こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
ノート型のゲーミングPCが進化を続けています。少し前までは多くの制限があったノート型ですが、第10世代Intel CPUとNVIDIA GeForceのおかげで、もう性能に妥協することはありません。
今日はドスパラから販売されている、薄型かつ高性能なノート型ゲーミングPC「GALLERIA GCL2060RGF-T 10875H搭載モデル」を入手しました!
さっそく性能を見ていきましょう!
- 想像よりも薄く感じるボディ
- 8コア/16スレッドのIntel Core i7-10875H搭載
- 最新ゲームが満足に動くNVIDIA GeForce RTX 2060
- 144Hzの高速液晶ディスプレイ搭載
デザイン
デザインを見ていきましょう。
ゲーミングマシンと言えば大きく、厚く、飾りが多いという印象がありますが、GALLERIA GCL2060RGF-Tのデザインはソリッドかつシンプルで、気になる厚さも一般PCなみに感じます。
それもそのはず、スペック表で見ると厚さはわずか19.9mmと2cmの大台を下回っています。これはゲーミングPCのジャンルの中ではかなりの薄さです。
天板はむやみな段差もなく、GALLERIAのロゴのみが配置されています。引き締まったマットブラックで、シンプルでも静かな迫力をたたえたデザインです。
裏面は大きくメッシュで大きく通気口が確保されています。ハイパフォーマンスなCPUとGPUを効率よく冷やし、熱による性能低下を防ぐことができそうです。
ディスプレイ
ディスプレイは15.6インチ。IPSクラス相当の液晶を採用し、上下左右どこから見ても色が鮮明で、正確に見えます。(液晶の詳細な仕様は非公開)
またリフレッシュレート144Hzの高速液晶を採用。一般PCが60Hzなので、2倍以上高速な画面更新が可能です。
60Hzでは1秒間に60回画面が更新され、144Hzでは144回となります。単純に言えばゲーム画面が非常になめらかに見えます。
それはマウスを動かしただけですぐに感じます。マウスカーソルがいつもよりなめらかに、かつ目でうまく追えるはずです。
動きの激しいFPSゲームでも画面のブレや残像が非常に少なくなり、より正確に敵を照準することができるでしょう。
キーボード
キーボードは10キー(数字キー)も備えたフルサイズタイプ。
10キーはゲームによってはアイテムやアクションを割り当てることができ、行動をすばやくしてくれます。
キーの押下感、反発は適度で、打ちやすい。キーの音は「パタパタ」といった音で、比較的静かめです。
基本的に日本語配列ではありますが、例えばEnterキーが英語キーボードのように細長だったり、「¥」がバックスペースの上、「DEL」キーが10キーの上にあったりと、JIS標準ではない部分があります。少々慣れが必要なキーボードです。
キーボードはバックライトも搭載し、少し暗い場所でもしっかりと視認でき、作業がスムーズです。さらにキーのカラーは付属ソフトで好きな色に変えることができます。
光の色はキーボード全体が変化し、単一のキーで色を変えるような設定はできません。それでも、気分を変えるには十分な効果がありますね!
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。
複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。
アダプタはそれなりの大きさ
8コアCPU、GeForce RTX 2060を支えるとなると、やはりアダプタはそれなりの大きさになります。薄型のカバンでは入れるのは無理そうですが、ナップザックなどなら持ち運ぶのは可能です。
ベンチマーク
ゲーミングPCはやはり性能が大切。ベンチマークも見ていきましょう。
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Wild Life | 31805 |
Sky Diver | 38021 |
Night Raid | 32479 |
Fire Strike | 14400 |
Fire Strike Extreme | 7266 |
Fire Strike Ultra | 3653 |
Time Spy | 6222 |
Time Spy Extreme | 2925 |
GeForce RTX 2060は薄型ノートでも十分な性能を発揮。少し前であればデスクトップ型の
ゲーミングマシンでなければ実現できなかったような性能です。
最新ゲームも、FULL HD/高画質設定で快適にプレイできます。
ファイナル・ファンタジー XIV 漆黒のヴィランズ (FF16)
ファイナル・ファンタジー16は最新技術を多数使っていて、重めのゲームです。最新技術のサポートがどのくらいあるのかを確かめることができます。
設定 | スコア | 快適度 |
---|---|---|
フルHD / 最高品質 | 13404 | 非常に快適 |
なんと最高品質でも「非常に快適」のスコアをマーク!
デモは美麗かつなめらかに動きました。
ドラゴンクエスト X
オンラインゲームのドラゴンクエスト Xのベンチマーク。比較的軽量なゲームのベンチマークです。
設定 | スコア | 快適度 |
---|---|---|
フルHD / 最高品質 | 23114 | すごく快適 |
こちらはもちろん「すごく快適」判定。軽量ゲームなら性能不足を感じることは一切無いでしょう。
CineBench R15
CPUとOpenGL能力を計測するChineBench R15で性能テストをしました。
テスト | スコア |
---|---|
OpenGL | 138.33 fps |
CPU | 1736 cb |
8コア/16スレッドのCore i7-10875Hが十分な性能を発揮。ノート型とは思えないスコアです。
CineBench R20
CPUのレンダリング速度を計測するChineBench R20で性能テストをしました。
テスト | スコア |
---|---|
CPU | 3894 pts |
こちらも3000ptsの大台を超え、高いスコアをマーク。
PCMark 10
システム全体の性能を計測するテストです。
テスト | スコア |
---|---|
Essentials | 9110 |
Productivity | 7132 |
Digital Content Creation | 6931 |
通常使用はもちろん、動画や画像編集といった高度な作業にも耐えうる性能です。ゲームだけではなく、コンテンツ制作マシンとしても有力な候補です。
ポート類
USBなどの拡張ポートは豊富に備えています。
- USB2.0 x1
- USB3.2 Gen1 Type-A x2
- USB3.2 Gen1 Type-C x1
- マイク入力 x1
- ヘッドフォン出力 x1
- HDMI2.0 x1
- miniDP1.2 x2
ディスプレイ端子だけで計3ポート(HDMI x1、Mini DisplayPort x1、USB Type-C x1)があり、本体だけで3つの外部ディスプレイに接続できます。
また映像端子は本体サイドではなく後部にあり、配線が横に出ないので、マウスのジャマにならないのもポイントです。
スペック
今回紹介しているモデル:GALLERIA (GCL2060RGF-T) Intel Core i7-10875Hモデル
機能 | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10875H |
CPUコア/スレッド数 | 8コア / 16スレッド |
ベース周波数 / ターボブースト周波数 | 2300 MHz / 5100 MHz |
メモリ | 16 GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics (1 GB) |
グラフィックス2 | NVIDIA GeForce RTX 2060 (6 GB) |
ストレージ | 512 GB SSD (NVMe) |
OS | Microsoft Windows 10 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
ポート類 | USB2.0 x1 USB3.2 Gen1 Type-A x2 USB3.2 Gen1 Type-C x1 マイク入力 x1 ヘッドフォン出力 x1 HDMI2.0 x1 miniDP1.2 x2 |
有線LAN | なし |
サイズ | 359.8(幅) × 243(奥行き) × 19.9(高さ) mm |
重量 | 1.85kg |
WTS的まとめ
薄型で1.85kg(本体のみ)という重量で、持ち運びも十分に考えられるゲーミングPCです。
また基本的に性能が高いので、動画や3DCGといったクリエイティブな作業にも応えてくれます。趣味も遊びも幅広く活用できるはずです。
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