YOGA BOOK届いていきなりいろいろ酷使してみました!
HALOキーボード、予想通り微妙に使いにくいです!(笑)
どうもキーボードにやたらうるさい太田アベル(@LandscapeSketch)です。
ようやっと届きましたよLenovo YOGA BOOK。発表が9月28日で、29日に注文して、10月15日にようやっと手元に到着です。どんな物体なのかはこちらの記事をご参照ください。→極小!超軽量!キーボード付きでわずか690gのWindows, Androidタブレットがレノボから
さて、さっそく使い勝手のレビュー行きます!
今回は主に外観と、多くの人が気になるであろう、光で浮かび上がるキーボード「HALOキーボード」を重点的にレビューしますよ!
買ったもの
買ったのはYOGA BOOKのAndroid + LTEタイプです。他にもLTE無しバージョンや、OSがWindowsになるバージョンがあります。And+LTEを選んだ理由はこちらの記事へ→今夜到着予定!Lenovo YOGA BookでAndroid+LTEを選んだ3つの理由
こちらがパッケージ。
最近Lenovoはパッケージも凝っています。YOGA BOOKは白い箱に金文字でYOGA BOOKと書かれていて、かなりおしゃれ。
しかも中央のくぼみには蛍光オレンジのラインが通っていて、MOMAでデザイナーズツールを買ったような気分にさせてくれます。
美しく収まっています。
コンパクト!軽い!
まずは外観。
カラーは、初回版はこのガンメタル・グレーしか選べませんでした。今後ゴールドとかブラックとかが追加されるみたいですね。(→追加されました)
グレーはのっぺりした灰色ではなく、ちょっと青みがかったようなグレーです。
タブレット+キーボードなのですが、折りたたむとわずか9.6mmという極薄。カバンの隙間にもスッと入ります。
うれしい薄さ!
重量もたったの690g。一般的な10インチタブレットにカバー付きのキーボードを付けると、余裕で800g以上になるのでこの軽さはすばらしい!
とにかく大きさと薄さ、軽さに関しては完成の域に達しています。
LenovoのYOGAシリーズの特徴である「ウォッチバンドヒンジ」も採用。360度回転できるのに、どんな角度にしてもピタッ!と止まります。いい仕事してます。
HALOキーボード
そして大注目となる、”光で浮かび上がるキーボード”ことHALO(ハロ)キーボード。
物理キーを持たないので、重量軽減にもかなり貢献しているはず。
右上のペンマークを長押しすると、付属のスタイラスで文字や絵を描くことができる巨大なデジタイザパッドへと変身します。ペンの書き味などは次回まとめます。(まとめました→YOGA BOOKのペンの書き味と使い勝手は?体験レビュー!)
ペンモード。
ちなみに前回の記事で、届いてもいないのに「たぶん使いにくい」と大予想していました。Lenovo担当者が見ていたら「いつかブッ潰すブログリスト」に確実に入れられることでしょう。(笑)
では、実際の使い心地はどうだったのか?
視認性
まず光で浮かび上がるということで、気になる視認性。
これについては問題無しです。キーはかなりはっきりと視認できます。蛍光灯の下、明るい屋外でも大丈夫でした。もちろん明るいところでは、多少クッキリ度は落ちます。
シートに工夫があるのか、光は非常にマットな感じで光ります。まるで白い線で印刷されたかのような質感。光が消えると真っ黒な板になるので、はじめて「線が光だったのか!」と気づきます。これはおもしろい。
タッチ感(?)
次にタッチ感。
というか物理的にはただの板で、何の凹凸もありませんので感触は皆無です。画面にスクリーンキーボードを出して、それをタッチしているのとほぼかわりなし。
ただYOGA BOOKの宣伝に、「キーが押されたときにフィードバックを返す機構も備えます」と書いてあったので、「トンッとか感触があるのかな?」と非常に期待していたのですが、なんのことはない、ただバイブで振動するだけでした。(;´∀`)
キーを押すと「ビッ」という軽いバイブレーションが起こるだけで、AppleのTAPTIC Engineのような「まるで押しているかのような感触」とは全く違います。どのキーを押しても、バイブの位置も強さも一定です。
スマホと変わりない。
ついでに言うと、このバイブの発信源はキーボード側についていると思われ、キーを速く打つと 「ビッ、ビビッ、ビビビッ」と机に響いて地味にうるさい。
設定( キープレスの振動 )で「弱」にしてみてもうるささは変化なかったので、最終的にOFFにした。意味なし。
OFFにすると完全にスクリーンキーボードと同じです。ただ、画面とは分離しているので、キーボードの占領されて画面が狭くならないのはありがたい。
もう一点、バイブをOFFにすると完全に無音で打てるのに気付きました。キーボードの静かさがウリのVAIO S11を超える静かさです。(参照:完璧な快適さ!VAIO S11を連れて新幹線に乗ってみた結果)
音に関してはこれ以上ないぐらい静か、というか無音。
キーボードの打ちやすさは?
もう一つ気になるのは打ちやすさでしょう。
まず、こういうタッチタイプのキーボードとしてはかなり正確に反応します。「押したのに文字が出ない」とか、「1回触っただけなのに何回も文字が出る」いう銀行のATMのような低次元な現象はありません。
Ctrl + Cなど、組み合わせのホットキーにもしっかり反応します。
ですがどちらかと言うと、この機種を検討する多くの人は「ブラインドタッチができるかどうか?」を気にしていると思います。
ブラインドタッチは「キーを見ていればまあまあできる」と言っておきます。
まず、通常のキーボードではほぼついているFとJの目印(突起)がありません。当たり前ですが、もともと単なる板ですからね。つまりホームポジションがズレていても気づかないんですね。
ヒザの上に置いて打っていて、わずかにズレたりすると、途端にわけわからん文字が出てきます。そのため常に目でホームポジションを確認している必要があります。
また、小指系のキーが(初期状態では)ぜんぜんうまく打てませんでした。正確に言うと内側にズレます。例えばAを打とうとするとSが、@を打とうとするとPが出るという具合。
これは普段、僕がキーのフチ部分を打っているのが原因だと思われますが、物理キーボードではフチでも中央でも問題なく文字が出ます。
しかしHALOキーボードはデジタル判定なので、「隣のキーとの中央部分」を触れれば、コンピュータがどちらかを判断するわけです。それがたいてい隣のキーになってしまうと。
これに関してはLenovoも考えていて、YOGA BOOKはこの個人的なズレを自動で学習し、よりユーザーが打ちたいキーに調節してくれるようです。
これは長時間使用していかなければわからない部分ですので、後日またレビューしようと思います。とりあえず初日は直らなかった。
WTS的まとめ
ということでYOGA BOOK初日の感想でした!OSがAndroidなので、僕がモバイルでやりたかったことは、おおよそ満足行くレベルで達成しています。機能的には不足はありません。(ただCPUがAtomだからか、動かないアプリが1つ(LastPass)。ものすごい使うアプリなので困ってます・・・)
キーボードは実はかなり期待していた部分なのですが・・・10点満点で5点ですね。せめてフィードバックはもう少し工夫をしてほしかった。
また継続レビューしていきますのでお楽しみに!