WCAG 2.0とはそもそも何を定めているのか? [ウェブデザイン技能検定]

ウェブデザイン技能検定対策勉強中の太田アベル(@LandscapeSketch)です。

今日は2級試験で出る可能性の高い、WCAG 2.0についての解説です。

WCAG 2.0

正式名称  Web Content Accessibility Guidelines
(ウェブコンテンツにおけるアクセスビリティのガイドライン)

公式解説ページ: Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

 

ウェブコンテンツは「だれでも」可能な限り正確に読めるようにしなければなりません。この「だれでも」には、たとえば目の不自由な方、耳の不自由な方なども含まれます

ということは、画像だけで説明しているページ、音だけで説明しているページはアクセスビリティに問題があるということですね。

そのようなコンテンツを「非テキストコンテンツ」と定義しています。(1.1.1)

 

解説画像を載せるなら、どんな画像なのか、画像で何を説明してるかを付記するのが望ましいと言えます。たとえばHTMLのimgタグには「alt」属性があります。ここは最低限、画像が何を表示しているかを正確に入力することが求められています。

レベルA~AAA

WCAG 2.0の解説を見ると、レベルA~AAAが記載されています。これは適合要件度です。Aが最低限の要件、AAAが最高の要件となっています。

たとえば音声のみ及び映像のみのコンテンツはレベルAとなります。そのようなコンテンツは、最低限中身と同等のテキスト解説、キャプション、代替の解説が必要となります。

 

最高のAAAは、たとえば「すべてのコンテンツに関して手話が用意されている」など高度な要件となります。

全てのページに手話を用意するとなると、サイトを作るにあたって多大な労力がかかります。耳が不自由な方に向けてのサイト以外では大きな負担となります。もちろん耳が不自由な方々は大変助かるページとなるでしょう。

このようなコンテンツがレベルAAAとなっています。

 

他にも細かな定めがあります。

WCAG 2.0を可能な限りサイトに盛り込むことで、より幅広いユーザーに見てもらえることにもつながりますね。

 

今日のうまい語呂合わせは・・・思いつきませんでした。丸暗記でいきましょう。(;´∀`)

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