こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
「厚い!重い!うるさい!でもゲームは快適」というのが過去のゲーミングノートPCのイメージでしたが、G-Tuneから発売されている「E5-144」は、その重苦しいイメージを一新する、最新ゲーミングノートPCです。
19.9mmという、このジャンルでは考えられない薄さなのに、8コアCPU、GeForce RTX 2060まで搭載!薄くて軽いのにゲームは非常に快適という、ベストバランスな一台です!
- 第10世代8コア Intel CPU Core i7-10875H搭載
- ゲーミングノートとしては薄型 19.9mm
- 持ち運びもしやすい1.77kg
- 144Hz 高速ディスプレイ採用
デザイン
デザインを見ていきましょう。
天板はゲーミングノートとしてはかなり落ち着いたイメージ。
G-Tuneの小さめのロゴのみという、シンプルなデザイン。
ただし背面の排気口などはスーパーカーのエアダクトを連想させる、大きくいかついデザイン。内部の高性能パーツを十分に冷却しつつ、静かな迫力を演出しています。
底面は多数のスリットが開けられ、高温になるCPUやGPUにフレッシュな空気を送り込みます。
特筆すべきこの薄さ!19.9mmという、ゲーミングノートPCとしては非常に薄いといえます。一般的なPCとしてもやや薄い~標準といった程度。カバンに違和感なく入る厚さです。
ディスプレイ
ディスプレイは144Hzの高速リフレッシュレートを実現する フルHD (1920 x 1080ピクセル)液晶。
リフレッシュレートは、通常のパソコンでは60Hzで、1秒間に60回の画面更新となります。しかしE5-144は実に2倍以上の144回の更新!つまり映像がよりなめらかに見えるということです。すばやい敵の動き、車の挙動が捉えやすくなり、勝利への手助けとなります。
GeForce RTX 2060の高性能を活かしきれるディスプレイです。
液晶の種類については公式サイトでは公表されていませんが、色合いはすみずみまでしっかり見え、きれいな映像です。VAもしくはIPSではないかと思われます。
キーボード
オーソドックスな配列で変則的なキーはないので、誰でもすぐに使い慣れることができそうです。
浅めですがしっかりとしたキークリック感があり、打ちやすいと感じます。キーとキーの間にスキマがあるアイソレーションではなく、スキマなくほとんど隣接しているタイプというのも珍しい。
おかげで一つ一つのキーが大きく、ひろびろしています。
10キーはゲームによってはアイテムやアクションを割り当てることができ、行動をすばやくしてくれます。
またLEDバックライトを搭載しており、カラフルな光の演出を楽しむことができます。
キーボード上部にはファンの回転数をあげ、より限界まで能力を引き出すターボスイッチ(電源スイッチ左側)も搭載。きわどい勝負でもフレームレートのダウンを防ぎ、勝利に近づきます。
タッチパッド
タッチパッドは1プレートタイプ。左下/右下を押し込むことで左/右クリックが可能です。タッチパッドも同色で、統一感があります。
複数の指でスクロールなどが行えるジェスチャー操作にも対応しています。
アダプタは大きめ
さすがに高出力のGeForceを搭載していることもあり、アダプタはそれなりの大きさと、ずっしりとした重さです。ここは仕方のないところ。
ベンチマーク
3DMark
ゲームベンチマークとして、ほぼ業界標準となっている3DMarkにてテストをしました。
| ベンチマーク | スコア |
|---|---|
| Night Raid | 41909 |
| Wild Life | 37826 |
| Fire Strike | 16019 |
| Fire Strike Extreme | 7870 |
| Fire Strike Ultra | 3986 |
| Time Spy | 6644 |
| Time Spy Extreme | 3139 |
GeForce RTX 2060の能力で、少し前のゲーミングデスクトップPCクラスの映像が楽しめます。144Hzの高速液晶と相まって、非常になめらか!
中クラスゲームは最高画質で、AAAクラスゲームは多少画質を落とすだけで、スムーズな映像を楽しめます。
CineBench R15
CPUとOpenGL能力を計測するChineBench R15で性能テストをしました。
| テスト | スコア |
|---|---|
| OpenGL | 129.74 fps |
| CPU | 1641 cb |
どちらも実用十分以上のスコアが出ています。CAD系ソフトでも活用できます。
CineBench R20
CPUのレンダリング速度を計測するChineBench R20で性能テストをしました。
| テスト | スコア |
|---|---|
| CPU | 3721 pts |
8コア/16スレッドは非常に速いレンダリングを行えました。3DCGのようなクリエイティブ作業にも向いています。
ドラゴンクエスト X
オンラインゲームのドラゴンクエスト Xのベンチマーク。比較的軽量なゲームのベンチマークです。
| 設定 | スコア | 快適度 |
|---|---|---|
| フルHD / 最高品質 | 22737 | すごく快適 |
最高画質でも一切のモタツキなく、非常にスムーズです。軽量ゲームプレイには一切の問題はありません。
ポート類
ポートは両サイドと背面に分散されて多数搭載されています。よほど多数の機器を使おうとしない限り、USBハブなど拡張機器は必要ないはずでしょう。
最新のType-CポートはThunderbolt3と兼用。対応ディスプレイなら1ケーブルで電源、信号をやりとりでき、スマート。
ケーブルが太いLANやHDMIコネクタは背面になっていて、配線がジャマになりません。良い設計です。
スペック
今回紹介しているモデル:G-Tune E5-144 (Standard)
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| CPU | Intel Core i7-10875H |
| CPUコア/スレッド数 | 8コア / 16スレッド |
| ベース周波数 / ターボブースト周波数 | 2300 MHz / 5100 MHz |
| メモリ | 16 GB |
| メモリスロット (空きスロット) | |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2060 (6 GB) |
| ストレージ | 512 GB SSD (NVMe) |
| OS | Microsoft Windows 10 Home |
| 光学ドライブ | なし |
| ディスプレイ | 15.6インチ |
| 解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
| ポート類 | HDMI x1, USB Type-A 3.0×2、USB Type-A 3.1×1、Thunderbolt 3×1 |
| 無線LAN | インテル® Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps) |
| 有線LAN | あり |
| サイズ | 355.5×236.7×19.9 (折り畳み時/ 突起部含まず) |
| 重量 | 約 1.77kg |
WTS的まとめ
いままでのゲーミングノートPCのイメージ「厚くて重い」を、完全に覆すマシンです。薄型で持ち運びしやすく、PCを持ち合ってのゲームパーティ(LANパーティ)にも気軽に参加できるでしょう。
GeForce RTX 2060は十分な性能で、これ一台で現在発売されているゲームの大半は、快適にプレイ可能です!
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