PC修理やSSDの消去するときに、M.2 SSDをひんぱんに抜き差しするときがあります。
USBで接続できる機器もありますが、たとえばセキュアイレースをかける場合にはどうしてもマザーへの直結が必要になります。
そんなとき、このPCIeボードがあれば便利!・・・かも。
なんとPCIeポートに”垂直”に挿すボードです。抜き差しカンタン!
カードの外観
カードはPCIe x4接続。2230〜2280までのM.2 SSDを1枚搭載することができます。
簡単な作りですが、放熱のグリッドを描いてあるなど、仕事は丁寧。
細いカードに見えますが、コネクタはx1ではなくx4接続なので注意が必要です。x1スロットには入りません。x4または、より大きなx8やx16スロットには挿すことができます。
Amazonの情報には「PCIe 1.0〜3.0まで対応」と書いてありますが、筆者の環境ではPCIe 5.0でも4.0でも問題なく認識しました。
M.2を取り付けてみる
SSDはマザーに取り付けるのと同じ要領で取り付けをします。
後ろ側のネジはある程度ゆるめてナナメにすると、完全に外さなくても取り付けられます。連続して交換するなら外さない方がカンタン。
PCへの取り付け
そしておもしろいPCへの「垂直取り付け」。
先端の切り欠きを合わせ、そのまま押し込むだけ!
取り付るとこんな感じになります。
どこにも固定されていないので、衝撃や振動には弱いです。
スリム型PCでは完全にケースからはみ出します。「この状態で常用しよう」と考える人はあまりいないとは思いますが、明らかに危険です。
タワー筐体なら内部に収まるとは思いますが、移動させたりして衝撃や振動すると、端子がゆるむ可能性があります。ゆるんだまま電源を入れるとショートする危険性もあります。
いずれにしろ、このままで常用するような物ではなく、応急的な作業ツールだと考えた方がいいでしょう。
OSを起動すると、ごく普通にディスクとして認識しました。
BIOS(UEFI)からももちろん認識できるので、対応しているマザーならセキュアイレースも可能ですし、PCIeブートに対応していれば起動ディスクとしても利用可能です。
PCIe直結の利点としては、OSのインストールができる、セキュアイレースができるほか、そもそもUSBよりはるかに高速転送ができますので、クローンディスク作成やバックアップ作成の時間短縮にも有用です。
PC引っ越し用ツールとしても役立ちます。
WTS的まとめ
PC修理やOSインストールでM.2 SSDを何度も抜き差しするとき、このカードはかなり便利です!
USBとは違いPCIe直結となるため、より細かな機能や、特殊な機能を使うことができます。OSのインストールも可能。
PCの修理作業が多い人は1枚持っていると便利かも!?
コメント