どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はG-Tuneから発売されたGeForce GTX 1060を搭載したゲーミングノートPC「NEXTGEAR-NOTE i5540」を借りてまいりました!
GeForce GTX 1060は、現在発売されているGeForce 10シリーズの中でミドルクラスに位置するGPU。価格もミドルクラスなのに、その性能は1世代前のハイエンドクラスに匹敵するというおトク感の強いチップなのです!
現状のほとんどのゲームを高画質で動かすことができ、さらにVRにも対応しながら価格もお手頃!スキのない一台だといえるでしょう!
さっそく本体をレビューしていきます!
スペック
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64-bit |
CPU | Intel Core i7-7700HQ CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
メモリ | 16 GB |
メモリスロット (空きスロット) | 4 (2) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 630 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060 3072MB |
グラフィックス | ForceWare version: 376.74 |
グラフィックス | SLI Disabled |
ストレージ | SSD 256GB |
ストレージ | SATA 1TB |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | FULL HD (1920×1080) |
ポート類 | HDMI 左側面×1、Mini DisplayPort 左側面×2、USB3.0 x3、USB3.1 Type-C x2、マルチカードリーダー |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n 最大433Mbps対応 |
有線LAN | あり |
サイズ | 385×271×27.4 (折り畳み時/ 突起部含まず) mm |
重量 | 約2.7kg |
本体デザイン
まずはデザインを見ていきます。
ゲーミングノート、ましてやGTX 1060クラスのチップを搭載していると3cm以上の厚い筐体となるのが普通ですが、NEXTGEAR-NOTE i5540は27.4mmとかなり薄型。トートバッグなどにも入れられそうなほどです。(厚さは突起部を含まず)
飾り気のない天板は黒い金属パネルで覆われ、さながらステルス戦闘機のような雰囲気。LEDなどの派手な飾りはありませんが、秘めた力を感じさせる迫力があります。
G-Tuneの控えめなロゴもいい。
背面にはスポーツカーを思わせるメッキのフチ取りが。冷却用のエアダクトがカッコイイ。
ディスプレイ
ディスプレイにはフルHD (1920×1080)対応の高解像度IPSパネルを採用。15.6インチのサイズながら文字はキメ細かく、非常に広々と感じるはず。
たくさんのウィンドウを開いたり、多数のパラメータを表示したりなど、情報が多い場合には特に便利に感じるはずです。もちろんゲームの画質もキメ細かくなり、質感がグッとアップしています。
IPSディスプレイはどの角度から見ても色の変化が最小限で、非常に見やすい。色合いはくっきりしていて、高解像度でゲームをプレイするとリアル感がすごい。
キーボード
キーボードは19mmのピッチを確保したフルサイズ。キーのサイズも大きく、打鍵感は重くもなく軽くもなく、適度で打ちやすい。しいて言えばやや軽い方になると思います。
FPSやストラテジーゲームで多用する10キーも備えています。アイテムの出し入れやユニットの指令を割り当てれば、戦況を有利に運べるはず。もちろんエクセルなどの事務作業にも使えます。
キーボードはバックライトを備えます。ディスプレイへの映り込みを抑えるために照明を抑えてプレイすることもありますが、そういう場面でもバックライトのおかげでくっきりと見えます。
中央をぐいっと押すと多少たわむ感じがあります。欲を言えばここの強度をもう少し高めてほしいと思いますが、使用上はまったく問題はありません。
タッチパッド
タッチパッドは1プレート+2ボタンタイプ。カーソルの追従も良く、2本指でのスクロールにも対応しています。
1プレートだけのタイプではボタンが反応しにくかったり、押すごとにカーソルがズレたりする場合がありますが、物理的なボタンがあれば確実なクリックが可能です。
精密な操作が必要なゲームマシンでは、やはりボタン付きがありがたいですね。G-Tune独特のマウスボタンは、他の機種に比べ深く沈む感じで、明確なクリック感があります。誤操作も起こりにくい。
中央部には指紋センサーも備え、Windowsで設定をすれば指で触れるだけでログオンができます。簡単にログインできるうえに、セキュリティも高まります。
ポート類と拡張性
ポート類は十分な数が揃っています。
ディスプレイはMini DisplayPort ×2、HDMI ×1を搭載。
拡張ポートはUSB3.0(Type-A) x3、USB 3.1(Type-C) x2、有線LAN、カードリーダーも付いています。普通の使い方なら足りなくなることはないでしょう。
数個のUSBポートやHDMIを必要とするVRシステムにも、余裕で対応できます。
USBは5ポートもあるので、マウスやUSBヘッドホン、録画ユニットなどを一気につなげます。最新の高速Type-Cポートがあるのもうれしい。
重量
重量は約2.7kg。最近の”普通の”パソコンは1.8kg前後で、それと比べれば重く感じますが、過去のゲーミングマシンは4kgほどの重さが普通であったことを考えれば、驚くほどの軽量化だといえるでしょう。
サウンド
キーボード上部に大型のスピーカーを搭載。
ノートパソコンでありながら 2ch のスピーカーを搭載することにより、ノート PC とは思えない奥行き感と、広がりのあるステレオ空間を実現しています。ゲームはもちろん、映画も迫力のサウンドです。
音量も十分に大きい。
ACアダプタ
ACアダプタは約800gほどあり、大きさも大人の手のひら以上です。気軽に持ち運ぶ大きさではありません。
ただ、この大きさのノートは据え置きとして使う人も多いでしょうから、そんなに大きな問題ではないと思います。
Core i7とGTX 1060を駆動するには安定した大電力が必要。いたしかたないところです。
騒音ノイズ
薄型のノートにこれだけの機能が詰め込まれていますので、ファンの騒音も気になるところ。
かなりの騒音が発生してしまうのでは・・・と想像していましたが、通常状態ではビックリするほど静かです。ごく普通のノートパソコンと変わらないほどの、「フィーン」というささやかな音。
とはいえ、VRや重量級の3Dゲームなどで負荷がかかると、1m離れていても十分に聴こえる音になってきます。ただ、音質としては低音に抑えられていて、そんなに耳障りではありません。良く工夫されていると思います。
ゲーム中はヘッドホンなどで聴くようにすれば、さらに気にならなくなるでしょう。
ベンチマーク
ベンチマークはまず世界標準とも言える3DMarkにて計測しました。
かなりの高負荷のかかるFireStrike Extremeで5344ポイントをマーク!必要十分です。
多数のキャラが現れる場面では60fpsを切ることはありましたが、ほとんどの場面では60fpsを保ちスムーズ。FULL HDでのゲームなら、ほとんど高画質設定でプレイできます。
その他のベンチマークはまた後日、まとめて公開したいと思います。
WTS的まとめ
これだけの機能を備えていながら、価格が139,800円(税別)からというのは、お買い得とさえ言える金額だと感じます。4Kゲームをしようとか、超高画質セッティングを試したいという人以外は、だれでも満足できそうなバランスです。