音質はそのままにBluetooth化!使いやすさがパワーアップしたイヤフォンVASA BLÅ レビュー

先日試供品でいただいたSudioのVASAをかなり愛用しています。どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。(VASAについてのレビューはこちら

最近、このVASAがなんとBluetoothで無線化!VASA BLÅという名前になって新発売です。

Sudioより試供品をいただきましたので、さっそく使い勝手をレビューしていこうと思います。

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コードだけがコンパクトに

今回のカラーはホワイト+ピンクゴールド。清潔感のある明るいホワイトです。明るいとはいっても青白い明るさではなく、クリーミーでマットな白でやわらかな印象。

前回のブラック+ゴールドよりかなり女性的な印象です。

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イヤホン部分の形はVASAをそのまま踏襲。
イヤホンボディは金属の削り出しで手に軽く重量を感じます。
ホワイトとピンクゴールドの輝きがとてもおしゃれで高級感あり。

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セット内容。革製の収納ポーチも付属。

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コード部分はVASAと比べだいぶ短くなり、操作スイッチとバッテリーがついています。

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バッテリー部分にマイクロUSBポートがあり、ここで充電を行います。

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使い勝手

使い方は非常にカンタン!
わかりやすいクイックスタートガイドが付いていますから、マニュアルを読みたくない人にもうれしい。

Sudio VASA BLA Review 004

 

操作スイッチの中央のボタンを五秒長押しすると、ランプが青→赤の点滅になります。この状態にしてからスマホやパソコンからBluetoothデバイスを検索すると、VASA BLAが表示されます。そのままペアリングすれば完了。

以降は接続機器とVASA BLAのスイッチを入れるだけで自動で接続されます。サッと取り出し、コネクタに接続せずに聴けるのはやはり便利!

混雑した電車内や手元が暗い場所などでピンジャックの穴を探のは、手をゴソゴソ動かすことになり気を遣います。その点BLAならスイッチオンで接続されますから非常にスマートです。

操作感

操作スイッチは曲の送り戻し、スタート、ストップなどが可能。スイッチは押しやすい。

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またスマホが対応していれば電話の着信も可能です。

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音質

音質は有線のタイプとまったく変わらず。精細度もよく、サポートレンジも幅広い。温かみのあるほんわかした音づくりも同じです。

同じメーカーでもBluetoothになったとたんに別モノのような音に変わってしまうものもありますが、VASA BLAは聴き比べても明確な違いはありません。 その点でBluetooth化は成功している、と言えるでしょう。

 

音質や特性もほぼ同じなので、前回の繰り返しになってしまいますが、低音から中音をやや強く出してきます。

とはいえ高級機らしくサポートレンジは広いので、ヴァイオリンやピッコロ、ソプラノの歌声なども尻切れにならずにしっかり伸ばし切ってくれます。

イコライザを使うときは低音を抑え目に、高音を強めに調整すると良いです。ぼくがいいなと思える設定はこちら。(Google Playでのイコライザ設定)

VASA BLA イコライザ

 

特にバスブーストのような低音を強調するような設定は要注意。ブーストをかけすぎると、急に低音ばかりのドワドワゴーゴーする音になってしまい、VASA BLAの旨味がぶっ飛びます

ヘヴィメタルやアクション映画なら低音強調でしょ!と考えがちですが、バスブーストが強いと状況を問わずドワドワと空気を含んだような大味な音になります。あくまで中音から高音重視の設定をお勧め。

とにかく低音ドンドンがほしい!という人は他のヘッドホンを考えたほうがいいと思います。

線のスレ音が改善

前回のレビューでは「ケーブルのスレ音が気になる」と書いていました。太いフラットケーブルなので、ケーブルがスレるとゴゴッという音がして、歩きながら聴く場合に気になりました。

BlueToothのBLAではこの点が完全に改善!

なんといっても耳から耳までの長さしかなく、機器に接続する必要もないので擦れ合う部分がないんですね。非常にうれしい改善点です。

John Fruscianteの曲を再認識

ちなみに音に関してですが、 John Fruscianteの曲たちちょっと驚くほどのマッチ具合だったのでご報告します。

Johnの曲はアート色が強いのに、モニターヘッドホンでは精細すぎて実は固い音になっていました。それをVASAはかなりイイカンジでラッピング。例の温かみのある音がJohnのアートな音にピッタリだったんですよこれが。別の曲みたいに聴こえました。

特にShadows Collide With Peopleの”This Cold”を例に取ってみますと、冒頭のハツラツとした速いドラムパートをカラッと鳴らしたあと、うねるように入るJohnのギターを、導くように鳴らし始める感じがたまりません。これぜひ試してほしい。

ついで”Carvel”。冒頭の謎のボコボコ音からメインフレーズに入る時の、Johnの息を吸う音とわずかなシンバルのタイミング音がすぐ近くに聞こえます。曲全体を包むノイジーなギターの音とJohnのヴォイスが、ヤバい温かみ。

Johnは生きるアートだったと、もう一度気づかされてしまった。モニターヘッドホンではちょっと違った感触になっていたんです。

ぼくの耳が(歳を経て ;^^)変わったのか、VASA BLAの音がちょうどマッチしたのか、これはどちらにも要因がありそうですが、とにかく肉声ベタベタの曲はVASAが上手い

さらに “RATM”

長いついでに書いてしまうと、”肉声ベタベタの曲”といえばなつかしの”Rage Against The Machine”。
(友人に聴かせてもらったこいつらの曲で、ぼくの人生観は激変したと言っても過言ではありません)

これも合う!

図太い筋肉質なTom Morelloのギターがモリモリと出てくるのに、Zackの鼻息荒いラップがキレイに両立してグイグイ迫ってきます。いやいやMixの良さだろ!というツッコミはまあ軽く頷いておきます。

そしてこの”肉感”みたいなものをやっぱりVASAはうまく鳴らしてくるんですよね。

Zackのノドの動きと汗のしずくが想像できちゃんですよ。カリカリと弾くようなTake The Power Backのギターリフなんかも聴きどころです。熱っぽく聴こえる。

電子編集が少ない肉声の曲をぜひ試してほしい。

WTS的まとめ

BlueTooth対応で長い線の取り回しや、先のスレ音が無くなったのも非常に良い点ですね!

正当な進化でさらに使いやすくなりました。VASA購入を考えているのなら、BLÅ のほうを強くおすすめしておきます。