どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はMicrosoftから販売されている高機能タブレットパソコン、「 Surface Pro 4」を借りてきました。
4月間近ということもあり、新生活の道具を買い出しに行っている人も多いでしょう。その中でもパソコンの購入は一大イベントです。
Surface Pro 4は「Pro」ということで、ビジネス用途に聞こえますが、使っているうちに「ひょっとしたら大学生が一番便利に使えるんじゃないか?」と感じました。
薄い、軽い、鮮やか
まず外観から見てみましょう。
通常サイズのノートパソコンでも採用されるCPUを、8.4mmの薄さに搭載しているのでまず驚く。本体部分のみなら約 786 g (i5 / i7 モデル)、 約 766 g (Core m3 モデル)という軽さ。毎日持ち運んでも苦にならない重量です。
高い解像度で非常に鮮やかなディスプレイ
ディスプレイは12.3 インチ。
解像度(画像のきめ細かさ)は一般的なタブレットを大きく上回ります。他のタブレットではフルHD (1920×1080)が多い中、Surface Pro 4は2736 x 1824ピクセルという非常に高い解像度を備えます。
細かな文字までくっきりとしていて、とても見やすい。
学校で配られる文字の多い資料、論文、ウェブを調べる際も、拡大せずに読むことも可能です。
解像度が低いノートの場合、ウェブで調べていてもスクロールばかりしていて時間がかかることもありますが、Surfaceなら目を近づければ小さな文字でもそのまま読めるので、はかどります。
また、PixelSenseという独自技術により、写真がとても色鮮やかに見えるのもポイント。
実験写真のちょっとした違和感、色の見比べなどに威力を発揮します。
このような急角度から見ても、画面の色はほとんど変化せず非常に使いやすい。複数人で見る場合も全員が同じように見えますから、話がスムーズに進みそうですね。
ペンで自在に書ける
ペンが付属しますが、これがとても使いやすい!(※Core m3モデルは別売り)
ペン先はとても細く、反応が良いのでまるで紙に書いているような気分です。とはいえディスプレイはガラスですので、実際の書き味としてはガラスに書いているような、ちょっとすべる感触です。
1024段階の繊細な筆圧を感知でき、細かな文字や線もしっかり書けます。
ペンの後ろ側もタッチに対応していて、さらにボタンにもなっています。アプリケーションによっては消しゴム機能や、機能の呼び出しなどが割り当てられます。
消しゴム付き鉛筆のように、ペンをひっくり返せばすぐに消せます。
また側面には、右クリックボタンもついています。
ペンをワンタッチすればメモアプリ「Note Anytime for Surface」が開くのもポイント。
ペンをサッと出して画面をトンッとワンタッチすると、すぐに書ける状態になるので、アイデアを思いついたとき、教授と話したポイントなどをすぐに書き留められます。
まさに紙のメモ帳のようなレスポンスですね。パソコンの起動を待ってそれからメモ・・・では忘れてしまうことも多くなるでしょう。Surface Pro 4なら紙のメモの代わりとして持ち運べるかもしれません。
ペンは本体サイドに磁力でくっつきます。ただし、そんなに強力にくっついているわけではないので、カバンの出し入れや振動で落ちてしまうこともありえます。紛失には注意したいですね。(7千円近くしますので・・・)
授業中の書き込み、レポートを見ながらのメモ、図を描きながらの相談などなど、ペンが使えることで用途が一気に広がるでしょう!
使いやすい タイプ カバー
このカバーは「タイプカバー」。なんとこの薄さでキーボードも付いているのです!
質感はバックスキンのような感触で、サラッとしているのにすべりにくく、上品な感じ。色も何色もありますから、あなたの個性に合わせた色を選択できます。
こんなペラペラのキーボードはさぞかし打ちにくいだろう、と思ってしまいますが、意外や意外、普通に打てます。
キーはタッチパネルではなく、本当にカチカチと押すことができるスイッチボタン。キーは軽めで反発力も適度。もちろん多少のたわみ感はありますが、十分に打てると感じます。
タイプカバーの取り付け / 取り外しはワンタッチ。
後ろのコネクタ部を本体に近づければ、磁力でカチッとくっつき、すぐに使用可能。取り外しはぐっと引きはがすだけ。
何度も取り付けと取り外しを繰り返しましたが、所定の位置にピッタリとくっつき、接続ミスは1回もありませんでした。
キーボードの後ろ側もマグネットになっていて、画面にくっつけることで、キーボードに角度をつけることができます。
こちらがくっつけたところ。少し打ちやすくなります。
手前にはタッチパッドも備えています。普通のノートパソコンのように指をすべらせて操作することができます。
右下 / 左下はスイッチになっていて、押し込むと右 / 左クリックが可能。
自在な角度
Surface Pro 4の後ろ側には、立てるためのスタンドが装備されています。板状の足をパット広げれば、すぐに立てることができます。
角度も非常に柔軟で、無段階に買えることができます。最大まで倒すと上から覗きこむような使い方にも対応できます。(写真一番右)
ファンの音はほぼ聞こえない
Surface Pro 4には高速なCPUが搭載されていますので、冷却のためにファンが搭載されています。本体サイドにはこのようなスリットがあり、熱の排出を助けています。
ファンは常時回っているようですが、耳を近づけて、集中して聞けば聞こえる程度のかすかな音です。グラフィック作業など、かなりの負荷をかけると「フイーン」という小さなファンの音が聞こえてきます。気にはなりますがうるさいほどではありません。
通常時はほとんど聞こえないと言ってもいいでしょう。
アダプタも小さい
アクティブに使うなら、電源アダプタも常に持ち運びたいですね。アダプタは小さいので、鞄の隙間にさっと入れられます。
USBの充電端子がついているのがちょっとうれしい。
WTS的まとめ
ビジネスでももちろん使えますが、普段紙のノートをよく使っている学生のほうが、たぶんSurface Pro 4はなじむのではないかな、と感じました。Windowsを作っているMicrosoftの商品だけあって、Windowsとの親和性はバッチリ。タブレットの見本のような機種だといえます。