NEXTGEAR-NOTE i5710のベンチマークテスト!GPU切り替えの重要性

先日からレビューしている、G-Tune(マウスコンピュータ)の15インチ ゲーミングノートNEXTGEAR-NOTE i5710

第6世代 “Skylake” CPUと、GeForce GTX 970Mで基本性能はどれほど上がったのでしょうか。今日はベンチマークを掲載してこうと思います。

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スペック

前回の繰り返しになりますが、再度スペックを掲載しておきます。

項目 スペック
OS Windows 10 Home 64-bit
CPU Intel Core i7-6700HQ (4コア / 8スレッド)
メモリ 32GB
メモリスロット (空きスロット) 4 (0)
グラフィックス 1 Intel HD Graphics 530
グラフィックス 2 NVIDIA GeForce GTX 970M (3GB)
ストレージ SATA 1TB
ストレージ SSD 250GB
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ
解像度 FULL HD (1920×1080 / LED / IPS)
ポート類 USB3.0 x4、HDMI x1、mini DisplayPort x2、カードスロット
Bluetooth あり
無線LAN(Wi-Fi) 802.11 b/g/n
有線LAN あり
サイズ 385×275×27 (折り畳み時)
重量 約 2.5kg

 

ベンチマーク

さてではベンチマーク結果をずらずらといきましょう。

3DMark

まずは業界標準となるゲーミングベンチ3DMark。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 001

シーン スコア グラフィックスコア
Fire Strike  6680 7614
Sky Diver  19338 25134
Cloud Gate  21767 53463
Ice Storm  86677 127925

さてここで不思議なことになってしまいました。前モデルとなるi5700のほうがIce Stormの数値が良いという結果に!(i5700は113000ほど)

これはいったいどうしたことでしょうか。Core i7は新世代のSkylakeとなっているし、メモリもDDR4に進化しています。さらにGPUは同じGeFroce GTX 970M。数値が同じということはあるかもしれないが、まさか下がるだなんて・・・

としばらく試行錯誤を続けたところ、原因がわかりました。

i5700までは内蔵GPUと外部GPUの切り替えはnVidiaコントロールパネルでの設定のみでした。しかし今回のi5710からは、特殊なコントロールパネルでハイブリッドモード(Optimus)と外部GPUのみのモードに切り替えることが可能です。

このアイコンから起動。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 015

 

下記画面の「GPU Switch」でDISCARETEを選ぶと、GeForceのみを使用します。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 014

外部GPU(GTX 970M)のみにして実行した結果がこれ。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 002

IceStormのスコアが122,106と一気にアップしています!

ようやっと納得できる数値が出てきました。

 

ちなみに切り替えの際はシステムの再起動が必要。こうして明確に切り替えができると、Optimusのハイブリッドモードでエラーが起きていたソフトも動きそうですね。GPUの対応が悪いゲームをプレイする際に役立ちそうです。

試せる環境がないので予想になりますが、Oculus RiftなどのVRシステムにも相性がよくなるかもしれません。

ドラゴンクエストX

最高設定、FULL HD(1920×1080)で、スコアは余裕の15000超え。
はぐれメタルの「すごく快適」です。
最高の画質で十分にプレイできます。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 003

ファイナル・ファンタジー XIV エオルゼア

こちらも最高設定、FULL HD(1920×1080)で余裕の9867。
最高の画質で十分にプレイできます。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 009

CHINEBench

OpenGLテストのCHINEBENCH。フルフレームが出ていますね。

CPUも673cbと十分な高スコア。

NEXTGEAR-NOTE i5710ベンチマーク Review 013

WTS的まとめ

GPU切り替えは、ほとんどは自動判定なので普段は意識することはさそうですが、フレームレートがおかしいと感じたら試してみましょう。

GTX 970Mはほとんどのゲームをなめらかに遊ぶ実力があります!

 

■掲載ベンチマーク結果についてのご注意■

ベンチマーク結果は選択したスペックによって大きく上下します。また機材の入手時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での結果となりますので、掲載から時間が経っている場合はマイナーチェンジ等により数値が変わることがあります。

上記は入手した機材において個人的に計測したもので、メーカー公式発表ではありません。目安としてお考えください。