FlashAirはおもしろい!単なる写真転送ツールではなく、ちょっと開発者目線で活用法を考えている太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
先日から試しているWi-Fi転送機能をもったSDカードFlashAir。
通常このテのSDカード(といってもほかにはEye-Fiぐらいしかないけど)は、アクセスポイントモード(1対1)しかサポートしておらず、インターネットとカードの通信は逐一切り替えが必要です。
しかしFlashAirはインターネット同時接続モードを使用すると、FlashAirがルーターとの通信を中継し切り替えせずにインターネットの通信を継続できます。
ただし写真の転送がだいぶ遅くなります。
FhashAirのインターネット同時接続モードとは?
通信モードの違いを説明します。
初期設定では下記のようにパソコンとFlashAirが1対1でつながるアクセスポイントモードになります。
このモードでは通信はFlashAirのみと可能で、インターネットは全く見られない状態となります。FlashAirで写真を撮り込んだあとルーターにつなぎ直さないといけません。
しかしFlashAirのインターネット同時接続モードをONにすると通信を中継してくれ、写真を転送しながらインターネットも見られる状態となります。
下記の設定項目をONにして、記入します。SSIDは使っているルーターのID、パスワードは接続パスワードです。接続パスワードはだいたい20文字ぐらいのランダムな英数字です。大文字、小文字もしっかり見て入力してください。
インターネット同時接続することで、FlashAirから写真を取り込みながらツイートするとか、FaceBookに上げるとかが非常にカンタンになるんですね!
もちろんブラウジングやメールもOK!
ただし通信は遅くなる
ただしFlashAirがすべての通信を「中継」するため、写真の転送などはかなり遅くなります。写真データとインターネットデータを同時に振り分けながら転送するためですね。
ブラウザでページを連続で見ながら写真を転送してみましたが、以下のようになりました。写真はJPEGで4〜5MB程度の写真です。
モード | 平均転送時間 |
---|---|
アクセスポイントモード | 2〜3秒 |
インターネット同時接続モード | 20〜30秒 |
通信量にもよりますが最悪10倍近い時間がかかります。10枚の写真を転送すると300秒=5分近い時間がかかることになり、あまり実用的とはいえない感じです。
数枚の写真を取り込んですぐにSNSにアップロードしたい!というときに使うモードでしょうね。
WTS的まとめ
WTS的まとめ
FlashAirはいろいろユーザー目線の機能が充実していて良いですね!
Eye-Fiは通信手段はほとんど純正ツール頼りですが、FlashAirはユーザーによるソフトづくりも解禁してますし、工夫の余地がたくさんあります。
これからさらに活用方法を考えていこうと思います。