当サイトで何度も紹介しているHPの激安ノートパソコン 15-g000。
安くてツカえる!とさんざん言っていますが、しっかりした数値としてはいままで出していませんでした。
いろいろなパソコンのレビューがあると、ついついハイパワーマシンばかりをテストしてしまって・・・もし待っていた方がいましたらすみません。
というかこの値段(29,800円)で、フツーに使えますからそれで十分じゃないかと思っていたんです。
が、「ドラクエは動くの?」「FF14プレイしたいんですが可能ですか?」という質問をいただいたしまったので、いまさらですがベンチします!
果たして29,800円のパソコンで3Dゲームは動くのか!?
スペック
スペック一覧です。
OS | Windows 8.1 Update (64bit) |
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CPU | AMD A4-6210 APU (クアッドコア 1.80GHz 2MB L2キャッシュ) |
カラー | スパークリングブラック |
メモリ | 4GB (4GB×1) |
ディスプレイ | 光沢 15.6インチワイドHDブライトビュー・ディスプレイ(1366×768) |
グラフィックス | AMD Radeon™ R3 グラフィックス |
HDD | 500GB ハードディスクドライブ |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線LAN | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0 |
質量 | 約 2.25kg |
バッテリー | 約 6 時間(公称値) |
保証 | 1年間 (引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート) |
本体の外観とかも詳しく見ていきたいところですがこれは次回にしまして、まずは質問へのお応えです。ベンチマーク行ってみましょう!
ドラゴンクエスト10
まずは3Dゲームでも比較的軽量な部類になるドラゴンクエスト10です。
解像度は低く(1280×720)し、画質も「標準品質」にしていますが普通に見られる映像で動いています。速度は普通に遊べるレベルです。
派手なエフェクト中では多少のカクつきは見られるものの、十分操作可能でしょう。
結果は3340ポイントの「普通」。まずまず合格ラインです。
ファイナルファンタジー14 エオルゼア
次はファイナルファンタジー14エオルゼアです。
標準品質(ノート) 1280×720の解像度でスコアは2353ポイントで「普通」の判定です。
画面に10人以上のキャラクタが−動いていても、ヤバイほどオソい、という場面はありません。これはなかなかのもの!
ライティングやシェーディングなど負荷がかかるエフェクトを少なくしているものの、絵としては十分に見られる画質。
次に高画質(ノート)に設定を変え、1280×720の解像度を試してみました。
先程よりはフリッカーが目立ち、コマ落ちが見られる部分が多くありますが健闘しています。遅いですがなんとか操作は可能な感じ。とはいえ結果は1479「設定変更が必要」となります。
標準品質で1280×720までなら十分遊べるだろうと感じました。
キャラが少なくエフェクトが少ない場面ではいいのですが、多数のキャラが激しく動くときはパタパタとコマが飛んでいるのが如実にわかります。この辺りをガマンできるかどうか、ですね。
モンスターハンター
モンスターハンター ベンチマークです。大討伐、絆の両方で確認してみました。
こちらもFF14と同じく、キャラが少ない遠景はまあまあの速度ですが、大きなキャラが暴れまわる場面などは処理落ちが目立ちます。
処理速度、画質などを我慢すれば何とか遊べる程度ですね。
それぞれ1500ポイント前後でした。
大暴れするドラゴンが醍醐味のゲームですから、コマ落ちは気になるかもしれませんね。
3DMark
次はベンチマークの標準ともいうべき3DMarkですが、実は最新版の3DMark(2013)は動かすことができませんでした。何度やっても読み込み後真っ暗に・・・残念。
ということで一つ古い3DMark 11で試しました。
結果はP675。デモも処理落ちがけっこう見られ、全体的に苦しい感じ。
さらに小さくすれば快適にはなるが・・・
画面の解像度を1280×720ピクセル以下にすればもう少し快適にはなりますが、ゲーム画面が小さく描画され、黒いフチが出てしまいます。
ちょっと見づらいですが下の写真の赤ワクが物理的なディスプレイの大きさ、青ワクがゲーム画面です。回りに黒いフチが出ていますね。引き伸ばし対応のゲームなら大丈夫ですが、多くはこのような画面になると思われます。
どうしても動かしたいが遅すぎる場合は、上記のような画面でプレイするしかなさそうです。
WTS的まとめ
今回のラインナップで(ある程度)満足に遊べそうといえるのはFF14とドラゴンクエストですね。画質の高いゲームは苦しいと言わざるをえません。
とはいえカン違いしてほしくないのは、たった29,800円のパソコンにここまで負荷をかけるのがもともとムチャだということです。例えるなら軽自動車に1トンの野菜を積み込むようなものです。
むしろかろうじてでも動いている、というポテンシャルに驚くべきです。
「もっと快適に美麗なゲームをしたい!」と言うのであれば、やはりしっかりとお金をかけるしかありません。ちなみにHPは最近「OMEN」というゲーミングPCシリーズを発表しました。これが薄くて超カッコイイ!そのうち紹介したいと思います。
さて次回は15-g000の全体的な操作感や、とても29,800円とは思えない質感の高い本体デザインなどを見ていきます。
お楽しみに!