!

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

ついに手元にやってきました!現在G-Tune(マウスコンピュータ)のノート型で、「最強」を名乗るゲーミングPC「NEXTGEAR-NOTE i7900」が到着しました!

デスクトップ用Core i7-6700、そしてこれまたデスクトップ用とそん色のないGeForce GTX 1080を搭載し、VRから最新重量級ゲームまで余裕で動かしてくれる、モンスターノートです。さっそくレビュー!

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見どころ!

NEXTGEAR-NOTE i7900は、いちおう「ノート型」というジャンルではあるものの、中身はほぼデスクトップ

CPUは電圧制限のあるモバイル用ではなく、デスクトップマシンで使われるフルスピード版。通常はCore i7-6700、さらにはオーバークロックに対応しクロックは4GHzに達するCore i7-6700Kから選択可能です。

 

そしてグラフィックスには、最新のGeForceであり、コンシューマー最高クラスGTX 1080を搭載。

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この新しいGeForce 10シリーズは、従来のように「デスクトップ用」や「モバイル用」といった区別がなく、デカいタワー型PCに積まれるのとほぼ同スペックのチップとなります。(平常クロックがわずかに低い程度)

つまりNEXTGEAR-NOTE i7900は、デスクトップを無理やり平たくしてディスプレイをセットしました、という無茶な設計のノートなのです。

スペック

スペックを見ていきます。

一番ベーシックなグレードである「ブロンズモデル」でも、Core i7-6700、16GBメモリ、GTX 1080、480GB SSDと、 「これでも十分。しばらく増設しなくてもいい」といえるほどのハイスペック。現在のところ、重くて遊べないゲームはないでしょう。(下記は今回のテスト機の詳細です)

項目 スペック
OS Windows 10
CPU インテル Core i7-6700K (4コア / 8スレッド)
クロック 4.00GHz (Turbo 4.2GHz)
メモリ 16GB
メモリスロット (空きスロット) 4 (2)
ストレージ1 SSD 480GB
ストレージ2 2TB SerialATAII 5400rpm
ディスプレイ 17.3インチ
解像度 3,840×2,160ピクセル 4K-UHD
ポート類 USB3.0✕5、USB3.1✕1、HDMI✕1、mini DisplayPort×2、DisplayPort×1、Thunderbolt✕1、SDカードリーダー
Bluetooth あり
無線LAN(Wi-Fi) 802.11 b/g/n
有線LAN あり ✕2
サイズ 428×308×45 mm
重量 約 4.8kg

重い!でかい!それがどうした!

まず箱から出して驚くのはその大きさ
(いや、箱自体もデカくてびっくりしましたが)

17インチなので面積はもちろん、40mmもの厚さ、4.5kgもある重量は、最近の薄型軽量ノートを見慣れてる人からすると、笑ってしまうほどの大きさ。持ち上げる時も思わず「よいしょ」と言ってしまうほど。

ただ、これは意味のあるものです。

厚みがあるからこそエアフローが良くなり、冷却性能がアップします。大型だからこそ大きなディスプレイが搭載できます。多くのハイエンドパーツゆえに重さがアップしてしまうのは、もう仕方がないところでしょう。

デザイン

デザインを見ていきます。

全体に黒でまとめられた、非常に重厚感のあるデザイン。外側にLEDなどはなく、このジャンルとしては”おとなしい”デザインといえます。LEDやメッキなどでギラギラしていないため、逆に何かを秘めているような、無言の迫力を感じます。

 

ロゴは控えめに付けられています。

ディスプレイ

ディスプレイをガバッと開けると、広大な映像空間が!この近距離で17.3インチと向き合うと、デスクトップで24インチぐらいの感覚に近くなります。手の大きさと比べてみてください。

 

ディスプレイはノングレア(非光沢)の17.3インチ。
4K-UHD(3840×2160ピクセル)という、超高解像度を備えます。4K映像をそのまま映し出すことが可能です。文字も非常になめらかで読みやすい!

