どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
いよいよ来ましたよ~!新生GeForce 10シリーズを搭載したハイパワーノートパソコンです!
以前のブログにも書きましたが、GeForce 10シリーズには「デスクトップ用」「モバイル用」というグレードの区別がありません。GTX 1070と言ったら、デスクトップもモバイルも(ほぼ)同じ能力なのです。(ノートパソコンに積む場合は、熱の問題でわずかにベースクロックが低い)
つまり、ノートパソコンでもデスクトップマシンと同等の能力を発揮できるのです!
さらに今回のマシンは、ゲーミングノートのハイエンドCPU Core i7-6700HQではなく、さらに上のプレミアムグレードCPU、Core i7-6820HKを搭載!こいつは楽しみ!
ドスパラから新発売となった、GeForce GTX 1070を搭載したハイパワーゲーミングマシン「 ガレリア QSF1070HGS」をレビュー!
スペック
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 |
CPU | Core i7-6820HK (4コア / 8スレッド) |
メモリ | 16GB PC4-17000 |
メモリスロット (空きスロット) | 2(0) |
ストレージ1 | 256GB SSD |
ストレージ2 | 1TB 5400rpm HDD |
ディスプレイ | 17.3インチ NVIDIA G-SYNC対応 |
解像度 | 1920 x 1080 |
ポート類 | USB3.0 x6、USB 3.1 Type C x1、HDMI 1.4 x1, Mini-DisplayPort x1 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/a/b/g/n |
有線LAN | あり |
サイズ | 428(幅)×294(奥行き)×48(高さ) mm |
重量 | 3.7kg |
「これだけ搭載すれば大半のゲームで問題なし!」と言い切れるほどのスペックです。
プレミアムグレーのCPU Core i76820HK 、16GBの大容量メモリ、そして8GBのグラフィックメモリを搭載するGeForce GTX 1070。
さらに現在キャンペーン中ということで、メインディスクにNVMe対応SSD (256GB)を搭載。Samsung SM951という機種で、シーケンシャルリードはなんと2000MB/sに達する超高速SSDです。
この後説明しますが、G-SYNC対応ディスプレイと言う点も見逃せない。映像のブレが非常に少ない、クリアなゲーム画面となります。
デザイン
まずは本体デザインを見ていきましょう。
天板はGALLERIAのロゴだけが光る非常にシンプルなもの。
17.3インチの大型ディスプレイを備える最大クラスのノートとあって、大きく・厚く・重い。厚さは48mm、重さは3.7kgという重量級です。
とはいえこのマシンは、デカいタワー型デスクトップの置き換えを狙っている機種です。持ち運べるというだけでもすごいことです。
毎日持ち運ぶという使い方は想定されていませんが、バックパックタイプのPCケースを使えば、持ち運びは可能でしょう。
手前に光るLEDがカッコイイ!気分が盛り上がります。
G-Sync対応ディスプレイ
ディスプレイはフルHD (1920×1080)の解像度で、IPS液晶を採用し非常に美しい。
ノートパソコンでは最大級となる17.3インチ。キーボードを打つ距離に座ると視界にいっぱいとなる迫力の大きさです。また、IPS液晶を採用し、全体に色の歪みがない深い色合いの液晶です。
非光沢液晶を採用し、光の反射が少なく、長時間のハードゲーミングでも比較的目が疲れにくいのも特長。
また、nVidia G-SYNCにも対応。
G-SYNCとは、誤解を恐れずざっくりと言うと、画面の更新タイミング(垂直同期)をグラフィックボードから出力されるタイミングとピッタリ合わせることで、画像ずれ(ティアリング)やブラー(ボケ)を防ぐ技術。
なめらかで、ブレのないクリアな画面を楽しめます。
キーボード
キーボードはテンキーを備えるフルサイズタイプ。
キーの配列もスタンダードで、キーの大きさもしっかりあります。打ちやすいキーボードです。
さらに全ボタンにLEDが仕込まれていて、この通り!ド派手に光らせることができます。
光のカラーは付属のソフトでカンタンに変更可能。クールなブルー、気合の入るレッドなど、プレイスタイルで変えていくと楽しい。
タッチパッド
タッチパッドはLEDにフチどられている領域です。ただ、パッド部分の段差などが全くないため、手触りでフチ部分を認識できません。面積は大きく、広い操作もやりやすい。
ボタンは物理的なボタンが2つ付いています。ゲームプレイで使う場合、バッドのフチをクリックするものは使いにくい場合がありますので、やはり物理ボタンがありがたいですね。これはゲーミングマシンを多く販売しているドスパラならではのこだわりといえるでしょう。
騒音
デスクトップ用GTX 980よりも能力の高いGTX 1070を搭載しているとあって、心配になるのはファンの騒音。
いったいどれほどの爆音になるのか・・・と思ってテストをしてみましたが、これがひょうし抜けするほどの静かさ。
性能テストを始めれば爆音に・・・と思いましたがこれも全然!
もちろんそれなりの冷却音は出ますが、過去の非常にうるさかったゲーミングノートとは大違いです。ファンの音はフォォォーという非常に低い音に仕上げられていて、高回転になっても音質が変わりません。
目の前で使っていても、ゲームに集中していれば全く気にならないと言えます。
アダプタ
これだけのシステムを安定稼働させるためには、強力な電源が必要。やはりアダプタはそれなりの大きさになってしまいます。重量も1kg近くあり、本体と一緒に持ち運ぶには気になる重さ。
ゲームプレイの感覚
ゲームはCall of Duty、Watch_Dogs、BattleField 4、GTA-Vなどをプレイしてみましたが、どれもFULL HD (1920×1080)の解像度とエフェクトすべてONでも快適です。
G-SYNCが効いているので上限は60fpsとなるのですが、ほぼどの場面でも60fpsを保っていました。本当にノートで動いているのか?と途中で疑問になるほどのなめらかさ。
現状のあらゆるゲームをラクラクプレイできるほどの能力だと言えます。
また、G-SYNCのおかげで、残像感やティアリングの全くない映像が楽しめます。今までのモニタではいかにティアリングが出ていたのか、初めて気が付きました。どの場面でもきっちりとした映像が描かれます。
WTS的まとめ
およそノートとは思えない性能と安定性でした。しかも思ったよりはるかに静かで、数年前のゲーミングノートからは天地の差です。これで満足できなかったら、あとはもうデカいタワー型デスクトップを買うしかありません。
もちろんドスパラには、想像を絶するようなパワーのデスクトップマシンもたくさんありますので、同時に検討してみてください。(笑)