前回はむりやりゲームベンチマークを取ってみたHPの格安ノートパソコンHP 15-g000。
ノートパソコンとは思えないこの値段(29,800円)でも、(苦しいながらも)3Dゲームが動いたのは驚きでした。
今日は操作感や本体のデザインなどを見ていきます。
外観
まず外観です。
天板は細かなラメが入ったブラック。光に当てるとキラキラと光ります。
表面コートも美しく29,800円とは思えない質感。全体的には落ち着いた上品な仕上げといえます。
パカっと開くと下側のボディも同様の塗装がされています。
ツルツルですので指紋や汚れは目立ちやすいと感じます。
ディスプレイのフチはマットブラックで、光がむやみに反射しないようになっていますね。
けっこう薄型
ボディの厚さは25.5mm~27.0mm。15インチサイズのノートとしては薄めな部類。底面もフラットなのでカバンに入れても引っかかることはないはず。持った感じもスマートで持ちやすいです。
ディスプレイ
ディスプレイは光沢タイプ。解像度は1366×768ピクセルの16:9パネルを採用。動画と同じ比率ですので、全画面にした時も上下に黒い帯が出ません。
色味はコントラスト、彩度ともに少し浅めですが十分に見られる画質です。光沢なので写真がキレイに見えるのもうれしいですね。ただし上の写真のように外光の映りこみは多少あります。
タッチパッド
タッチパッドは面積が大きく使いやすいです。指の動かせる範囲が大きく、タッチパッドに慣れない人でもラクに使えるようになると思います。
表面はざらっとしていて指が軽く動かせ、カーソルの動きも正確です。クリックボタンは下側です。
キーボード
キーボードは10キーを備えるフルサイズタイプ。変則的なキーもなく、だれでもすぐに使えます。エクセルなど数字だけの入力でも使いやすいでしょう。
手の大きさを比較してみました。
成人男性にはちょうどよい大きさ。
キータッチは軽くいのですが、ストローク(押し下げ)が浅め。もう1mm押し込めると押し込み感が出ていいだろうと思います。
また、キーはしっかりと押し下げないと反応しない時があり、ブラインドタッチ(キーボードを見ずに打つ)で早く打つ人はたまに文字抜けが起こるのが気になるかもしれません。
キーボード中央部を押すと軽いたわみがあり、できればもう少しバックパネルを強化してほしいところです。
速く打つと安さゆえの欠点が見えますが、ゆっくりとキーを打つ人にはまったく関係ないでしょう。
ポート類
外部入出力ポートは充実しています。
- HDMI 出力端子
- USB3.0×1
- USB2.0×2
- ネットワークポート(RJ45)×1
- SDカード
となっています。HDMIは家庭のTVにも多く付いていますので、15-g000から写真などをTVに映し出すことも可能です。家族で楽しみたいときにも活躍しそうですね。
SDカードスロットはデジカメから写真を取り込むときにも便利です。
もちろんカメラも搭載していますのでビデオチャットなども可能。
WTS的まとめ
15-g000はセール中は29,800円と非常に低価格であるため、実際のところ”多くは期待せず”買う人が多いであろうと思います。(ウェブを見たり、オフィスが使えればいいやという感覚で)
しかし、前回のゲームベンチマークによる期待を上回るポイント、上質な質感、薄型な筐体と激安ノートパソコンでありながらけっこうな充実度。
ホームワークにはもちろん、お子様用、そしてちょっとしたゲーム用まで幅広く活躍できる機種と言えます。