前回はおおまかな機能と外観のみを紹介しました、ブラザーのインクジェット複合機MFC-J870N。
今回はFAX機能を調査してみたいと思います。
配線はちょっと特殊だが、むずかしくはない
MFC-J870NのFAX回線ケーブルは本体内に接続します。有線LAN、USBケーブルも本体内に接続します。
配線接続部が見えないので片付いた印象にはなりますが、20cmほどケーブル長の余裕が必要になります。
本体上蓋を開けます
図示されている経路でケーブルを接続
接続は特殊ですがむずかしくはありません。電話回線は電話側と回線側で2つのポートがありますのでそれを間違えないように接続します。
FAX専用機とする場合はFAX回線(回線側)のみ接続します。
とても使いやすいFAX機能
FAX機能はとても使いやすいです。
タッチパネルでダイヤルして送信する、またはパソコンからプリントするように直接送信することが可能。(ドライバのインストール必要)
とくにパソコンからの送信はワードやエクセルなどのソフトから、プリントするように送信できますので非常に手軽!席から立たずにFAXできますので、遠いFAXまで往復する時間も短縮できます。
パソコンからの送信は画質が良い
パソコンから直接FAXする場合は非常にキレイに送信できます。
紙にプリントした書類をFAXする場合
- 線がギザギザになってしまう
- 画像や写真が真っ黒に潰れてしまう
- 細い線が消えてしまう
- ホコリで細かなヨゴレがたくさん見えてしまう
などの欠点があります。
パソコンからの直接送信はデータで送るので細い線もくっきりとキレイに、またホコリが入ることは絶対にありませんので鮮明です。
写真もほどほどに見えるものが送信できます。もちろん非常に暗い写真などは黒つぶれしてしまいますのでご注意ください。
現在、使用している会社は少ないですがカラーFAXにも対応しています。受信側が対応していればカラーのままFAXすることができます。
電話帳の登録などもパソコンから可能
もうひとつ便利な点が電話帳登録。
FAXの宛先登録は非常にめんどうです。MFC-J870Nはパソコンからエクセルのような画面で手軽に登録、変更、削除できます。
機械のタッチパネルからも登録できますが、画面が小さい上に文字の変換もめんどうなので、パソコンからの登録をおすすめします。
自動受信して特定のフォルダへ
FAXの自動受信も可能です。
無人でFAXを24時間受け付けることが可能。パソコンの指定したフォルダへどんどんと蓄積していけますので、営業時間外の問い合わせや注文の取り逃しがありません。
さらに自動受信も無線LAN経由で受け取れますので、受信用パソコンをMFC-J870Nの隣に置く必要はありません。離れた場所のパソコンで受け取れます。
WTS的まとめ
MFC-J870NのFAX機能は非常に使いやすいです!
DocuWorksとの相性も抜群で、着信したFAXをDocuWorks文書へ、DocuWorksからMFC-J870NへFAX送信やプリントするなど、使い方は自在です。
事務所に置くインクジェット複合機として、非常にコストパフォーマンスにすぐれた製品です。