Amazon Fireの3サイズを比較してみた!読みやすさやバランスは?使用レビュー!

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

Amazonの低価格&高性能なタブレット「Fire タブレット (ファイヤータブレット)」には大きく3つのサイズがあります。

Fire HD 10Fire HD 8Fire 7
Fire HD 10 タブレット - 10インチHD ディスプレイ 32GB ブラック (2023年発売)Fire HD 8 タブレット - 8インチHD ディスプレイ 32GB ブラック (2022年発売)Fire 7 タブレット - 7インチディスプレイ 16GB (2022年発売) マンガを持ち歩く方に
10.1インチ
HDディスプレイ
8インチ
HDディスプレイ
7インチディスプレイ

OSはすべて同じで、AndroidベースのAmazonオリジナルOS「Fire OS」というものを搭載しており、アプリは同じものが動きますが、容量やメモリサイズ、ディスプレイの性能が細かく違います。

今日は3種類を全部買ってきました!ちなみにすべて純正のカバーを付けています。

さっそく実際の使い勝手や性能などを比較レビューしていきたいと思います!

大きさ

まずは大きさ。

商品名に入っている数字がそのままディスプレイのインチ数となっています。わかりやすいですね。

Fire HD 10 Fire HD 8 Fire 7
10インチ 8インチ 7インチ

重ねてみました。

7インチ、8インチは一回り程度違うのみですが、10インチになるとぐっと大きくなりますね。

 

持ってみます。

まずはFire 7これはまさに「手帳サイズ」。

スマホをちょっと大きくした程度で、重量も軽く、いつでも持ち歩けるコンパクトさです。女性用の小さめのカバンに入れるなら、まずはここから考えてもいいですね。

 

次にFire HD 8A5ノートという感じです。

Fire 7と1インチしか違わないのですが、モノとしての大きさはけっこう大きく感じます。それでもカバンに入れるなら十分小さく、大きすぎるということはありません。

 

そして最大のFire HD 10

他の2モデルに比べ明らかに大きいです。A4ノートほどの大きさだと感じます。重さもありますので、どちらかと言えば家の中の据え置き型だなと感じます。

とは言っても重量は本体のみで500g。パソコンほど重くありません。

 

逆に、厚さはほとんど変わりません。ケースを外しても同じぐらいです。

画面のサイズ比較

画面のサイズと見やすさを比較してみましょう。

まずはそれぞれの正確な大きさと解像度です。大きさだけではなく、解像度(きめ細かさ)もかなり違っているのがわかります。

解像度は「ppi」という単位が大きくなればなるほど、きめ細かくなり、繊細な絵が表示できるようになります。

Fire 7 Fire HD 8 Fire HD 10
インチ数 7インチ 8インチ HD 10.1インチ HD
解像度 1024 x 600
(171ppi)
1280 x 800
(189ppi)
1920 x 1200
(224ppi)

 

Kindleストアとマンガで画面の大きさを比較してみましょう。3サイズでみられる広さが全然違いますね!

 

Fire 7は小ささ、そして解像度が低めということもあり、一度に表示される本が少なめ。いろいろ眺めて選びたい、というとき、スクロールが多くなりがちです。

 

Fire HD 8は1インチ大きいですが、表示される個数はかわりませんね。とはいえ、解像度が上がるので表紙はより鮮やかで、緻密(ちみつ)です。

 

Fire HD 10は全く違う広さ。表示される個数も、そして密度感も他の2台を圧倒しています。やっぱり広いほうがいいよね!と思ってしまいますね。

マンガの読みやすさは?

実際に読み比べてみます

ここでもサイズ通り、解像度通りの明確な差が出ています。

 

Fire 7は小さく解像度が低いので、小さい文字は本気で小さく、ルビは数ミリというレベル。しかも少しボヤケたような文字になり、拡大しないとキビシイです。

特に老眼が入ってくる年齢になると(僕はまだですよ!・・・もうすぐでしょうけど)、まず一目では読めないでしょう。母親(60代)に見せましたが、「目を凝らしても読めない文字がある」ということでした。

人差し指と比較してみました。拡大しないとかなり小さいです。(写真クリックで拡大できます)

Fire 7。マンガの文字はかなりくるしい

読むためには拡大←→縮小の往復、スクロールがひんぱんになり、いまいちスマートに読めません。マンガの持つスピード感、迫力は”けっこう削られる”感が否めません。

小説などのKindle本は文字の大きさを変えられるので、マンガほどは苦労はありませんでした。

 

Fire HD 8は解像度が高いので、小さな文字も比較的クッキリとしています。拡大なく読めるページが多いですね。

片手で持てるし、大きさも適度で、ごろ寝をしながら読むならベストな機種です。

 

Fire HD 10見開きで読めてしまうほどの大きさ、きめ細かさがすばらしい!

1ページだけの表示なら紙の本よりも大きく、大判の雑誌を眺めている感じになります。

Fire 10なら見開きでも読める

小さな文字もクッキリと表示され、そもそもそんなに小さくありません。母親でも「読みやすいね」と言うほどです。

ただ、片手でずっと持っているとやはり重い。ごろ寝で見るときも腕にずっと力をいれていなければならず、どこを持てばラクかなぁ、と常に考えてしまいます。

アプリの速度など

アプリの起動速度、使い勝手にもけっこう違いがあります。

CPUとメモリの詳細です。すべて手持ちのタブレットでGeekBenchアプリにて参照しました。

Fire 7Fire HD 8は表示上はどちらも「1.3GHz クアッドコア」ですが、CPUの型番が違い、Fire HD 8のほうが少し高速なモデルです。(※下記は記事執筆当時のものです)

Fire 7 Fire HD 8 Fire HD 10
CPU MediaTek MT8127 1.3GHz
クアッドコア
MediaTek MT8163V 1.3GHz
クアッドコア
MediaTek MT8173
1.8GHz(x2) + 1.4GHz(x2)
クアッドコア
メモリ 1GB 1.5GB 2GB

 

Fire 7のアプリの起動は、タップすると一呼吸おいてから起動する感じです。データが多いゲームは「けっこう待つな・・・」と感じることも。とはいえ、5,980円という価格ではここで限界、むしろ価格と比較すれば十分な水準といえます。

起動してしまえば特に遅さは感じませんが、日ごろハイパフォーマンスなスマホを使っている人は、Fire 7以上のモデルを選んだほうがいいでしょう。

 

Fire HD 8価格と性能のバランスがいいですね。どのアプリも遅さは感じません。

データが多いゲームはちょっと起動に時間がかかる時がありますが、ほとんどのアプリがスッと起動します。しっかりとど真ん中のモデルです。迷うならこれでしょう。

 

Fire HD 10かなりパワフルです。どのアプリもサクサクと起動し、もたつく場面はほとんどありません。

高速な1.8GHz コアが2基、省電力な1.4GHz コアが2基のクアッドコアという、高い性能のCPUを搭載。大画面のFULL HDでもグイグイと動かします。満足できるスピードです。

アプリ、動画、あらゆる場面でひっかかりのないスムーズな体験です。

 

速度に関してはFire HD 10がやはり満足度が高いです。

もし高性能ゲームをプレイしたいと考えているのなら、Fire HD 10長い目で見て後悔しないと思います。他の2機種に比べて余裕が全く違います。

ただ、画面が大きすぎて操作が大きくなり、手が疲れる(笑)という弊害もあるにはあります。

WTS的まとめ

ほかにもいろいろ違う部分があるので、気づいたことを随時追記していこうと思います!

「ここを知りたい!」「ここを比べて!」というときは、いつでも下のコメント欄にどうぞ!

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