先日発売となった、nVidiaの新しい最強GPU「GeForce GTX 1080 TI」。先日まで”最強”とされていたGeForce TITAN Xさえも上回る場面があるという、コンシューマ系最強のチップです。というかTITAN Xを超えちゃっていいのか?序列がおかしい。
さて、最上位のGPUが入れ替わることで、下のグレードがかなり値下げとなっているのに注目。特に今まで最上位だった GTX 1080が 5000円近い値引きとなるなど、お得感が強くなっています!
ということで!GTX 1070を使っていた僕も、早速GTX 1080ゲット!
買ってきたのは「MSI GTX 1080 ARMOR 8G OC」。
NTT-Xで5,000円値引きクーポン+800円限定クーポンで、64,000円(税込)でした!安い!
いままで8万円前後だったGTX 1080が、6万円半ばに下がってきて本当に買いやすい。
問題は・・・
取り付けるのは僕の自作マシンですが、問題が一つ。
実は使っているLIAN-LIのケースは、長さが270mmまでのカードしか正式対応していません。現在搭載しているのはFounders Editionとほぼ同サイズのASUSのTURBO-GTX1070-8Gで、これでもケースギリギリ。
対して今回購入したMSI GTX 1080 ARMOR 8G OCは279mm・・・明らかにオーバーしています。
さらに、TURBO-GTX1070-8G のほうは幅が11cmと横方向にも余裕がありましたが、GTX 1080 ARMOR 8G OCは14cmとこれまたギリギリ。
とにかく縦、横、高さすべてがほぼいっぱいとなることは間違いありません。 電源ケーブルなどがしっかり配線できるのか、心配です。果たして入るのでしょうか?
というか入らなかったら即オークションです。(;´Д`)
カードを点検
外観を見てみます。
ただの黒い箱のようなASUS TURBO-GTX1070-8Gと比較すると、GTX 1080 ARMOR 8G OCはかなりゴテゴテしています。とはいえカラーはブラックとホワイトのみを使ったモノトーンで、ケース内の色を抑えたい時にうれしい。LED類もありません。僕は好み。
大型のツインファンは60度以下で自動停止する、Zero Frozr技術を採用。ファンブレードにひねりを加えた独自の意匠で、風量アップと静音化を同時に実現しています。
太いヒートパイプが側面をはい回っています。見るからに冷えそう。
カードを持ってみると、ヒートシンクなどはすでにひんやりとしています。放熱効果はかなり高そうです。
フレームも金属を多用してあり、かなりガッチリとしています。そしてずっしりと重い。877gあります。
とにかく入れる!
早速取り付けてみます。
まずケース前面にあるUSB端子などのケーブルが当たりそうなので、かなり急角度で曲げて固定。なんとか3mmほど空間を作り出すことができました。
カードを入れてみるとまさにギリギリ!でも入った!
裏配線とGPUのスキマは目測で2mm弱!接触寸前です。ここまで近いとカードのノイズでUSBに悪影響が出ないか心配になる。まあ前面はあまり使わないから気にしないことにします。どうしようもないし。
次に幅。
こちらもケース側面パネルにギリギリです。というか、そのままの状態では配線が完全に外に出てしまっています・・・
電源コネクタもASUSは8ピン1コネクタですが、GTX 1080 ARMOR 8G OCは8+6の2コネクタ。ケーブルもかなりカタイので、ぐいぐい曲げながら取り付けていきます。コネクタが破損しないか、基盤が破損しないか、かなりドキドキ。
とりあえず取り付けて、ケーブルを押し付けながらパネルを閉めるという、どう考えてもケーブルにやさしくない方法でようやっと格納!
なんとか取り付け完了です!ラッキー!
というのかいいのかこの配線?まあ火を吹くことは(たぶん)ないでしょう。
GTX 1080を秒殺でヤフオクに出す、という事態は免れました。
かなり静か!
動かしてみました。すごいですね。かなり静かです!
温度も計測してみましたが、超小型ケースにも関わらず、GPU温度はMAX 83度で抑えきっています。
20分間 3DMark のストレステストをかけましたが、 最大温度でもファンは「シュー」というかなり低めの音で耳障り感はなく、それ以上大きくもなりませんでした。GTX 600シリーズ時代のような「ブオオオオオン!」という、掃除機か!と思うような音とは段違いです。
消費電力は最大244Wを計測。
そしてZero Frozr技術。
公式では60度以下でファンが停止となっていますが、システムモニタを見ていたところ50度以下でファンが0回転となりました。ファンが止まってしまえばカードは完全に無音。あまりの静かさに、最高クラスのGPUを搭載していることを忘れそうになります。
気になるのは熱だまり
1点気になっているのは、TURBO-GTX1070-8Gでは外排気でしたが、GTX 1080 ARMOR 8G OCでは内排気となること。つまり熱がケース内にたまりやすくなるということです。
大型CPUクーラーとケースファンで問題はないと思いますが、気になるので次回はトップファンを付けていこうかと計画中です。
取り付けました。そのレビュー。
WTS的まとめ
なんとか収まって本当に良かった!久々の緊張感でした。メーカーの規格に従うなんて、絶対にイヤですよね!(!?)次回はさらなる冷却効率を求めて、トップファンを取り付けていこうと思います。