どうも、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
デスクトップPCにちょっと使い勝手のよいキーボードを付けたいとき、有線のキーボードとマウスを無線に変えたいとき、1ポートにだけUSBキーを挿せばマウスとキーボードが使えるようになる便利なセットがあります!
それが、「エレコム キーボード&マウスセット TK-FDM105MBK」。
USBポートが少ない小型デスクトップPCにはもちろん、ノートPCにちょっと大きめのキーボードをつなぎたいときにも、さらにはキーボードレスのラックサーバーなどの管理にも、かな~り使えます!
ちなみにエレコムからはキーの高さが2mmほどの薄型タイプ(TK-FDM109MBK)と、今回レビューするストロークがしっかりある標準タイプ(TK-FDM105MBK)が並列で販売されています。
標準タイプ(TK-FDM105MBK) | 薄型タイプ(TK-FDM109MBK) |
僕は以前から薄型タイプを使っていましたが、キーの反発力が低く、指を意識的に上下させないといけないところに不便を感じていました。
標準タイプは、しっかりとした大きさとストロークのあるキーになり、とても打ちやすくなっています!
薄型タイプと比較レビューをしてみます!
機能のチェック
さて届きました。内容をチェックしていきます。
内容はキーボード、マウス、テスト用電池のセットです。今回はテンキーのないショートタイプを選んでいます。テンキーのあるフルキーボードタイプもあります。
ショートタイプ(TK-FDM105MBK) | フルサイズタイプ(TK-FDM106MBK) |
本体はマットなグレーで、全体がプラスチック製。キーボードもマウスも似たような材質です。
キーボードは厚みがあり、しっかりとした構造。強めに打ってもきしんだり、たわんだりせず、強度は十分です。
キーは台形で、5mmほどのストローク。キーとキーの幅(キーピッチ)はおよそ19mm。キーの幅や高さは昔ながらの形で、非常に打ちやすい!下記で細かく比較しますが、イマイチ打ちにくかった薄型タイプに比べ自然な打ちやすさに進化しています。
キーの印字には長期間の使用でも消えにくいレーザー刻印を採用。長く使ってもキーの文字が消えて見づらくなることは少なそうです。
音はカタカタとしっかりと聞こえます。静音タイプではありません。
キーボードの裏側のフタを開けると、電池を入れる部分と、USBキーを入れる部分があります。
電池は単3型を1本。なんと公称値では4年(!)も使えるとされています。
高さを変えるスタンド付き。
高さは2段階。
マウスは小ぶりなタイプ。
かぶせ持ち、つまみ持ち、どちらでも違和感なく使えます。小ぶりなので、手の小さな女性でもラクに持つことができそうです。
マウスの裏にも電池入れと、USBキーを入れる穴があります。電池はこちらも単3型 1本。電池は2年(!)も持つとされています。
USBキーはキーボード、マウス、どちらにでも入れられるのが助かりますね!普段はマウスだけを持ち歩く場合はマウス側に入れておけば、USBキーを無くす心配が少なくなります。
クリック音はカチカチとしっかり聞こえます。こちらも静音タイプではないですね。
USBキーは1つ。これを差し込めば、すぐにマウスもキーボードもつながります!ベンリです!キーは非常に小さく、頭は5mmほどしかでっぱりません。PCに挿したままでも持ち運びは可能です。
薄型タイプとの比較
次に薄型タイプと比較してみます。
まずはキーボード。キーの見た目が完全に違いますね。
薄型タイプは、最近のDELLのPCに付属しているようなストロークが2mmほどで、キーとキーが離れたアイソレーションタイプ。
キーの押し込みは軽めなのですが、けっこうしっかりと押し込まないと反応しないときがあります。そのためササッとすばやく打ち込みたいときに文字落ちが起こることもありました。
またキーの反発が弱めで、キーの戻りの力で指を上げることができず、意識して指を上下させなければならないので、指が疲れやすい。
通常タイプはキーのストロークが深く、反発も適度で、昔ながらのキーボードに慣れ親しんだ人にはとても打ちやすく感じるはずです。打ちやすさで選ぶなら、断然通常タイプです。
ただ、当然のことながらキーボード自体の厚さにだいぶ差があります。毎日持ち運ぶような使い方を想定すると、やはり薄型を選びたくなるでしょう。
標準タイプは528g、薄型タイプは466gと、重さにも違いが出ました。
マウスの比較
通常タイプ、薄型タイプともにマウスはほとんど同じ。高さ、サイズ、ボタンやホイールなども違いは感じられませんでした。
重さもチェックしてみます。
重さは約81g。小型で軽量なので動かしやすいです。
一応見分けるポイントとしてはホイールのリングがブラックか、シルバーかの違いがありました。ただ、僕は薄型タイプを1年以上前に買っているため、最近のロットではブラックになったのかもしれません。
どちらにしろ、マウスには違いがないと言えます。
RealForceとの比較
手持ちの高級キーボードRealForceと比較してみました。
キーの配列、大きさにほとんど違いは見られません。
普段RealForceを使っている人が緊急で今回のキーボードを使っても、それほど違和感なく使えるはず。薄型タイプではキーの感触から高さまで大きく感覚が変わり、使いづらいと感じていました。
RealForceとのキーの感触についてもう少し詳しく。
エレコムの標準タイプのキーは、押し込んだときの最下部の反発がちょっと大きく、一番底までスカッと下がる感じではありません。一番下でボンッとゴムに当たったような反発があります。メンブレン特有のゴム端子が衝突した感触ですが、それがちょっと強めです。
対してRealForceは、静電容量式で接点というものがありませんから、一番下までシャキッと下がります。当たり前ですがRealForceのほうが感触が良い。
とはいえ、2万円のキーボードと2,000円のキーボード(しかもマウスセット)を比較するのはまさにやりすぎ。無茶な比較ではあります。
あくまで、キーボードマニアが細かく比べると”そんな違いがあるよ”ぐらいの参考にしてください。
WTS的まとめ
キーボードとマウスが1つのUSBポートで使えるのは、大きな利点です。特にポートの少ない小型デスクトップPCやノートPCでは非常に助かります。ラックサーバなど整備をしたいPCを渡り歩くときもベンリです。
キーのストロークもしっかりしていて、配列にも破綻がないので、だれにでも使いやすいのも利点です。
これで実売2,000円前後というのは安い!非常にコストパフォーマンスにすぐれた製品です。
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