今日はNEC Lavieから発売中の小型ノートパソコン「Lavie NM」を実際に使ってみて、レビューしますよ!
- わずか908g、カバンにもラクラク入る小ささ
- 最長11.7時間も使える長時間バッテリ
- 最新パーツを採用したサクサク軽快な動き
小さくて持ちやすい!
まず持ってみると、その絶妙な小ささがいい感じです。A4用紙よりもわずかに小さな289×196mm。
A4ノートと同じぐらいの面積で、まさしく「ノートパソコン」ですね。厚みも17mmと可能な限り薄く作られていて、紙のノートを出し入れするように、気軽にカバンに入れられます。
重量は908gと軽量。仕事や授業で毎日持ち運びたいと考えているのなら、パソコンは「1kg以下」を目安にしたいところ。
カラーは「メタリックピンク」、「パールホワイト」、「パールブラック」の基本色に加え、ウェブストア限定で「メタリックブルー」を選択可能。
今回のレビューはメタリックピンクです。
淡いフェミニンな色ですが、ピンク過ぎず、品のある色合いです。
小型で発色のよいディスプレイ
ディスプレイは12.5インチ。小さなボディいっぱいまで、可能な限り大きな画面を使われています。
この小ささですが、文字は読みやすく、そんなに「狭さ」も感じません。
インターネットを見たり、エクセルに入力したり、作業は大きなパソコンと同じぐらいにできるな、と感じます。
ディスプレイは非光沢タイプ。周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。
IPS液晶なのでどの角度から見てもほぼ色化けや白っぽくなることもなく、鮮明です。
(撮影の問題で白っぽく見えてしまっておりますが、実際の画面はすみずみまで色がはっきり見えます)
ディスプレはここまで開きます。
画面下側にはカメラもあります。友達と顔を見ながらの話しも可能ですね。ただ、下側についているのでちょっとアオリ気味になってしまうのが気になる点。
電源スイッチは指紋認証も
電源スイッチは右上にあります。
実はこれ、単なるボタンではなく、指紋認証機能も搭載。「Windows Hello」に対応しており、登録すればスマホのようにタッチするだけで、Windowsにログインできてしまいます。
「長いパスワードはめんどう!」と言って、1234とかabcdeとか、さらにはパスワードなしで使っている人もいますが、個人情報を狙う悪人のかっこうのエジキです。
特に盗まれやすいLavie NMのような小型パソコンは、非常に危険だと言えるでしょう。
その点指紋認証なら、長いパスワードでもワンタッチで入れるので、カンタンなのに安全が高まります。
打ちやすいキーボード
仕事や授業で使いこみたい!と思っていても、キーボードが使いにくくては話になりません。
Lavie NMは小さくてもキーボードは合格点です。
長年日本用のパソコンを作り続けてきたNECの技術がしっかりと活かされています。
文字キー一つ一つは大型のノート比べ一回り小さめではありますが、特に意識しなくても間違いなく打てました。キー表面の文字も大きめで見やすいです。
キーはアイソレーションタイプで、一つ一つのキーが間隔を持って並んでいるので、爪が長い女性でも上のキーに引っかかったりすることがありません。
周りの特殊な機能のキーは少し縦長になったり、細くなったりしていますが、打ち間違いは出ない程度です。この面積でめいっぱい大きくしようと、丁寧に作られています。
さらっとしたタッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。
さらっとしていて、すばやい操作も可能です。複数の指によるジェスチャー機能もあります。
とても静かというか「無音」!
この小ささなので熱がこもって、けっこううるさいのかな・・・と心配になりますが、なんとLavie NMは、冷却ファンがありません!最初から最後まで、まったくの無音で動きます!
非常に低発熱な部品を使ってあり、ファンがなくても本体が熱くなることはありません。たくさん使っても、ほんのり温かい程度です。
図書館や教室でパソコンを使うと、「フィィィィン」というファンの音が気になる時があります。隣の人に風が当たって、イヤがられることもありそうです。
その点Lavie NMなら、音もしないし、風も出ません。とても静かな環境でも、安心して使っていられます。
びっくりするほどサクサク
5年ほど前の小型パソコンは、小さいけれど遅い、というのが普通でした。
ですがLavie NMは最新CPUを搭載し、びっくりするほどサクサクと動きます!
Windowsの起動はわずか15秒ほど。さらにスリープ状態なら2、3秒でパッと画面が出ます。待たずに作業ができるので、やる気が持続しますね!
エクセル、ワードなどのソフトも軽々動き、快適です。
たくさんのポートがたすかる
本体後ろ側にはUSB、HDMI、SDカードスロットなどの拡張ポートを装備。
USBメモリやSDカードを読み込んだり、HDMI端子から大きなプロジェクターに映したり、拡張性も妥協していません。
性能ベンチマークテスト
Lavie NMがどの程度の作業を行えるのか、ベンチマークテストを行いました。
PCMark 10
パソコンの全体的な性能を試験するベンチマークです。
インターネットブラウズや文書作成、画像処理など、普段よく行う作業がどれだけ快適になるかが分かります。
スコアは1950。
多くのソフトが快適に動作するのが2000ポイントですので、わずかに届かないまでも十分なスコアといえるでしょう。
CineBench 15
CPUとOpenGL能力を計測するChineBench 15です。
テスト | スコア |
---|---|
OpenGL | 24.17fps |
CPU | 175cb |
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm | 32501 |
Ice Storm Extreme | 23330 |
Cloud Gate | 3452 |
Sky Diver | 2000 |
Fire Strike | 510 |
軽いゲームなら十分に遊べる能力があります。ゲームだけではなく、写真や動画がなめらかに見られるということにもなります。
スペック
今回のレビュー機のスペックになります。(※現在はマイナーチェンジがあり、CPUはCore i5-8200Yが最上位となっています。)
項目 | スペック |
---|---|
OS | Microsoft Windows 10 Home (x64) |
CPU | Intel Core i7-7Y75 |
CPUコア/スレッド数 | 2コア / 4スレッド |
メモリ | 8GB |
メモリスロット (空きスロット) | 2 (2) |
グラフィックス 1 | Intel HD Graphics 615 1024MB |
ストレージ 3 | 512GB NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.5インチ |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
ポート類 | USB 3.0 x2、HDMI、SDカードスロット |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/a/b/g/n |
有線LAN | なし |
サイズ | 289(W)×196(D)×17.0(H)mm |
重量 | 908g |
WTS的まとめ
小さくて軽い。毎日使うことを意識して、しっかりと仕上げられたノートパソコンです。
女性向けの小さめのカバンでも入れられ、荷物の多くなりがちな学生でも苦にならないサイズ。さらにとても頑丈です。
いつでもどこでも使えるパソコンを考えているのなら、まず検討に入れたい1台です。
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