どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
ついに来ましたよ!GeForce GTX 1070を搭載しながら、わずか28.8mmの薄さ、3.1kgの重さを実現したゲーミングノート「G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5730」です!
通常のゲームはもちろん、VR(バーチャルリアリティ)システムにも対応、しかもお手頃価格というスキのないマシン。さっそくレビュー!
スペック
詳細スペックを確かめておきましょう。
今回のモデルは、CPUに最新の第7世代Core i7-7700HQを搭載。メモリは32GB、ストレージをSSD + HDDにアップグレードしたパッケージです。
SSDとHDDの2ドライブを選択すれば、システムは高速なSSDで素早いレスポンスを実現し、1TB のHDDで広々としたデータ領域が確保できます。もちろん購入時に容量なども変えられます。(ドライブ構成はオプション)
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64-bit |
CPU | Intel Core i7-7700HQ CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
メモリ | 32 GB |
メモリスロット (空きスロット) | – (-) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
ストレージ | SSD 500GB |
ストレージ | HDD 1TB |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
ポート類 | USB3.0 x3、USB 3.1 x2、HDMI、Mini DisplayPort x2、マルチカードリーダー x1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11ac/a/b/g/n |
有線LAN | あり |
サイズ | 385×271×28.8mm (折り畳み時) |
重量 | 約 3.1kg |
デザイン
まずはデザインを見ていきます。
ゲーミングノート、ましてやGTX 1070クラスのチップを搭載していると3cm以上の厚い筐体となるのが普通ですが、NEXTGEAR-NOTE i5730は28.8mmとかなり薄型。持ち運びにも便利。
天板やパームレストは黒い金属パネルで覆われ、さながらステルス戦闘機のような雰囲気。LEDなどの派手な飾りはありませんが、秘めた力を感じさせる迫力があります。
背面にはスポーツカーを思わせるメッキのフチ取りが。冷却用のエアダクトがカッコイイ。
高解像度のディスプレイ
ディスプレイにはフルHD (1920×1080)対応の高解像度パネルを採用。15.6インチのサイズながら文字はキメ細かく、非常に広々と感じるはず。
たくさんのウィンドウを開いたり、多数の写真を表示したりなど、情報が多い場合には特に便利に感じるはずです。もちろんゲームの画質もキメ細かくなり、質感がグッとアップしています。
まずまずの色の深みがあり、色味も破綻なく見やすいディスプレイです。高級ディスプレイに見慣れた人にはすこし色が浅く感じられるかもしれませんが、初めて使う人にはまったく気になるところはありません。
上側、横側の急な角度から見ると色の反転、白っぽくなるなどの現象がありますが、ノートパソコンはほとんどの場合正面からしか見ないと思われますので、実用上問題は感じないはずです。
キーボード
キーのサイズも大きく、打鍵感は適度で打ちやすい。
FPSやストラテジーゲームで多用する10キーも備えています。アイテムの出し入れやユニットの指令を割り当てれば、戦況を有利に運べるはず。
バックライトも搭載していますので、多少薄暗いところでもキーはクッキリと見えます。
中央をぐいっと押すと多少たわむ感じがあります。欲を言えばここの強度をもう少し高めてほしいと思いますが、使用上は問題はありません。
タッチパッド
タッチパッドは1プレート+2ボタンタイプ。カーソルの追従も良く、2本指でのスクロールにも対応しています。
1プレートだけのタイプではボタンが反応しにくかったり、押すごとにカーソルがズレたりする場合がありますが、物理的なボタンがあれば確実なクリックが可能です。
精密な操作が必要なゲームマシンでは、やはりボタン付きがありがたいですね。ボタンは他の機種に比べ深く沈む感じで、明確なクリック感があります。
中央部には指紋センサーも備え、Windowsで設定をすれば指で触れるだけでログオンができます。簡単にログインできるうえに、セキュリティも高いですね。
ポート類
ポート類は十分な数が揃っています。
ディスプレイはD-sub 左側面×1、HDMI 左側面×1、USB2.0と3.0は合計4つ、有線LAN、カードリーダーも付いています。普通の使い方なら足りなくなることはないでしょう。
背面にはHDMIとMini Display Portを装備。
USBは4ポートあるので、マウスやUSBヘッドホン、録画ユニットなどを一気につなげます。
Oculus Riftを試す!
さて今回の目玉レビューは、VRシステム「Oculus Rift」のテスト!
NEXTGEAR-NOTE i5730は、デスクトップとほぼ同じ能力を備えるグラフィックチップ「GeForce GTX 1070」を搭載しています。HDMIポートもあり、USB3.0も4ポートありますから、Oculus Riftも接続可能です。Oculus RiftとOculus TouchをつなぐにはHDMI x1、USB3.0が3ポートも必要になります。
さっそく試してみたところ、非常になめらかな画面で体験することができました!かなりオブジェクト数の多いEVE:VALKILIE、Project Carsもいたってスムーズ。
画面スピードが速く、コマ落ちが発生しがちなRADIAL-GやREDOUTなども、コマ落ちが気になることはまったくありませんでした。
頭をぐるぐる動かしたときの追従性も十分で、VR酔いもそんなに起こらないのではないでしょうか。(個人差が大きい部分ではありますが)
いままでVRゲームは大型のグラフィックカードが必要で、必然的にタワー型の大きなマシンとなってしまいました。しかし、ついにこんな薄いノートでプレイできるようになってしまったのです!まさに驚きです。
ファンの音
薄型のノートにこれだけの機能が詰め込まれていますので、ファンの騒音も気になるところ。
まず通常状態ではビックリするほど静かです。フツーのノートパソコンと変わらないほどの、「フィーン」というささやかな音です。
ただ、VRや重量級の3Dゲームなどで負荷がかかると、1m離れていても十分に聴こえる音になってきます。ただ、音としては低音に抑えられていて、そんなに耳障りではありません。良く工夫されていると思います。
ゲーム中はヘッドホンなどをしていれば気にならなくなるでしょう。
WTS的まとめ
まずはデザインとVRのテスト結果をお伝えしました。まさかVRが十分なスムーズさで体験できたことに驚きでした!次回はベンチマークテストを行い、NEXTGEAR-NOTE i5730がどれほどのパワーを秘めているのか、詳しく見ていきたいと思います。