iPhoneのバックアップを手軽に別の場所に変更するには?

iPhoneのバックアップは、MacのFinderや、WindowsのiTunesで取ることができます。

しかし、「バックアップする場所(バックアップ先)」は常に規定の場所に作られてしまい、手軽に変更したり、移動することはできません。

特に容量が小さなMacBook Airなどでは、iPhoneのバックアップがシステムドライブをかなり圧迫し、バックアップが取れなくなったりします。

今日は非常に使いやすいiPhone / iPadバックアップソフト「iMazing」を使って、自由な場所にバックアップを取る方法を紹介します!

記事中の商品/サービス

  Mac、Windows両対応。バックアップの場所を自由に決めたり、バックアップから写真1枚を復活させたり、自由自在なバックアップを実現。 無料の体験版はこちら。  

バックアップ場所を移動するのはかなりむずかしい

iPhoneのバックアップ問題はかなり前から言われています。

要は、バックアップ場所を指定できないため、システムディスクをどんどん消費してしまうことに問題があります。

昔の16GBや32GBのiPhoneならまだしも、最近は1TBのiPhone Proも存在します。それを256GBのMacBook Airでバックアップしろなんて、どうすりゃいいんだという話です。

 

実は、USBディスクをつないで「ターミナルからシンボリックリンクを作る」という強引な手法で、バックアップ先のフォルダを「見かけ上」別の場所につないでしまうことができます。接続先を外部ディスクにすることも可能ではあります。

ただ、この方法は「ターミナルでコマンドを打つ」という一般人にはなじみのない方法をとらなければならず、さらにバックアップシステムのフォルダ構造をよく知らないと、システムデータを壊すことになりかねません。(ln -s で送り先と送り元のディレクトリを”逆”に書いたときどうなるか?熟練者なら怖さが分かりますよね。ましてや送り先に / なんて書いたら・・・)

また、僕はシンボリックリンクの方法で数回はうまくいったものの、USBをつなぎ直すとシンボリックリンクが動かなくなったり、ディスクがつながっているのにバックアップができない、という現象にも遭遇しました。

それほど安定度の高い方法とは言えません。

 

それに、例えばNASなどネットワークドライブに移したい場合は完全にお手上げです。バックアップ後にいちいち手作業で移さなければなりません。

バックアップ先をもう少し自由に変えられないか?と探して、見つけたのが「iMazing」というソフトです。

高機能で自由自在なバックアップ

iMazingは非常に高機能なiPhone、iPadバックアップソフトです。

こちらがメイン画面。Macの純正アプリっぽい、シンプルでスタイリッシュが画面。必要な情報がわかりやすい。

 

iMazingはWindowsとMacの両方に対応しており、どちらもほぼ変わらない画面なのがうれしいところ。

Windows→Macにしたり、Mac→Windowsにした場合も、iMazingならバックアップを失うことはありません。Apple純正ではバックアップを移動して使うことはできません。iMazingなら、純正より安全という・・・

バックアップに関する機能はかなり充実していて、丸ごとバックアップはもちろん、写真アプリの写真を見ながら1枚ずつ保存したり、電話の着信履歴を探したりも可能です。

細かな機能はまた個別に紹介するとしまして、問題の「バックアップ場所」です。

iMazingはPCが認識できればどこにでも作成可能!これが最高です!

  • ドライブ内のどのフォルダでもOK!
  • 別のドライブもOK!
  • ネットワークドライブ、ネットワークフォルダでもOK!
  • USBディスクもOK!

とにかく自由なのです!

 

下記のスクリーンショットを見てください。デフォルトの場所、ネットワークフォルダ、同じPC内の別のディスクも選択できます。

iMazingバックアップ場所の設定画面

 

設定もカンタンで、iMazingの設定で目的の場所を指定するだけ!普通にファイルを保存するように場所を選べばいいので、誰にでもできます。(下はWindowsでの設定画面)

iMazingバックアップフォルダ選択画面

 

さらにすごいのは、複数の場所を登録しておけること!端末ごとに別のディスクに切り替えて保存したりすることできます。

iMazing複数のバックアップ場所

 

この機能で、バックアップの問題は一気に解決しました。

システムディスクの容量の心配をせず、大容量のiPhoneを使うことができます。

パスワードで強力な暗号化

バックアップにはパスワードをかけ、強力に暗号化することができます。

iPhoneのデータはプライベート情報のカタマリですから、非常に大切。バックアップを暗号化すれば、万が一データを盗まれたとしても中身を見ることは不可能です。

ただパスワードを忘れた場合、iMazingの会社でさえ復活できないということなので、くれぐれもパスワードをなくさないように気をつけたいところ。

バックアップから個別のデータを復帰

もう一つ使える機能が、バックアップからの個別のデータの復帰です。

例えば写真アプリ内の特定の写真や、連絡先、メモやiPhone内のファイルなどなど、すべて1ファイル単位で取り出すことが可能です。

iMazing写真アプリのバックアップから写真の取り出し

 

操作画面もわかりやすい。

例えば「あ!電話をかけようと思ったけど、連絡先を消してしまった!」という場合。

iMazingならバックアップ時点の連絡先がすべて残っています。ここから見ることができます。非常に便利。

iMazing 連絡先をバックアップから復活

WTS的まとめ

iMazingでiPhoneのバックアップ場所問題が完全に解決できます!

そのうえ、情報単体で復活できるので、うっかりミスをリカバリーすることもできます。価格はそれなりにしますが、オススメします!

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