どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。今日はモバイル最高クラスのGPUであるGeForce GTX 980Mを搭載したノートが来たのでワクワクです!
GeForce GTX 980Mと第6世代 Skylake Core i7を組み合わせた、超ハイスペックノート GALLERIA QSF980HGS です。
ドスパラよりテスト機をお借りしたので、さっそくレビューしますよ!
17インチの大型ボディにあらゆる高速パーツを組み合わせ、ド級のパワーを絞り出した、まさにハイエンドマシン!ノート型だということを忘れるほどの性能が、とにかく楽しい!
スペック
まずはこちらがスペック。
最新のSkylake Core i7-6700HQ、16GBメモリ、GeForce GTX 980M、SSDとHDDのツインドライブと豪華な装備です。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64-bit |
CPU | Intel Core i7-6700HQ (4コア / 8スレッド) |
メモリ | 16GB |
メモリスロット (空きスロット) | – (-) |
グラフィックス | nVidia GeForce GTX 980M |
グラフィックス | Intel HD Graphics 530 (CPU内蔵) |
ストレージ | SSD 250GB |
ストレージ | SATA 1TB |
光学ドライブ | HL-DT-ST DVDRAM GUB0N |
ディスプレイ | 17.3インチ |
解像度 | FULL HD(1920×1080) |
ポート類 | USB3.0 x6、USB 3.1 Type-C x1、HDMI x1、Mini-DisplayPort x1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/a/b/g/n |
有線LAN | あり |
サイズ | 428(幅)×294(奥行き)×48(高さ) mm |
重量 | 約 3.7kg(バッテリー含む) |
重厚なボディ
ボディは17.3インチディスプレイを備えているので、もちろん大型。
厚さ48mm、重量も3.7kgと最近のノートとしては非常に厚く、重い。
ただし、この厚みは十分意味がある設計だと思っています。GTX 980Mは「M」が付くモバイルGPUではありますがその発生熱量は大きく、薄型筐体では排熱が厳しくなります。
本体が厚いということは部品と基板設計にも余裕が生まれ、冷却にはかなり有利です。GeForceはある一定の温度になると、加熱し過ぎないように自動でクロックダウンします。それは単純に性能ダウンを意味します。(熱ダレ、なんていう言い方もされます)
ゲームが盛り上がってきたゼ~!と思ったら突然フレームレートが落ち、画面がガクガクになったりということが起こりえます。そんな状況ではテンションもガクガクです。
GTX 980Mクラスでは冷却こそが最も重要といえるでしょう。GALLERIAのボディはその点をしっかり押さえていると言えるでしょう。
底面には可能な限り大きくスリットが設けられ、強度を保ちながら多くの冷却空気を導入できる設計。
広大なG-Sync対応ディスプレイ
ディスプレイは17.3インチの大型。目の前に置くとほぼ視界を埋める大きさです。
解像度は1920×1080のFULL HD。
非光沢画面で反射が少なく、長時間のゲームプレイでも目が疲れにくいでしょう。色合いもよく、上下左右からの色変化もかなり抑えられています。
もう一つの特長はNVIDIA G-SYNCへの対応。
高速な表示を必要とするゲームプレイは、ディスプレイとの同期が取れずティアリングと呼ばれる画像の「ズレ」を発生させます。ズレを最小限にするには垂直同期と呼ばれる機能を使いますが、今度は画面描画がもっさりと遅くなるというジレンマがあります。
それを解消するのがG-SYNC。
画像のズレをさせないようにディスプレイとは同期させながら、GPUでは可能なかぎり高速で計算することでなめらかでズレのない描画が可能になるのです。
豊富すぎるポート類
側面、背面にありったけのポート類が付いています。
- USB3.0 6個
- USB 3.1 Type-C 1個
- HDMI 1個
- Mini-DisplayPort 1個
- SD カードリーダー
と足りないポートはないでしょう。
