こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はHPのプロ用ノートとして位置づけられているProBookシリーズから「HP ProBook 470 G5」を入手しました!
プロ用(ビジネス用)と名乗るパソコンは、だいたいが黒やグレーの「いかにもパソコン」といった無骨なものが多い中、ProBook 470 G5は、個人用とほとんど変わらない金属質でスマートなデザインを採用。
それでいて最先端のCPU、高速なグラフィックチップ GeForce 930MXを搭載し、複雑な業務から趣味にまで幅広く応えてくれるマシンです。
ちなみにProBookは「法人向け」となっていますが、個人で購入することも可能です。余分なソフトも少なく、こちらを好んで購入する人も多いということ。
さっそく詳しくレビューしていきます!
デザイン
天板から底面まで、すべて金属パネル覆われたなめらかなボディです。
サラッとした表面処理がとても上質な感触。
強く主張してくる部分はまったくなく、天板は静かに光るhpのロゴが唯一の装飾です。
大柄な17インチノートだとは思えないほどの薄さ。持ち運ぶときもラクラクです。
ディスプレイ
ディスプレイは17.3インチ。ノートの中では最大クラスで、画面は広々としています。
文字も大きく見え、視力の低下が気になる方でも比較的ラクに読むことができるのではないでしょうか。
表面は非光沢タイプ。周りの光が映り込みにくく、細かな描画もしっかりと見えます。また光沢タイプよりも目が疲れにくいとされていて、長時間の使用でも集中力が続きそうです。
色の再現はまずまずの鮮やかさ。簡単な写真編集なら十分な色合いだと感じます。
オプションでフルHD (1920×1080)ディスプレイも選ぶことも可能です。さらに緻密で画像や映像のリアルさが増し、また文字のきれいさを感じることができます。
強力なグラフィックエンジン
このモデルには強力なグラフィックエンジン「NVIDIA® GeForce® 930MX」を搭載しています。
これは何かというと、通常はグラフィック処理はCPUだけが担っていますが、どちらかというとおまけ的な機能になり、高度な三次元処理やなめらかな映像処理は得意とは言えません。
ProBook 470 G5はグラフィック専用のチップGeForce 930MXを搭載することで、映像処理、グラフィックデザイン、動画のエンコード処理などを飛躍的にアップさせているのです。
そのおかげで、後述するグラフィックベンチマーク(性能試験)では、ノートパソコンとは思えない高いスコアをマーク。少し前のグラフィックワークステーション並の映像を実現しています。
17インチの大画面でも非常になめらかな映像を楽しむことができます。
キーボード
キーボードは10キー(数字キー)も備えたフルサイズタイプ。10キーはエクセルや家計簿など、数字を多く入力する場面で非常に便利です。
オーソドックスな配列で変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。
タイピング時の反発力も適度。たくさんの文字を打つ作業でもなんなくこなせそうです。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。
複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。
ポート類
ノート型ながらも、ポート類はデスクトップマシン並に多数装備されています。
USB は最新のTypeCポートも合わせ合計4ポート。
外部ディスプレイへはHDMI、アナログRGB ミニDsub15ピン(VGA端子)も装備しています。
多くの会議室や公共施設ではいまだにVGA端子のプロジェクターや、大型ディスプレイが現役で動いています。追加器具無しですぐにつなげるのは心強く、安心ですね。
静粛性
動作音はとにかく静か!
エクセルやワードなどの軽い文書作成などの処理では、ほとんどファンの音は聞こえません。耳を近づけてようやっと聞こえるほどの、ささやかな音に抑えられています。
テストで高負荷をかけたときにファンの風切り音が出てきますが、最高潮でもファンの音は低音で、耳障りな高音はほとんどありませんでした。
ベンチマーク
いくつかの性能試験ソフトにてテストを行ってみました。
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm | 82029 |
Ice Storm Extreme | 59624 |
Cloud Gate | 9738 |
Sky Diver | 6002 |
Fire Strike | 1515 |
最も軽い Ice Stormテストでは、普通のノートであれば50000以下となるスコアがなんと82000に到達。
かなり高速です。
ドラゴンクエスト X
軽量ゲームのドラゴンクエストXでは、画面の解像度の関係で1280×720という少し低めの解像度になってしまいましたが、非常に余裕のある結果です。
グラフィックにはかなり強いノートだと言えそうです。
スペック
今回のマシンのスペックをご紹介します。Core i5を搭載するミドルグレードの機種です。
おススメオプション
もし資金的な余裕があるのなら、ストレージを「SSD」に変更することを強くお勧めします。
操作の体感速度がグッと速くなり、長く快適に使えるようになります。
ただし全体的な容量は小さくなってしまうため、セカンドドライブにハードディスクを選んでおくと、速さも容量も兼ね備えたマシンになります。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Microsoft Windows 10 Professional (x64) |
CPU | Intel Core i5-8250U |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 8スレッド |
メモリ | 4 GB |
メモリスロット (空きスロット) | 2 (1) |
グラフィックス 1 | Intel UHD Graphics 620 1024MB |
グラフィックス 2 | NVIDIA GeForce 930MX 1024MB |
ストレージ 2 | 500GB HDD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | 1600 x 900ピクセル |
ポート類 | |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 |
有線LAN | |
サイズ | |
重量 |
WTS的まとめ
シンプルなデザインなのに、驚くほどのグラフィックパワーを秘めたノートパソコンです。動画や写真編集が高速になるだけではなく、デザイン作業や軽い3D CG作成にも使うことができそうです。
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