最強の機動力を備えた最小ThinkPad X280レビュー!クーポンで10万円切りのモデルも


どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

今日はThinkPadシリーズで最小クラスとなるThinkPad X280をレビューしていきます!

ThinkPadシリーズは、最大は先日発売されたばかりの17.3インチの大型ディスプレイを備えたThinkPad Pシリーズ、そして今回の最も小型なこのX280まで、幅広いシリーズとなっています。

小型なX280はどんなメリットを秘めたマシンなのか、レビューしていきましょう!

  • 小型で無駄のないデザイン
  • 常に持ち歩ける重さ1.13kg
  • 多数のポートを備えた高い拡張性

デザイン

伝統のThinkPadデザインを踏襲した、マットブラックの引き締まったデザインです。

ムダな装飾を極力省いた、まさにプロ向けのデザインと言えます。反面、オシャレ感はほとんどありません。ビジネス一筋感がありますね。

 

天板の唯一の装飾はThinkPadのロゴ。ヘアライン仕上げのアルミ風で、落ち着いた光を放ちます。

手に持った感じ

12.5インチの小ささは手にもなじみます。

重量配分がちょうどよく、1.13kgの軽さも相まって、スッと持ち上げることができます。持ち運びも苦ではありません。

ディスプレイ

ディスプレイは非光沢タイプ。周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。

IPS液晶なのでどの角度から見てもほぼ色化けや白っぽくなることもなく、鮮明です。

ThinkPadの特徴である180度フラットに開く機構ももちろん搭載。何人も同時に見たい場面で役立ちます。

キーボード

ThinkPadの注目点はキーボード。長年ビジネスで鍛えられた非常に打ちやすいキーボードです。

 

キーは下側が丸くなっている独特な形で、表面もわずかにへこんでいて指にフィット。

 

すっと押し下がり、タンッとしっかりした反発があります。ノートパソコンでは最高の部類のタッチ感です。

 

小さいながらも面積をめいっぱい使い、可能な限り大きなキーにしています。この大きさですがとても打ちやすい。たくさんの文字を打つ書類でも、なんなくこなせます。

またホコリや湿気の多い場所でも実働に耐え、さらには多少水をこぼしても平気という強靭さも備えます。長く安心して使えます。

トラックポイント

ThinkPadのトレードマークでもある、キーボードの真ん中にある赤いトラックポイント。人差し指でわずかに力を入れると、その方向にカーソルが動きます。

 

タッチパッドしか使ったことない人は「いまいち使いづらい」と言うことが多いのですが、ThinkPadを長年使っている人の中には「トラックポイントのためにThinkPadを買っている」という人もいます。

 

書類を作るときの操作を考えてみてください。

文字を打つ → マウスを持つ → 文字を打つ → マウスを持つ・・・

という感じでけっこうひんぱんに手を動かしています。これでは手を動かすたびに思考が途切れ、集中力も途切れがちになります。

そこでトラックポイントです。

キーボードのホームポジションに手をおいたままで操作できるので、腕を一切動かさずにすべての操作が行えます。キーボードを主に使う人にとって、トラックポイントは非常に使えるデバイスです。

使ってみるわかりますが、腕の動きが他のパソコンに比べて半分以下になります。

タッチパッド

トラックポイントは操作に多少の慣れが必要ですので、一般的なタッチパッドも搭載しています。

 

タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。

複数指によるジェスチャーにも対応。

ポート類

小型、薄型ですがポート類はしっかりとそろっています。

電源ポートを兼ねた最新のUSB Type-Cが2ポート、従来の大きさのType-Aポートが2つあります。Type-Cの1ポートはThunderbolt 3にも対応しています。

またHDMI端子も備えていますので、そのまま外部ディスプレイへの接続も可能。

拡張端子を使えば、LAN変換ケーブルやドッキングステーションにも接続でき、さらに多数の機器に接続ができます。

拡張性にも安心感があります。

静粛性

ファンは付いていますが、普段使っているときは非常に静かで、意識して聞こうとしない限り聞こえません。集中している場面でもジャマになりません。

ベンチマークをかけて高音になってくると、「シュー」というわずかなファンの音が聞こえてきます。それでもかなり静かな方です。

音に敏感な人も安心して選べるのではないでしょうか。

スペック

今回のレビューマシンのスペックです。

最も能力の高いCore i7マシンです。小型ノートながら4コア/8スレッドであらゆる処理が高速で、全くストレスを感じません。どんな仕事でも余裕を持ってこなせるスペックです。

ローエンドモデルでもCore i3を搭載し、処理能力は十分です。こちらのクーポンで10万円以下となる点にも注目。

項目 スペック
OS Microsoft Windows 10 Home (x64)
CPU Intel Core i7-8550U
CPUコア/スレッド数 4コア / 8スレッド
メモリ 16GB
メモリスロット (空きスロット) 2 (2)
グラフィックス 1 Intel UHD Graphics 620 1024MB
ストレージ 1 256GB NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 12.5インチ
解像度 1920 x 1080ピクセル
ポート類 USB3.1 Type-C x2(1ポートはThunderbolt互換)、USB 3.0 x2、HDMI x1、イーサネット拡張コネクター2
Bluetooth あり
無線LAN(Wi-Fi) 802.11 ac/a/g/b/n
有線LAN なし(拡張コネクター接続で引き出すことが可能)
サイズ 約 307.7 x 209.8 x 17.4mm(フルHD タッチパネルなし)
重量 約 1.13kg(フルHD タッチパネルなし)

WTS的まとめ

手軽に持ち運べるサイズなのに、高い拡張性と処理能力を詰め込み、さらに頑丈さも実現した仕事のための一台です。

常に持ち運び、ガンガン仕事をこなすことができます!

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