先日のリンクシェアフェア2014レビュー続きです。
ディスプレイがどんどん高解像度化しています。4K液晶が標準になる日もそんなに遠くではない感じです。リンクシェアフェアではDELL、パソコン工房が4K液晶の実演を行っていました。
DELLは業界最安4K P2815Q、パソコン工房ではAsusの4K PB287Qです。どちらも解像度は3,840 x 2,160ピクセル。
実際に見た感じをお伝えします。
DELL P2815Q
TN液晶を採用することで「10万円以上は普通」だった4K業界に、6万円前後という価格で入り込んできたDELLのP2815Q。
公式サイトでは59,979円という非常にお手頃な価格が提示されています。多分4K液晶では最安でしょう。(14年7月1日現在)
さて実際の見た目は・・・
全体的に色は締まって見えます。掲示板などではいろいろ言われていますが、以前のTNのようなボケた感じはほとんど感じられません。とはいえ、IPSと比べてしまうと多少色が浅い感じ。
表面はテカテカではない、さらっとしたノングレアタイプ。スポットライトが多数ある会場でも視認性は十分に高いです。
デモで流れていた写真がどうも3000ピクセル以下ではないかと思うのですが、映像はちょっと迫力不足でした。ただ、途中で水滴が流れるような映像があるのですが、本当にディスプレイに水が付いているのかと勘違いしました。しっかりした高解像度の映像なら十分に力をを発揮しそう。
この機種のポイントはとにかく価格。少しでも安く4K(3K液晶)を試してみたい!というときにはこれ一択でしょう。
DELL公式ページはこちら>デル-個人のお客様ページ
Asus PB287Q
パソコン工房のブースではAsusの4K PB287Qにいろいろな映像を流していました。
フクロウやミミズクが飛ぶ映像では羽の一枚一枚、瞳の微妙な色合いなど本当にきれいに表示されていました。またすばやく羽ばたく場面でも変なゴーストや残像が見えることもありません。
非常にビシッと表示されています。
店員さんに無理やりたのんでゲーム画面を表示してもらいました。まだ発売前のFPSです。
これがすごい!見てくださいこのトラック。僕の指1本のサイズにこの細かさですよ!もう景色がハンパない!現場の窓から見ているような非常に細かくリアルな映像です。ゲームには最適だこれ。
こちらも表面はテカリのないノングレアタイプ。P2815Q同様映り込みはほとんど気になりません。
Amazonで69,800円とDELLよりは多少高い機種ですが、安い部類です。
Windowsの対応待ち
4Kの一番の問題はWindowsの対応が追いついていないことです。
Macではだいぶ前からRetinaが登場し、高解像度でもキレイに、普通に読める大きさで文字を表示しますが、Windowsではピクセル数と等倍にしか表示できません。
どういうことかというと、Excelを表示するとわかります。
文字が豆粒のような大きさに!
ちなみに指は人差し指です。
どれだけ小さいか分かりますでしょうか。ぱっと見マウスカーソルがどこにあるのかもわかりません(笑)。現状Windowsで4Kは、映像やゲームのみに使用するのが賢明でしょう。
文字主体の作業は目に悪いです。
WTS的まとめ
7万円を切る3K液晶、4K液晶がぞくぞく登場しています。超高解像度のディスプレイ戦争がいよいよ幕を開けそうですね。