どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今年初めに購入した、音に注力しまくったスマホ「ZTE Axon 7」。
上下のスピーカー部分が穴だらけだったり、イマドキのシャープなスマホと比べるとマルっとした形だったり、iPhoneのような端正なデザインと比べるとかなり野暮ったい筐体で、「けっこう早く飽きて売るかもな・・・」なんて考えて使っていましたが・・・なじみました。完全に。
スマホとは思えないくっきり明瞭なサウンド、2Kの鮮明なディスプレイ、SnapDragon 820 + 4GBメモリによるヌルサクの快適さと、なんだかすっかり僕の中でグッドスマホ認定になってしまいました。
この半年の使用経験を書いてみます。
サウンドは超絶クリアだが縦置きだと立体感半減
Axon 7はサウンドを強化したスマホです。
前面に向けて設置した高品質スピーカーと、音源チップAK4490のコラボ。ついでにソフトウェアDolbyである”Dolby Atmos”も使っていて、サウンドはものすごい。ごく普通のスマホはもちろん、ちょっとしたオーディオプレーヤーなら完全に圧倒する音質です。
デザイン的にはどうかと思うけど、上下のスピーカーの穴だらけは明確に意義があります。
たいていのスマホやタブレットは側面に穴が開いていて、横に出る音を前で拾うような感じになりますが、Axon 7はほぼダイレクトに顔に向かってきます。スマホを横にするとちょうど両耳に向かって音が向かってくるので、広がり、立体感はハンパない。ヘッドホンレベルです。
Dolby Atmosもよく効いていて、この大きさにしてけっこう重低音もがんばってくれます。映画の爆発音、ロックやヘヴィメタルのズシズシと重いドラムもよく響く。
そらもちろんパワーアンプを通した5.1chと比べれば比べ物になりませんが、スマホで鳴っていると思えばビックリする人は多いと思う。
ただ、縦置きにすると急に立体感は落ちます。これは構造上しょうがないところ。片手で操作しながらYouTubeやSoundCloudなんかを聴いていると、普通のスマホとそんなに大差ないのが残念。
店頭で触る際にはぜひ横置きで試してほしいところ。
動作は快適
少し前のハイエンドだったSnapDragon 820と、ひと昔前のパソコンレベルである4GBメモリは快適そのもの。たいていのアプリはすぐ起動、ヌルサク動作です。
4GBメモリのおかげで2~30個ぐらいのアプリなら、立ち上げっぱなしでもぜんぜん平気。というか僕の使い方では、最大でも2.7GBぐらいしか使ったことがない。メモリ不足によるカクツキは皆無です。大容量ゲームでも全く平気。
温度ですが、グラフィックを多用するゲームをプレイすると、本体はじんわりと温かくなってきます。充電しながらプレイしているとけっこう熱いレベルまで上がるので低温ヤケドに要注意。
美麗な2Kディスプレイは満足度高い
Axon 7発売当時、5.5インチクラスではまだまだフルHD (1920×1080)が一般的でしたが、2560 x 1440ドット(WQHD)を搭載してきたのもビビッと来ました。
そんな小さな画面で解像度の違いが分かるのか?と思いますが、やっぱり詳細度がヒトケタ違う。髪の毛のディテールとか、文字のツルッと感とか、グラデーションのなめらかさとか、なんというか感性レベルで良さが染みてきます。
このような画像のサムネイルが面も、目を凝らすとキャベツの本数すら数えられそうに詳細。
フルHDでも全然キレイでしょ、と以前は思っていましたが、Axon 7に慣れてしまってから店頭でフルHD機をさわると「あれ?こんなにザラッとしてたっけ?」と感じてしまう。もうフルHDにすら戻れなくなった。慣れって怖い。
もちろんフルHDであっても、目を近づけて見てもドットを認識するのは難しいのですが、WQHDはめちゃくちゃ目を凝らしても認識できない。超細い線に見えるんです。印刷されたように。
電池持ちは十分。QC3.0は確かに速い
スタミナも十分です。
僕は(スマホでは)ゲームはほとんどやらず、コミュニケーションや音楽(Google Music)やビジネスアプリがメインですが、朝100%で夕方にはまだ65%ぐらい残っています。よほど使わないとバッテリーを心配することはありません。
さらにQuick Charge 3.0がすごい。
専用の充電器は必要になりますが、マジで速い。10%の赤い状態から30分も充電すれば、7~80%まで来ています。夜に充電を忘れても朝食を食べている間に1日分は充電できてしまう。
Axon 7にしてからバッテリーであせることがほぼなくなりました。(気にするのは出張時ぐらい)
カメラは青っぽくて細長い
カメラはちょっと微妙です。色合いは全体的に青っぽい感じ。あと、16:9の画面の比率そのままで撮影するので、かなり細長い写真になるのも個人的にイヤ。
画素は2000万でかなり高く、高精細ではありますが、ディテールがしっかり出ているかというとそうでもない。ノイズ修正のソフトウェアのせいなのか、細かいディテールがのっぺりしているときが多いですね。これはレンズとかエンジンによる部分。
あと、動画を撮っているときに被写体にピントがうまく合わない。顔の認識はするのですが、近寄ってくるときや遠ざかるときにピントがまったく追従せず、ボケまくります。遠ざかる子供を追うようにタッチしないといけない。これって普通?
