どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
話題の2画面ノートPC「ASUS ZenBook Pro Duo (UX581GV)」を触る機会がありましたので、感触をお伝えしますよ!
キーボード上のサブディスプレイは、写真編集や動画編集にかなり効果がありそうな予感。
2画面ノートPC
ASUS ZenBook Pro Duoは見た目は普通のノートPCですが、メインディスプレイのほかに、キーボード上部に大型のサブディスプレイを備えます。
MacBook Proにも「タッチバー」という似た機構がありますが、こちらは1cmぐらいの細さで、わずかな情報やキーボードのキーを表示するものだけなのに対し、ASUS ZenBook Pro Duoは幅30cm、高さ10cmほどの、細長い完全なディスプレイです。
公式サイトによると、なんと14インチもあるそうです!
扱いとしてはUSBなどで接続したサブディスプレイと全く同じ。
メイン画面から下にウィンドウを下ろしてくると、そのままサブディスプレイに入ってきます。
Windowsには第2画面として認識され、解像度は「3840 x 1100ピクセル」。幅だけなら4Kレベルです。精密な表示が可能。
メインディスプレイは光沢液晶ですが、サブディスプレイは非光沢。
上下を見比べると質感の違いに違和感はあるものの、サブディスプレイは真上を向いているので、光沢にするとかなり反射して見えなくなってしまうでしょう。非光沢のおかげで、光が多い会場でも見づらさはそれほど感じませんでした。
サブディスプレイはタッチパネル操作も可能。
例えばこのように動画編集のコントロールパネルをサブに、メイン画面に映像を写せば、より大きく見ながら作業できます。
タッチなのでコントロールも直感的。
旅行の予約など、ブラウザの画面を何分割もして見比べたい場合もかなり便利そう!
ウィンドウを入れ替えずに、全体を見回すことができます。
オンラインゲームなどは、アイテムやマジックコマンドなどをサブディスプレイに分割しておけば、画面をジャマされずに、しかも指先タッチだけで起動できてしまいます!
これは便利。
2ボタンショートカットは片手ではきびしいときもありますが、タッチパネルになっていれば見やすい上に操作性も良さそうです。
パームレストは必須
キーボード上部がディスプレイで専有されているので、キーボードは全体的に下寄りになっています。そのため、キーボードを打つ際に手を置く場所がありません。
キーボードを少し打ってみましたが、ずっと手を浮かしているので肩や手首が疲れてきますし、指の力加減がうまくいきません。
パームレスト(手のひらを支えるクッションなど)は必須でしょう。
パームレストは木で決まり!FILCOのウッドパームレストが最高の使い心地だった
あと、タッチパッドも下ではなく右にあるので、慣れるまでかなり違和感があります。
ファンクションキーやカーソルキーも細くてちょっと使いづらく、キーボードを多用する作業はきびしいかもしれません。
写真編集も良さそう
今回はためせませんでしたが、写真編集にも威力を発揮しそうです。
Adobe Lightroomなら、フィルムストリップを下に出しておき、メインディスプレイに写真を大きく表示して編集できます。
効率があがりそうです。
メインディスプレイは有機EL採用で、色合いは深く、写真編集にもうってつけだなと感じました。
中身もハイスペック!ネックは価格か
ディスプレイだけに目が行きがちですが、中身も充実。
CPUは Core™ i7-9750H から Core™ i9-9980HK、メモリは標準で32GB、SSDは512GBもしくは1TB、グラフィックには最新のNVIDIA GeForce RTX 2060を搭載。
ノートとしてはハイエンドからウルトラハイエンドと位置づけられる構成です。
もちろん価格はそれなり。
- Core i9 UX581GV-9980は公式サイトで466,500円(税別)
- Core i7 UX581GV-9750は公式サイトで361,500円(税別)
即決で買えるような価格ではありませんね。
とはいえ、この2画面構成は使う人によってはかなり威力を発揮しそう。タッチパネルの精度も高く、「持ち歩くスタジオ」を考えているようなプロなら、試してみる価値はあります。
ASUS ZenBook Pro Duo公式サイトはこちらから
コメント