インターネット経由でプリンターにデータを送信できる、Google Cloud Pirnt(グーグル クラウド プリント)ってご存じですか?
以前は高額な複合機にしか搭載されていなかったこの機能。最近は8,000円前後の安いインクジェットプリンターにも、搭載されている機種が増え始めています。
例えばこういう↓機種。
いつも同じ宛先に送っているFAX。事業所間や業者宛とか、そういうFAXをGoogleクラウドプリントに置き換えれば通信料(電話代)がタダになりますよ!しかもカラーで鮮明!
ブラザーの場合
僕はブラザーのDCP-J957N-Bを愛用しています(今は廃盤 最新型はDCP-J963N-W)。スキャナも付いた複合機で、無線LANにも対応。そしてGoogleクラウドプリントにも対応しています!
クラウドプリントの設定方法は、ブラザーのホームページにマニュアルがありますので、詳しくはそちらをご覧ください。僕がたどった一通りの手順を書いてみます。
ちなみにGoogleアカウントがないとクラウドプリントは使用できません。登録作業をする前にGoogleへログインしておいたほうがスムーズです。もしアカウントがなかったら新規登録しておいてください。
まずプリンターに、ブラウザからアクセスします。ブラウザのURL欄にプリンターのIPアドレスを入力。IPアドレスはプリンターの設定画面などでわかります。
すると次のような画面に入ります。
「Googleクラウドプリント」の項目をクリック。
クラウドプリントの設定画面になります。「有効」になっているのを確認。
その後「登録」ボタンを押します。
次の画面で「Google」のボタンを押します。
Googleの画面に移動し、プリンター登録の画面になります。
「プリンタ登録を完了」をクリック。
問題なく登録されると、「準備ができました」という表示に変わります。
クラウドプリントの一覧表にプリンターが加わりました!
使ってみる
クラウドプリントはGoogle Chromeから行えます。
またWindowsの場合、こちらのGoogleクラウドプリントドライバーをインストールすると、普通のプリンターのように使用できます。(Windows 7、Windows 10で使用できました。またChromeもインストールする必要があります。
MacやAndroidの対応アプリは、こちらで一覧になっています。
使い方はカンタン。
Chromeの「印刷」で試してみます。
通常に印刷をかけると、クラウドプリントの部分に、追加したプリンターがありますので選択。そして印刷を押せばプリンターから印刷されます。
一度設定すれば何もむずかしいことはありません。
しかし、他のプリンター(USB、LAN接続)と大きく違うのは、プリンターがどこにあっても良いということ。
つまり、他の拠点や、業者の会社、はたまた友達の家など、クラウドプリントに登録さえできれば、距離を問わず、どこからでも印刷できてしまうのです!
これはFAXと完全に置き換えられる可能性があります。毎日たくさん送っているFAXがあったら、クラウドプリントを考えてみてもいいでしょう。うまくぃけば電話代をゼロにできます。
ブラザーDCP-J957Nは優秀
ちなみに愛用しているDCP-J957N(最新機種はDCP-J963N)は、今まで使ったプリンターの中でトップレベルの使いやすさです。12,000円ぐらいで買えるのに、ADF(自動紙送り装置)まで付いていて、10枚のコピーとかを自動でやってくれます。
しかもですよ!エプソンとかキヤノンのプリンターに比べ、インクが安い!しかも長く使える!
キヤノンが2回取り替えている間に、プラザーは1本でまだ印刷できるほどです。まあちょっと誇張を含みますが、そのぐらいは印刷している感覚。
写真の印刷品質は中程度ですが、ビジネス文書ならまったく問題なしです。これからクラウドプリントを考えているならおすすめ。
WTS的まとめ
完全な遠隔地へプリントできる、といういままでにはなかった使い方ができます。個人用途だけではなく、ビジネスでもかなり使えそうですよ!