今日は話題の新型タブレットPC、Microsoft Surface Proを借りてまいりました!
どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
Surface Pro 2~4まではナンバリングが付けられていましたが、今回からナンバーが外され「Surface Pro」というブランド名へ統一となりました。
従来から正統進化したその内容とはいかに?
デザイン
デザインは「4」とそんなに大差がない、というか後述の細かなポイントを見なければ新型と判別できないほどそっくりです。
逆に言えば、4までで無駄なものが削ぎ落とされた結果、外観に関してはほとんど手を加える必要がなくなったと見ることもできるでしょう。
ディスプレイ
ディスプレイは12.3インチのほどよい大きさ。
タブレットしては大型の部類ですが、タイプカバーを付けてのラップトップスタイルとして使用されることが多いSurface Proでは、このぐらいの大きさは必要です。エクセル、ワードでも狭さを感じない大きさです。
解像度は2736 x 1824ピクセルで密度は高い。写真は非常に緻密に見えます。
独自技術のPixelSenseに対応した高品位なIPSディスプレイを採用しており、色再現も美しく、またどのような角度から見てもほとんど色が変化せず、とても見やすいと感じました。
使い方を変えるキックスタンド
見えないところでキックスタンド(裏面のスタンド)がかなり進化しています。
3、4までは、ディスプレイをある程度立てて見るような角度までしか開きませんでしたが、今回は全開にするとほとんど寝てしまうほどまで開きます。最大角度は165度となり、ここまで広げると机の上でちょっと角度を付けたノートのような感じになります。
上から見下ろすように書き込めるため、特にイラストやノート取りなど、ペンを多用する人には最高ではないかと。しかもこのちょっと持ち上がった角度が非常に書きやすい!
新しく設計されたヒンジがいい仕事しています。
ヒンジは前回までのちょっと貧弱っぽい細いものから、がっちりとした金属に代わっています。と言っても前回までも「ヒンジが壊れた」という人はほとんどいなかったようですが、より安心感が上がったといえます。
キーボード
キーボードは別売りのタイプカバーを使用します(>Surface 用アクセサリ)。カラーは現在、ブラック、バーガンティ(深い赤)、プラチナ(明るいグレー)、コバルトブルー(深い青)の4色展開。
どの色もとても落ち着いた色合いで、ビジネス、ホーム問わずに使えそうです。
コネクタ部分には強力な磁石が装備されており、Surface Proの下部に近づけるだけでパチッと吸い付きます。磁力はかなり協力で、軽く振る程度では全く外れません。
このように机にぺたっと平たく打つこともできますし、
ディスプレイ下部に軽く持ち上げるようにすると、ディスプレイにカチッとくっつきナナメに固定されます。これも磁石の力です。こうするとキーボードに角度がつき、とても打ちやすくなります。
キーはフルサイズに近い大きさで、ストロークも1mm程度あり、こんなに薄いのにしっかりとしたタッチ感があるのに驚きます。
ただ、薄いがゆえに強度は普通のキーボードより弱く、勢いよく叩くとたわみを感じます。とはいえ強度を保とうと裏に鉄板を通したりすれば、重くなってしまいます。さすがにここは仕方のない部分でしょう。ギリギリの選択といえそうです。
バックライトも装備。バックライトを使用すれば多少薄暗い場所でも正確にタイピングできます。
タッチパッド
Surface Proはタブレットなのでもちろん画面タッチに対応していますが、タイプカバー側にもタッチパッドがついています。ラップトップスタイルではこちらのほうが便利ですね。
タッチパッドは1プレートタイプ。カーソルの追従も良く、2本指でのスクロールにも対応しています。
右下/左下を押し込んでクリックも可能です。
ポート類
ポート類は必要最小限の数ですが、よく使うと思われるものはたいてい搭載しています。
フルサイズ USB 3.0(Type-A) x1、Mini DisplayPort x 1、microSD カード スロットがあります。そのほかに充電ポートを兼ねたSurface Connect (ドック端子)があります。
これから対応機器が多くなるUSB 3.1(Type-C)ポートがないのは残念ではありますが、まだまだ対応機器は少ないので、現状ではそれほど問題にはならないでしょう。
USBが足りないな~と言う場合はSurface Connectに取り付けるSurfaceドックを購入すればいいでしょう。
USB 3.0 x 4、Mini DisplayPort x 2、Ethernet 端子 x 1、オーディオ出力端子という豊富な端子がワンタッチで増やせます。(型番はPD9-00009 平均27,000円前後)
静かさ
静かさはさらに進化しました。
非常に省電力なIntelの最新第7世代CPUを搭載することで、Core m3、Core i5モデルではなんとファンレスを実現!まったく無音の動作です。どんな場所でも音が気になることはありません。
フルスペックのWindows 10 Proが動くほどパワフルなのに、AndroidタブレットやiPadのように無音で動作することに驚き。
前作までは、ゆったりした気分でウェブを見ていても、裏でWindows Updateが始まり、突然ファンがビュンビュン回りだすことがありました。普段が静かなだけに何事かと思うほど。
静かなことはいいことだ。
スペック
今回のモデルのスペックです。他にもCPUや容量の違いでいくつかのモデルが出ております。こちらからご覧ください。>マイクロソフトストア
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64-bit |
CPU | Intel Core i5-7300U CPU |
CPUコア/スレッド数 | 2コア / 4スレッド |
メモリ | 4GB |
メモリスロット (空きスロット) | – (-) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620 |
ストレージ | 128GB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 12.3インチ |
解像度 | 2736 x 1824ピクセル |
ポート類 | USB 3.0(Type-A) x1、Mini DisplayPort x 1、microSD カード スロット、SurfaceConnect(充電、 Surface ドック用端子) |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/b/g/n |
有線LAN | なし |
サイズ | 201.42mm x 292.10mm x 8.45mm |
重量 | m3: 約 768g、i5: 約 770g、i7: 約 782g |
最もお安い128GB / core M3 / 4GB RAM版は¥114,264 (税込)と、いままでよりも買いやすくなっている点も見どころです。
今回のモデルはCore i5モデルですが、Microsoft Office、Adobe Lightroomなどを動かしてみても、キビキビとした動作です。Surface Proだけを持ち運んで仕事を完結することも可能でしょう。
WTS的まとめ
4からは形がほとんど変わっていないためマイナーチェンジという人もいますが、細かな点を追っていけばマイナーチェンジとは言えないほどの進化が詰め込まれています。しっかりと第5世代になっています。特にファンレスはやっぱりいい!タブレットはもう無音が当たり前になりますね。
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