めずらしい25インチというベストサイズ!WQHDの高精細と美しい色合いを備えた DELL U2520D デジタルハイエンドモニター

こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

BTOパソコンとか、サーバーやワークステーションなどが有名なデル。実は高品質なモニター(ディスプレイ)でも有名なのは、あまり知られていません。

パソコンに付属する、いわゆる一般的な事務用モニターはもちろん、色にきびしいクリエイターが採用するデジタルハイエンドシリーズ、ゲーミングに特化した高速・高性能なAlienwareモニターシリーズなどがあるのです。

今日はその中でもデジタルハイエンドシリーズに属する「DELL U2520D」を買ってまいりました!

機能のレビューをしつつ、なぜこの機種をセレクトしたのかを書いてみます。

  • 深く正確な色合い Adobe RGB 99%
  • WQHD (2560 × 1440ピクセル)のちょうど良い密度
  • 24でも27でもない、25インチという不思議でジャストなサイズ
  • 細いベゼル
  • 10bit 10億7,000万色表示に対応
  • DisplayPortでデイジーチェーンが可能

非常にカンタンな組み立て

まずは組み立てです!

25インチという大きさなので身構えてしまいますが、数ステップで誰でも安全に組み立てられます。

まず箱のままディスプレイの背面のシートを広げ

 

続いて足をカチッと指し込みます。

 

最後に台座部分を差しこみ、底面のネジを締めるだけ!

 

あとは箱から起き上がらせれば完成!危ない部分がまったくなく、非常にカンタンです。

 

付属ケーブルはHDMI、Type-C to Type-C USB、ディスプレイポート、電源ケーブルです。

デザイン

デザインを見ていきましょう。

四隅のベゼル(額縁部分)は完全にフラットで、電源を入れない状態では1枚の板のように見えます。非常にスッキリとした見た目です。

 

フチ部分の拡大写真。端まで完全にフラットです。

 

横から見てもスマート。

 

背面は落ち着いたグレーで、メタリックな光沢があります。オフィスでたくさん並べても、落ち着いた印象になるでしょう。

 

ベゼル部分はおよそ7mm。少し離れるとほとんど意識に入らなくなり、広々とした没入感を感じます。

すばらしい色合い!

ディスプレイなので、最も大切なのは映像です。

U2520Dの解像度はQHD(2,560 x 1,440)。FULL HDよりも広く、4Kほど細かすぎない、25インチという大きさにベストマッチの解像度です。ほどよい高精細感が味わえます。

DELLのデジタルハイエンドシリーズは、クリエイティブ作業をするユーザーに特化され、全てのディスプレイを出荷前に完全に検査しています。なので、そのまま接続するだけで、最初から高品質で整った色合いを楽しむことができます。

 

10bit(10億7000万色)表示も備え、DCI-P3カバー率95 %(sRGBよりも約25 %多くの色空間)、sRGBカバー率99 %、Rec 709カバー率99 %も実現しています。映像も印刷物も、オールマイティに対応できます。

さらにDisplayHDR 400にまで対応しています。話題のHDR映像も表示可能。

 

U2520DにMacをつないでみました。

赤は派手ですがしっかりと階調を保っており、べったりとした感じはまったくありません。

 

グラデーションを映してみます。こちらも非常になめらかで美しい階調表現!Mac独特のガンマ値が生む、派手なのに落ち着いた色合いを、しっかりと再現しています。

 

IPSディスプレイなので上下左右のどの角度からもほぼ色バケせず、深い色合いです。

色の再現性については文句がまったくありません!よほどこだわりがない限り、買ってきてそのまま接続するだけで、十分に満足できる画質になるのではないでしょうか。

もちろん個人個人で色合いの好みが違います。色調整は細かくできるので問題ないでしょう。

スタンド機能も充実

スタンドは横回転(スイベル)、縦回転(ピボット)、上下の角度、上下の高さを変えられます。要は全方向に自由に設定できるということですね。

画面の角度、横回転は指一本でも可能なほど軽々。見やすい角度にピタッと止まります

 

高さはやや力を入れる必要があるものの、グイグイ押さえつけるほどではありません。こちらも、どの高さでもピタリと止まります。高さは約15cmほど変えられます。

 

縦回転は90度まで可能で、このような縦画面にしてしまうことができます。長いプログラムコードを打つ、縦型のデザインをたくさん作る場合などに、非常に見やすい。

端子は豊富

端子は

  • HDMI
  • ディスプレイポート(OUT)
  • ディスプレイポート(IN)
  • ディスプレイポート電源端子
  • オーディオアウト
  • USB 3.0 x3(背面x2、サイドx1)
  • USB 3.0 Type-C (サイド x1)

と豊富です。

おもしろいのはディスプレイポートにINとOUTがあること。つまり、複数のU2520Dをデイジーチェーンすることができるのです!

PCから1本のケーブルで複数のU2520Dに接続できるので、非常にスッキリします。また、ノートPCのようにディスプレイポートが1ポートしか無い場合でも、マルチディスプレイが実現できます

この撮影のあとに友人からもう一台のU2520Dを借り、デイジーチェーンしてみました。本当につなぐだけでパッと複数画面になり、むずかしい設定は不要でした。

最近はマルチ画面を使うことが普通です。ただ、複数のディスプレイはダラダラと大量のケーブルが発生してしまうのが悩みどころ。そういうときにも、デイジーチェーン機能はケーブルをうまく隠すことができ、すっきりとした配線になります。

 

また、サイドにUSB Type-Cポートがあり、信号線としてはもちろんですが、最大90Wの電源供給も可能。試してみましたが、MacBook Airでは起動時は「給電」しかできませんでした。スリープ時は「充電」できました。iPad Pro 11は「充電」しながら使えました。

ケーブルのせいかもしれませんが、パソコンを充電しながら使うのは苦しい電力かもしれません。

長く安心な保証

安心なのは保証。デジタルハイエンドシリーズは標準で3年という長い保証があり、さらに「プレミアムパネル保証 アドバンスト交換サービス」もついています。

プレミアムパネル保証というのは、なんと画面に一つでも輝点(常に点灯したままのドット)があれば、交換してくれるというもの。非常に気になる常時点灯ドットを完全に防げます。

ただし、常時消灯点(ドット抜け)については対象外とのこと。できれば、こちらも保証してほしいですよね。

 

また、交換品はなんと先出し!つまり先にDELLからディスプレイが来て、交換してから故障品を返せばいいのです!業務の影響が最小限です。

他社ではこちらから先に故障品を送り、結果が出たら交換してくれる、という流れが普通。そうすると、業務で毎日使っている場合は、ディスプレイが一時的になくなってしまうので、いつまでも交換ができません。

クリエイターの仕事をよく考えてある、すばらしい保証です。

WTS的まとめ

色合いは深みと鮮やかさがあり、すばらしい。動画編集、写真編集、デザインやCGクリエイティブなどなど、クリエイターでも満足できる画質です!

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