どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日は先日購入したLenovo YOGA BOOKに標準で付属するデジタイザーペンについてレビューしていきたいと思います。
YOGA BOOKの下半分のボード部分は、光で浮かび上がるハロキーボードとデジタイザーの2つの機能を持っています。デジタイザーモードでは、ボートを丸ごと使って書き込むことが可能!
さらに、紙のメモパッド(これも付属)にボールペンとして書くこともでき、書いたものがそのままデジタル化できます。実際の使い勝手をレビューします。
YOGA BOOKのデジタイザーとは
YOGA BOOKの下半分はハロキーボードという、光で浮かび上がるキーボードが搭載されています。
しかしそれだけではなくて、ペンモードに切り替えれば、大きなデジタイザーパッド(ペンタブレット)に変身!付属のデジタイザーペンで高精度な書き込みが可能となります。
ちなみにこのデジタイザー技術は、ペンタブレットの老舗「Wacom」との共同開発。Wacom製のタブレットは、マンガ業界ではデファクトスタンダードとなっているほど、書き味と精度に定評があります。
YOGA BOOKのデジタイザー部分は、Wacomの“feel IT technologies”と、Lenovoの”AnyPenテクノロジー”を兼ね備えたシステムです。
ペンとタブレット
こちらが付属のペン。
僕は細いペンが好みですので、ちょっと太いな、と感じました。
ちなみにこのペン、びっくりするほどキャップが硬いです!最初は思いっきり引き抜かないと抜けません(;´∀`)。最初あまりに固くてネジ式なんじゃないか疑ったほどかたいです。狭い場所でやると抜けた反動で隣の人を殴りそう(笑)。
先端は黒いプラスチック。
ボールペンタイプもあり、3本付属しています。
ハロキーボード右上のペンアイコンを長押しすると、キーボードが消えて真っ黒なデジタイザーパッドになります。パッドはさらさらした表面処理です。書き味はよくすべる紙っぽい感じ。(ボールペン+ケント紙みたいな感じが近いかな?)
ペンの追従は十分な反応ですが、注意深く見ているとわずかに遅れています。ペンでスッと線を引いて0.3秒後に画面に現れる感じです。気にするとほんのひと呼吸遅れている感じ。iPad Pro + Apple Pencilのような完璧追従ではありません。
ただ、けっこう速く描いても、取り逃さず表示されるので十分だと思います。もちろんもっと追従速度が上がれば最高ですね。未来に期待です。
あとペン先の位置には小さな丸が出現します。
この丸は1.5cmほど離していても表示されているので、細い線をつないでいくこともまったく問題ありません。この機能は普通なら電池を内蔵したペンで実現するものですから、電池なしで実現していることに驚きです!
画面にはペンが使えない
こんな便利な機能、画面に直接描ければ最高!・・・と思いますが、残念ながらデジタイザーペンは画面には使えません。デジタイザーペンで画面を触っても無反応です。
画面は指もしくは普通のスマホ用スタイラスペンで反応します。
紙に書いたものをそのままデジタルに!
もう一つすごい機能は、付属のメモパッドとか紙を重ねて書くと、そのまんまデジタルにしてくれるという点!
まずこれがメモパッド。標準で付属します。
ハロキーボードに置き場所の目印がありますから、それに合わせて設置。裏側はマグネットになっていて、強く描いてもズレないのがGOOD!
ペンの先端をボールペンに変えます。ピンセットなどで引っ張ると芯が抜けますので、付属のボールペン芯を押し込みます。
メモに普通に描いていきます。
すると!画面にそのまんま現れました!
すげぇ!
紙のメモとデジタルのメモが一気に取れるというすごい機能!
紙に書いた後にカメラで撮影したり、小さなスキャナーで取り込むという涙ぐましい努力は不要です。紙は何でもいいので、ノートの切れ端でもチラシの裏でも、トレーシングペーパーでも、好きなものが使えます。
精度はかなり高いです。下の写真で見比べてみてください。
使えないアプリがあるのが難点
この便利なデジタイザー機能ですが、使えない(対応できない)アプリがあるのも残念。
もしかしたらAndroid特有なのかもしれませんが、例えばEvernote。僕のメモ類はEvernoteメインなのですが、このソフトの手書きモードでは書き込みできません。画面側のタッチなら反応しますが、デジタイザーからの書き込みはできませんでした。
Evernoteのような非対応のアプリでデジタイザーを使おうとすると、画面右下に小さな画面が出て、その中に書かれてしまいます。もどかしい!
Lenovoさん、せめてEvernoteだけでも早く対応して!
WTS的まとめ
ペンの使い勝手は本格的です!しっかりと使えるレベルに仕上がっています。Wacomとの共同開発は大正解と言えます。ただ、アプリの連携などソフト面はかなり未熟です。AndroidとWindowsで事情は違う可能性がありますが、少なくともAndroidでは「あれ?これにも書けないの?」と残念になることがありました。
おまけソフトで終わらせず、ぜひブラッシュアップしていってほしいと思います。