どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
スマホやタブレットの充電時間は、とても長く感じますよね。高速充電器を使ってもいまいち早くなりません。
そんなとき、USBケーブルを変えると少し早くなる可能性がありますよ。
実はUSBケーブルによって、内部を通る電流がまったく変わるのです。今日は激安ケーブルと高級ケーブルでどのくらい違うのかを確認しました。
比較したもの
比較したのは2本のケーブル。
1本はAmazon謹製のUSBケーブル。価格は500円ほど。いわゆるごく普通のケーブルです。どの会社でもだいたい同じものでしょう。
もう一本はモバイルバッテリーでも有名なAnker製。700円もする高級品。
真っ赤な編んだナイロンでケーブルが包まれていて非常にしなやか。高級ヘッドホンのケーブルのようです。キズにも強そう。
コネクタは金メッキされています。
計測器
次にUSBの電圧を計測する装置です。使用する装置はルートアール USB 簡易電圧・電流チェッカー 積算機能・VA。
USB充電器とスマホ(タブレット)の間に接続すると、通っている電圧・電流値や積算電力を測ってくれます。
充電器
お次は充電器。
電圧計測するのにヘボい充電器を使うわけには行きません。ハイパワーなものを使いましょう。Ankerの4ポート充電器 71AN3654WS-WAを用意。
PowerIQという技術が搭載されていまして、接続された機器に最適な、最大の電力を送ってくれます。2Aクラスの高出力のタブレットも余裕で充電できます。
4ポートありますので、旅行の時に持って行くと充電器が一つにまとまり、荷物が減ります。さらにコンセントも一つしか使いませんので、ホテルで取り合いになることもありません。(笑)
比較する!
ではさっそく比較!
充電される機械はLenovo Yoga Tablet 2。
用語の解説
- V・・・ボルト<電圧>
- A・・・アンペア<電流>
- mAh・・・ミリアンペア時<放電容量>
- VA・・・ボルトアンペア<皮相電力>
まず普通のケーブルの場合
5.11V、0.45Aとなっています。
つまり、たとえ充電器から1Aの電流を送っていたとしても0.45Aで頭打ちになってしまうわけですね。
最大 5.11V x 0.45A = 2.2995VA となります。
次にAnkerのケーブルの場合
機材は同じなのに5.23V、1.10Aまで一気にアップしました!
電流値(A)に関しては通常ケーブルに対し2倍以上となっています!
最大 5.23V x 1.10A = 5.753VA となります。
つまり単純に比較すると、機器に充電される効率は2.5倍近い差が出てくるわけです。
充電時間が8時間だとすると、いきなり4時間に短縮されるわけではないですが、それに近い時間差が生まれると予想されます。
充電時間計測は失敗!
で、この時間を図ろうといろいろやってみたんですが、失敗続きでいまのところ計測できてません!ごめんなさい!
満タンになった時間が計測できる機器がないかなぁ・・・
ずっと見ているわけにもいかないし、画面が見えないからカメラで撮るわけにもいかないし・・・だれかいい方法教えてください。
いちおうご注意
今回の電流、電圧などの計算については、ぼくも完璧にわかっているわけではありません。もし間違いなどがありましたらコメントで教えて下さい。m(_ _)m
WTS的まとめ
ケーブルでここまで差が生まれるとは思いもよりませんでした。素直に驚きです。スマホやタブレットをしょっちゅう充電をしている人は、このケーブルに変えてみると意外に時間短縮になるかもしれませんよ!