どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
最近のパソコンは低価格高機能を狙う機種ばかりになってきています。そんな中でひときわ目立つのがHP(エイチピー)。ボディのデザインだけではなく、新素材や挑戦的な加工方法を使い、非常にオシャレで手の込んだパソコンを出しています。
今日はそんなHPのプレミアムパソコン「Spectre x360」を借りてきました。
硬質ですっきりとした見た目ながら、随所にちりばめられた精度の高い控えめな演出が、持ち歩く満足感を与えてくれる!
デザイン
デザインを見ていきます。
天板から底面まで、すべて金属で形成されたなめらかなボディです。

サラッとした表面処理がとても上質な感触。最近のHPの高級機種だけに付けられている、線だけで構成された「HP」のロゴがカッコイイ。

ディスプレイを開けるための指をかける部分も、とてもなめらかに削ってあり、工作精度の高さを感じさせます。側面には一切継ぎ目がなく、HPはユニボディと呼んでいます。

裏面はフタとなるパネルがはめ込んでありますが、これもまたなめらかにつながっており、さながら1枚の板のような感触。

多彩な使い方のディスプレイ
ディスプレイはFULL HD (1920×1080)の高解像度を誇る、光沢ディスプレイ。色合いも深く、くっきりとした映像です。文字もなめらかで読みやすい。(パフォーマンスモデルには4K解像度の設定もあり)

画面はタッチパネルです。

Spectre x360はその名前が示すとおり、ディスプレイをぐるっと360度裏返すことができます!ノートパソコンから一瞬でタブレットへと変形します。
横に持って使うことも

縦にもって使うことも

このように立ててテントのように使うことも(映画が見やすい)

180度ベタッと広げて、複数人で覗き込むような使い方も可能です。様々な形になるので、仕事からエンターテインメントまで、そのときどきで一番使いやすいスタイルを選択できます。

キーボード
キーボードはオーソドックスな配列。変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそう。

キーの押下感、反発は適度で、打ちやすい。キーの音は「パタパタ」といった音で、比較的静かめです。

キーはバックライトが付いています。少し暗いところでもしっかり視認できます。ただ、キーがシルバーで光がホワイトなので、昼間にバックライトを点けると逆に文字が見づらくなってしまいました。
明るいところではOFF、暗いところでONと、自分で操作する必要がありそうです。
また、タブレット型に変形させた場合は、裏側がキーボードになってしまいます。もちろんキー操作は無効となり動くことはありませんが、指がキーに当たるとにカチカチと動くので、慣れないあいだはギュッと持つことができませんでした。

タッチパッド
タッチパッドは横型の1プレートタイプ。

エッジ部分がダイヤモンドカットされて、光が当たるとキラキラと輝きます。

右下/左下を押すとクリックが可能です。

2本指でのスクロールなど、ジェスチャ機能も搭載しています。

ポート類
ポートは左側にUSB3.0 Type-A、右側に充電ポートを兼ねたUSB3.0 Type-Cポートを2個搭載します。必要最低限の数です。Type-CポートはThunderbolt3も兼用。大型ディスプレイへの出力も可能です。
複数の外部ディスプレイに接続したり、USB機器を複数繋ぐ必要がある場合は、別途多機能なドックを購入すれば便利です。
静かさ
ファンは付いていますが、普段使っているときは非常に静かで、意識して聞こうとしない限り聞こえません。こういう静かさも高級感を感じさせますね。
ファンの通気口も単純な形ではなく、格子の部分に光が当たるとキラキラと反射し、こんなところまでしっかり手をかけているんだな~と感心します。
スペック
Windowsは十分な速さで動きます。
ベーシックモデルはCore i5-7200U、スタンダード / パフォーマンスモデルにはCore i7-7500Uプロセッサが搭載されます。どちらも必要十分なパワーで、Core i7モデルならデザインや動画の加工など、重い処理にも対応できます。
下記は今回テストしたマシンのスペックです。スタンダードモデルをレビューしました。16GBの大容量メモリ、NVMe規格対応の最新高速SSDで、どの場面でもまったくストレスなく動かすことができました。
フル充電で15時間もの駆動時間があるのも見逃せません。持ち歩きが多い人にはとても心強いですね。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 10 Home 64-bit |
| CPU | Intel Core i7-7500U CPU |
| CPUコア/スレッド数 | 2コア / 4スレッド |
| メモリ | 16 GB |
| メモリスロット (空きスロット) | – (-) |
| グラフィックス | Intel HD Graphics 620 |
| ストレージ | SSD 512GB (PCIe / NVMe) |
| 光学ドライブ | なし |
| ディスプレイ | 13.3インチ |
| 解像度 | FULL HD (1920×1080) |
| ポート類 | USB A 3.1 ×1 、USB Type-C 3.1 ×2 (Thunderbolt 3 対応) |
| Bluetooth | あり |
| 無線LAN(Wi-Fi) | 802.111a/b/g/n/ac |
| 有線LAN | なし |
| サイズ | 約 307mm × 219mm × 13.9(最薄部)-14.9(最厚部) |
| 重量 | 約 1.31kg |
| バッテリ駆動時間 | 約 15 時間 |
WTS的まとめ
細部までこだわった精度の高いボディが、持つ喜びというか、所有するうれしさを感じさせてくれます。それでいてスタンダードモデルなら、こちらのキャンペーンで¥139,800(税抜)からという、この高級感からはむしろお安く感じる価格で買えるのもすごい。
ペラペラのプラスチッキーなパソコンにはあきあきだ!という人は、ぜひチェックしてください。
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