 

IPS液晶で色みは深く、どの角度からでも色バケや反転はほぼ見られません。とても見やすいディスプレイです。

 

応答速度は、筆者の体感で5msクラスだと感じました。
ゲーム中のティアリングはほとんど気になりませんでした。

光りまくるキーボード

キーボードはもちろんバックライト付き。暗いところでもしっかりと視認できます。FPSやアクションゲームなどをプレイするとき、画面の小さな動きを見逃さないように部屋を暗くする場合があります、そのような中でもキーを押し間違えることはないでしょう。

 

キーの色は「FlexiKey」で自在に変更可能です。呼吸するような明滅や、流れるようなアニメーションも可能。

 

3分割にしてみました!遊べる。

 

キーはストロークがしっかりあり、大きめのキーで打ちやすい。打鍵感も適度な重さで、正確なキーコントロールができそうです。音はポスポスという感じで、うるさくない。

タッチパッド

タッチパッドも大きめで、2つの物理ボタンを備えるセパレートタイプです。ゲームで使用する場合は正確なクリックが重要。物理ボタンは必須といえるでしょう。

 

またこのi7900からボタンのスイッチが変更になり、しっかりと押し下げられるボタンとなっています。ミスクリックが減りそう。

 

ちなみに左上見えるのは指紋認証センサーです。指紋を登録すれば触れるだけで、パスワードなしでログインできます。非常に便利。

ずらりと並ぶポート類

ボディ左右、背面にずらりと搭載されたポート類は、デスクトップ並みの充実度

  • USB3.0✕4
  • USB3.1(うち1つはThunderbolt3と共用)✕2
  • HDMI✕1
  • mini DisplayPort×2
  • SDカードリーダー
  • LANポート✕1

よほど大量の周辺機器を追加しなければ、足りなくなることはまずないでしょう。

 

映像出力ポートにも注目。

HDMI、2つのMini DisplayPortにより、本体液晶と合わせて4画面もの出力が可能。HDMIは2.0が採用され、4K出力にも対応できます。つまり最大4K 4画面(15360 x 2160ピクセル)という信じられない外部出力が可能です。(※公式サイトより)

まあこの解像度ではGTX 1080をもってしても、ゲームをなめらかに動かすことは不可能です。ただ、超高解像度での画像編集、CAD編集などなら実用になるでしょう。

 

HDMIを2つ、USBを3つ消費するVRシステムでも、対応することができます。(HDMIは変換ケーブルかコネクタが必要)

3DMark

さて、ではベンチマークでその性能を見ていきましょう。3DMarkをぶん回してみましょう!

Fire Strike

 

Fire Strike 4K

 

Fire Strike Extreme

 

 

うーむ、とてもノートとは思えない、とんでもないスコアが出ています。Fire Strikeが15600って、なんだこれ。Extremeでも9296、Ultraでも5030と、並ではありません。

しかも、4K解像度でもFire Strike(ノーマル)なら、平均33fpsを記録!4Kですよ!?それが30fps超えで比較的滑らかに動いてしまうんだから、そのグラフィックス能力には驚くばかりです。

ちなみに通常電圧版のデスクトップ用GTX 980でも、Fire Strikeは12,000前後です。これらのスコアがどれほどのレベルなのか、おわかりにいただけるはず。つまり一世代前のハイエンドデスクトップをあっさり抜いている、と。

あらゆるゲームが非常に快適に動きます。

ウソッ!静か!

また、ベンチマーク中に気づいたのはその静粛性

Core i7-6700、最高クラスのGTX 1080ということで、どれほどの爆音マシンに仕上がったのか・・・と恐る恐るベンチマークを回しましたが、ファンの音は非常に低音で、風切り音はするものの、うるささを感じさせませんでした。

数回のベンチマークで相当熱くなっているはずですが、騒音は常識的な範囲に収まっています。室温24℃。

また、これは耳で聞いた範囲なので不正確ですが、非常に低温の状態(起動直後や長時間のアイドル時)では、どうもファン自体が止まっているように感じます。まったくなにも聞こえない状態が確認できました。(超低速で回っていて、聞こえないのかもしれません)

昔のゲーミングノートのような「ヒィィィーーーン」という甲高い音が苦手な人も、これなら納得できるはず。(僕がそうです)

 

底面や背面に大きく開けられたダクト、厚く空気の通りやすい筐体、ヒートパイプでの効率的な熱分散がうまく働いているのでしょう。

 

ちなみにダクトには「高温注意」という恐ろしい文字が・・・

 

テスト中に手を当てるとかなり熱い風を感じました。(マネしないでください)

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WTS的まとめ

WTS的まとめ

ゲーミング性能についてはまったく文句のない1台です。現在発売されているあらゆるゲームを、最高設定で動かす実力を備えています。

ノートだからといって、性能をあきらめる必要はまったくありません。年末年始に熱いゲームライフを過ごしたいなら、ぜひ選びたい機種でしょう!

ちなみに年内出荷はまもなく締め切りのようです。もし確実に手にしたいのなら、今週が勝負ですよ!