まあ僕は普段からコンデジを持ち歩く人ですからそんなにカメラは使いませんが、できればもう少し高品質を求めたいところ。Axon 7は音質重視ですのでHuawei P10レベルは求めませんが、せめて色味はもう少しなんとかならないかと。
フラッシュはめちゃくちゃ明るいです。懐中電灯モードにすると寝ている子供が起きてしまうほどの明るさ。
ホームボタンが暗い場所で見づらい
使いづらいのがホームボタン。Axon 7は画面内ではなく、画面下部に物理的にホームボタンのタッチ部分があります。
反応は問題ないのですが、光らないのが難点。暗闇になると全く見えません。慣れれば押せますが、できれば光ってほしい。
指紋の反応は良好
指紋センサーは裏側にあります。この反応は良好。
センサーも良いし、CPUも速いので、本当に触れた瞬間に開くようなテンポでとても気持ちいい。指の角度もかなり柔軟です。横向きに当てたりしてもすぐに反応してくれる。
無料保険最高!
助かったのが保険。
ZTEはいまキャンペーンで、Axon 7の新品を購入すると2年の無料保険が付いてきます!注意したいのは購入後1か月以内に加入しなければならないところ。購入したら忘れずに、即手続きしておきたい。
これはちゃんとしたZTEのメーカー保証で、水没や落下の破損も含まれるフル保証タイプ。
で、実は、先月思いっきり水没させました。
胸ポケットに入れて手を洗っていたらツルっと洗面台の中に!水道水にザーザーと洗われ、あえなく無反応に。 普段は胸ポケットに入れることすらないのに、あわてるとダメですね・・・時間がないので急いだら思わぬダメージを食らいました。
放置して1日経ったら画面は映ったもののの、緑色のノイズが入りまくり、タッチが全く不能!画面がガクガクと勝手に動きまくって超怖い。
すぐにZTEに補償申請しました。
日曜日に申請したところ、水曜日にはもう代替機が到着!交換料金5,400円を代引きで支払い、みごと新品になりました!\( ‘ω’)/
初めて保険を使ったけど、本当に早くて助かった!!!
メーカーだからこその速さですね。量販店だとこうはいかないはず。ZTEを見直しました。
いままでスマホを壊したことがなかったので軽く考えていましたが、今回は心の底から保険の大切さを学びましたよ。高い機械を買うときは絶対に保険に入ろうと思いました。無料保険がなければ入らないところでした。感謝感謝です。
ところで、スマホって1日使えないだけでもものすごく不便ですね・・・知らずに依存している自分の生活も怖くなりました。
WTS的まとめ
こんな感じで半年が過ぎ、Axon 7(ひそかに2代目)は毎日いろいろ活躍中。手放せないスマホになってきました。価格はNTT-Xで52,798円、Amazon(マーケットプレイス)でも46,090円(ともに2017/7/21現在)と、あんまり値下がりしていません。それだけ人気なんでしょうね。定価は59,800円です。
ZTE無料保証が受けられるのは新品だけなので、買うなら絶対に新品での購入をお勧めしますよ!