MADOSMA(マドスマ)というスマホをご存知ですか?
日本では(というか世界でも)かなりマイナーな、Windowsを搭載したスマホです。いわゆる”Windows Phone”のひとつ。
Windows Phoneはマイナーで買う人も少ないためか、Docomo、au、Softbankといった日本のキャリアからはここ数年、新機種さえ出ていません。先日までは、Windows Phoneを使いたいなら海外から個人輸入するしかないという状態でした。
しかし!ここにきて我らがマウスコンピュータが突然Windows Phoneを発売!
なぜ!?
というかマジで驚いた。
それがMADOSMA(マドスマ)なのです!
「Windows Phoneなんてマイナーすぎてwww」とひとことで片付けてしまうのはカンタンですが、使ってもみないうちから良し悪しは判定できません。ということで実機を入手したので体験レビュー行きますよ!
MADOSMAがやってきた
Zenfone 5と比較した大きさ。
5インチ同士なのでかなり近い大きさ。MADOSMAがわずかに短い。
Zenfone 5より少し薄いです。
左がZenfone 5、右がMADOSMA。
背面パネル。ホワイトパールでさらっとした手ざわり。
パネルはプラスチックなので質感はそれなりですが、チープではありません。
カメラのレンズは大きい感じ。800万画素。
スペック
外観を見たところでスペックです。
クアッドコアのCPUを積んでいるので快適そう。注目のOSはWindows Phone 8.1。いったいどんな使い心地なんでしょうか。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows Phone 8.1 Update |
CPU | MSM8916 1.2GHz (4コア / 4スレッド) |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB |
ディスプレイ | 5.0インチ |
解像度 | 1280×720 ドット |
バッテリー容量 | 2,300mAh |
連続待受け時間 | 460 時間 |
連続通話時間 | 9 時間 |
充電時間 | 3 時間 |
ポート類 | |
3G / W-CDMA | Band 1 (2100MHz)・ Band 8 (900MHz)・ Band 19 (800MHz、Band 6 を含む) |
4G / LTE | Band 1 (2100MHz)・Band 3 (1800MHz)・Band 19 (800MHz)/ CAT4 |
SIM スロット | Micro SIM |
Bluetooth | Bluetooth® V4.0 (EDR / A2DP 対応) |
無線 LAN | IEEE 802.11 b/g/n 対応 |
背面カメラ | 800万画素 (オートフォーカス / LED フラッシュ付き) |
前面カメラ | 200万画素 |
サイズ | 142.8×70.4×8.4mm |
重量 | 125g |
アプリの状況
まずはアプリがなければどうしようもありませんからWindows ストアへ。
見渡した感じ、ツイッター、LINE、フェイスブック、グーグル関連など大手サービスはほとんど登録されているようです。
少し前までゲームはかなりスカスカの状態でしたが、だいぶ充実してきています。
Windows 10はスマホ〜デスクトップまで単一のアプリで実行できる、新しいユニバーサルアプリが登場します。さらに開発環境のVisual StudioはAndroidやiOSアプリを簡単に移植できるようになるようです。
今後一気にゲームやアプリも増えるかもしれません。というかたぶん増える。
ディスプレイ
画面は非常に明るくきれい。Zenfone 5と比較するとその明るさに驚きます。(笑)
Zenfone 5はこれでも最大輝度なんですけどね。並べるとむしろ暗く感じるという。もちろん目が痛いほど明るいので、このあと輝度は下げました。
使用感
アプリはタイルメニューでまとめられていて、Windows 8と同じような感覚で使えます。大きさの調整や表示内容もほとんど同じ。
標準ブラウザはインターネット・エクスプローラー。スマホサイズになりますが、操作感覚はWindowsとほぼ同じ。msnニュースと当サイトを閲覧。
で、少々使って気づいた点。
ときどき現れる確認ダイアログですが、AndroidとiOSは右に決定ボタンがあるのが一般的ですが、Windows Phoneは左にあります。これは慣れないと使いにくい。
スクリーンキーボードもイマイチ。
全体的にボタンが縦長で、感覚的に狭く感じます。どのあたりを押せばいいのか微妙にわかりづらい。慣れればいいんですが、iOSやAndroidの自然さには負けています。
ここも改善の必要を感じます。
Windows Phoneの状況
さて、iPhoneやAndroidスマホはちょっと見渡せばた~くさん使っている人がいますが、Windows Phoneは使っている人どころか知っている人すらいません。「Windows = パソコン」という図式から抜け出せていません。
このシェアの低さはマイクロソフトも十分わかっていて、今後Windows 10を中心に据え、スマホからサーバーまで一貫したサービスになって行くことを目指しています。
これからが楽しみなスマホといえるでしょう。
WTS的まとめ
一週間ほど使ってみましたが、機能やアプリに関してはそんなに不足を感じませんでした。まあ使っているアプリは大手のものばかりでしたが。基本的な実用にはまったく問題無いと言えるでしょう。ただ、画面のキーボードがいまいち使いづらいのと、Android、iOSと違って決定ボタンが左にあるのがなかなか馴染めません。
Windows 10からどう変わっていくのか、非常に楽しみな機種です。