USBはディスプレイ出力などにも対応できる「USB 3.1」に対応したType-Cポートも搭載。HDMI、Mini-DPと本体画面を合わせて4画面出力も可能です。
打ちやすいキーボード
キーボードはもちろんフルサイズクラス。10キーも備えています。
キーの文字はアルファベットが大きく見やすい。配列も普通で戸惑うことはないでしょう。ストロークの深さは適度で、打鍵感は良い感じ。
バックライトは1670万色を自由に組み合わせることができるフルカラーLEDを搭載!虹色や真っ赤な戦闘モードなど気分や好みで変えることができます。編集は便利な専用ソフトがインストールされています。
キーボードのイルミネーションを設定する専用ソフト「KLM」。
光をなめらかに変化させたり、呼吸をするように変化させるなど機能は多彩。
真っ赤に染めてみる。
大きなタッチパッド
タッチパッドも画面に合わせて大型。2つの物理ボタンを備えるタイプです。
1プレートタイプの隅っこを押しこむタイプより、物理ボタンの方がカチッと明確に押すことができるので、ゲーマーには好まれる風潮があります。さすがGALLERIAは、そういった好みをしっかり取り入れています。
カーソルの追従性はよく、操作に問題はありません。
ただパッド部分は、見た目はこのような線が入っていてわかりますが、周りのフレームとはシームレスにつながっていてわずかにヘコんでいる程度。指の感触だけでは区別は付きにくいです。
そのためキーボードを打っている時に不意に親指が触れてしまい、カーソルが動いてしまったり、サッと横に動かしたらパッドからはみ出して動かなかったりなど慣れが必要だと感じました。
シビアなゲームにはゲーミング・マウスを使うべきでしょう。
GPUスイッチ
GALLERIA QSF980HGSは左側にいくつか特殊なキーを備えます。そのうち一つがこのGPUスイッチ。
このスイッチをONにすると、システムがCPU内蔵GPUとGeForceを使い分けるハイブリッドモード(Optimus)から、GeForceのみを使用するモードに切り替わります。こうすることでハイブリッドモードではうまく動かないVRゲームなどの問題を減らすことができます。
静かな排気音
大型ボディの冷却効果も高いのでしょう。GTX 980Mを搭載するマシンとしては排気音は驚くほど静かです。
ファンの音は低音に抑えられており、高回転になっても耳につくような高温は発生しません。ドラゴンクエストなど軽量なベンチマーク程度なら、ファンの回転自体も低いままです。部屋でのプレイでも騒音に悩まされずに済みそうです。
ベンチマーク
さてベンチマークです。今回は3DMarkのみの結果を掲載します。他のゲームベンチなどは次回以降で紹介しますので少々お待ちを。
さすがGTX 980Mだ!といえる結果となりました。Fire Strikeでも熱ダレせず、最後までフレームレートを保っています。すべてのテストで十分なスコアを出しているといえます。
Fire Strikeはデスクトップのミドルクラスマシンでも6000ぐらいとなりますが、大幅に超える8177を記録。
Sky Diverは21,000を超えています。
他の2つは秒間1000フレームを超えるほどのフレームレートも見られ、問題にすらならないでしょう。
現状のあらゆるゲームが超美麗設定で動くでしょう。
WTS的まとめ
値段相応の圧倒的な性能のノートパソコンです!デスクトップと比べて非常に小さなスペースで、しかもデスクトップを凌ぐほどの高性能を実現しています。(Core i5クラスと比較して)最新のゲームのほとんどを最高設定で遊べてしまいます。ハイエンドゲームをノートでプレイしたいならまず検討したい一台ですね。
次回は他のゲームのベンチマークを計測していきます。
■価格やスペックについて■
価格やスペック、オプション品、キャンペーン等は記事掲載時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での内容となります。構成内容は予告なく変更、終了する場合がございます。ご購入前には必ずスペックと価格を再度ご確認ください。
■掲載ベンチマーク結果についてのご注意■
ベンチマーク結果は選択したスペックによって大きく上下します。また機材の入手時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での結果となりますので、掲載から時間が経っている場合はマイナーチェンジ等により数値が変わることがあります。
上記は入手した機材において個人的に計測したもので、メーカー公式発表ではありません。目安としてお考えください。